チャイコフスキー：ヴァイオリン協奏曲（ジュスキント指揮）、コルンゴルト：ヴァイオリン協奏曲（ウォーレンスタイン指揮）、他　ハイフェッツ

グレート・ヴァイオリニスト・シリーズ
ハイフェッツ／チャイコフスキー、コニュス、コルンゴルト：ヴァイオリン協奏曲

最近、随分手掛ける人が多くなってきた「忘れられたロマン派」コルンゴルトのヴァイオリン協奏曲ですが、この曲を熱心に演奏していたのがハイフェッツであることをご存知の方も多いことでしょう。ハリウッドの雰囲気を漂わせた重厚な音楽ですが、初演当時は大変評判が悪く、評論家からは「時代錯誤」とさんざんにこき下ろされたにも拘わらず、ハイフェッツは演奏をやめませんでした。一時期は忘れられそうになったものの、ハイフェッツ生誕100年記念の時に復刻音源が見直され、人気が再燃したのです。知的で高貴な演奏を今一度。（ナクソス）

【収録情報】
・チャイコフスキー：ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
　ヤッシャ・ハイフェッツ（ヴァイオリン）
　フィルハーモニア管弦楽団
　ヴァルター・ジュスキント（指揮）

　録音時期：1950年7月19-20日
　録音場所：ロンドン、EMIアビー・ロード第1スタジオ

・コニュス：ヴァイオリン協奏曲ホ短調
　ヤッシャ・ハイフェッツ（ヴァイオリン）
　RCAビクター交響楽団
　アイズラー・ソロモン（指揮）

　録音時期：1952年12月3日
　録音場所：ハリウッド、ユナイテッド・アーティスツ・スタジオ

・サラサーテ：ツィゴイネルワイゼン Op.20-1
　ヤッシャ・ハイフェッツ（ヴァイオリン）
　RCAビクター交響楽団
　ウィリアム・スタインバーグ（指揮）

　録音時期：1951年6月16日
　録音場所：ハリウッド、サウンド・ステージ9

・コルンゴルト：ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
　ヤッシャ・ハイフェッツ（ヴァイオリン）
　ロサンジェルス・フィルハーモニー管弦楽団
　アルフレッド・ウォーレンスタイン（指揮）

　録音時期：1953年1月10日
　録音場所：ハリウッド、サウンド・ステージ9

　録音方式：モノラル（セッション）
　マーク・オーバート＝ソーン復刻