チャイコフスキー(1840-1893)

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CD 輸入盤

Sym.6: Ormandy / Philadelphia.o

チャイコフスキー(1840-1893)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
CD87822
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD

ユーザーレビュー

総合評価

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 我が国には音楽作品や演奏者の所属国に関...

投稿日:2010/12/29 (水)

 我が国には音楽作品や演奏者の所属国に関して抜きがたい偏見が底流として根強く流れている。曰く、ドイツ音楽=音楽のあるべき姿を最も高く体現し深い精神性を持っている。フランス音楽=エレガントな感覚感性にこだわり、人生の真実には斜めに構えた音楽。アメリカ音楽=資金力に基づいた力まかせの、ノー天気音楽。アメリカ人には音楽の深い精神性は理解できない。等々。しかし、表面的にはそういうニューアンスを感じさせる面もあるかもしれないが、これら、基本的な所には何の根拠もない憶見でしかない。  音はきれいがあっけらかんでノー天気な音楽。精神的?な音楽には不向き。オーマンディはいつもこんな風に言われることが多かった。思えば50年ぐらい前、音楽に目覚めたのは1000円の25cm盤のオーマンディの「運命交響曲」。夢中になって聞いたものだ。しかし、レコード批評などいつも、深みがないとして碌な評価しかされておらず、それで何か満たされない気持ちがつきまとった。しかし、当時一番評価の高かったベームの「運命」を初めて聞いてがっくり、泥臭くてダルな駄作でもベルリンやウイーンの楽団でドイツ系人がやれば良いと言ってもらえるものと呆れたものである。そして、フルベンの人気が高く、オーマンディはフルベンから見れば見世物の大道芸人でしかないような扱われ方したものだ。しかし、考えてみれば、オーマンディの「運命」は濁らない音でひたむきに瑞々しく若々しい「運命」であった。フルベンの安っぽい苦悶の表情が過剰に演じられる「運命」など語るもおぞましい。オーマンディ様、長らく大変失礼しておりました。  このオーマンディの「悲愴」はこのようなオーマンディの価値を再確認させてくれるものであった。確かに音は明るい、というより響きに濁りもたゆみも過剰な表情付けもなくたたただ美しい響きである。そこにはオーヴァーな身振りはもちろんないし、また安っぽいきれいだけの歌もない。音楽をして音楽を語らせるだけで美しい音楽が流れる。そういう演奏であろう。「悲愴」という題名にこだわる人はフルベンやカラヤンのくさい芝居を選べばよいだろうが、当方は真っ平御免、ここでは「明るく澄んだ悲しさ」とでも言うべき稀有なものにさりげなく出会えるのだ。ムラヴィンスキーもマルティノンもミンシュもオーマンディに比べればちょっと過剰でくどい。オーマンディのベートヴェンやモーッアルト、ブラームスなどももっと、それもXRCDなどの高音質CDで出して欲しいものだ。ソニーは音楽性が貧弱だし、高音質可技術が弱いから。オーマンディやカサドジュ、セルなどの名品の多くがお蔵入りになっていたり、音今一のCDしか出されてないのは残念。

タテキ32 さん | 大阪府 | 不明

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オーマンディ/PDPOの演奏だから云々という...

投稿日:2008/10/03 (金)

オーマンディ/PDPOの演奏だから云々という・・・どうしてもそういう先入観で聴いてしまいます。確かにノーテンキな演奏面が強調される向きもあり音色が明るいところは否定出来ませんが決して盤の名誉を落すものではなく音楽そのものを再現する作業に徹した結果やヽ事務処理的な「臭い」を残してしまっているのはオーマンディの特質と割り切ればその「音楽そのもの」は充分納得させられるようです。周知のオケ技術だし、録音も少し人為さが気にはなりますが「悲愴」のボリュームだけは味わえます。

一人のクラシックオールドファン さん | 芦屋 | 不明

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オーマンディ/PDPOの演奏だから云々という...

投稿日:2008/10/03 (金)

オーマンディ/PDPOの演奏だから云々という・・・どうしてもそういう先入観で聴いてしまいます。確かにノーテンキな演奏面が強調される向きもあり音色が明るいところは否定出来ませんが決して盤の名誉を落すものではなく音楽そのものを再現する作業に徹した結果やヽ事務処理的な「臭い」を残してしまっているのはオーマンディの特質と割り切ればその「音楽そのもの」は充分納得させられるようです。周知のオケ技術だし、録音も少し人為さが気にはなりますが「悲愴」のボリュームだけは味わえます。

一人のクラシックオールドファン さん | 芦屋 | 不明

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チャイコフスキー(1840-1893)

1840年:ロシアのウラル地方ヴォトキンスクで鉱山技師の次男として誕生。 1859年:法務省に勤務。 1861年:アントン・ルービンシュタインが設立した音楽教室(1962年にペテルブルク音楽院となる)に入学。 1863年:法務省を退職。 1866年:交響曲第1番『冬の日の幻想』初演。初のオペラ「地方長官」を完成。 1875年:ピア

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