スタンフォード:歌劇『旅の道連れ』
ダブリンで生まれ英国で活躍した作曲家、スタンフォードの最後の傑作オペラ『旅の道連れ』世界初録音の登場です。王立音楽大学の創設メンバーであり、生涯作曲科で教鞭を執ると同時に、ケンブリッジ大学でもホルストやヴォーン・ウィリアムズを育て英国音楽界に貢献したスタンフォード。彼はオペラにも情熱を注ぎ、亡くなる直前まで「イギリスに国立のオペラ・ハウスを作るべき」と提唱し続け、自らもオペラの作曲を続けていました。若いころにドイツに留学、ブラームスやワーグナーなどロマン派の影響を受けており、この『旅の道連れ』でようやく、自身の納得のいくオーケストレーションが完成したとされています。アンデルセンの童話を原作とし、ヘンリー・ニューボルトが書き上げた素晴らしい台本を用いたこの作品、わらしべ長者のような展開と、姫の3つのなぞかけをモティーフにした摩訶不思議な世界が描かれています。(輸入元情報)
【収録情報】
● スタンフォード:歌劇『旅の道連れ』全曲
ジョン(ヨハンネス)…デイヴィッド・ホートン(テノール)
旅の道連れの男…ジュリアン・ヴァン・メレールツ(バリトン)
姫…ケイト・ヴァレンタイン(ソプラノ)
王…ポールズ・プトニンシュ(バス・バリトン)
魔物/無法者…イアン・ビードル(バリトン)
使者/無法者…フェリックス・ケンプ(バリトン)
二人の少女…タズミン・バーネット、ルーシー・アーカート(ソプラノ)
ニュー・サセックス・オペラ管弦楽団&合唱団
トビー・パーサー(指揮)
録音時期:2018年12月2日
録音場所:イギリス、サフラン・ホール
録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)