日本人の黒人観 問題は「ちびくろサンボ」だけではない

ジョン・G・ラッセル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794800916
ISBN 10 : 4794800916
フォーマット
出版社
発行年月
1991年03月
日本
追加情報
:
232p;19X14

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • viola さん

    この本には記されていなかったけれど、日本人の黒人観は黒人と接する機会がないことがまず問題なのでは・・・という気がします。もちろん白人至上主義が根本的な原因なんでしょうが、知らないから差別しちゃうんだろうなぁ。大学の先生にも、英会話の先生にも全然黒人の先生がいないって絶対おかしい。白人には家を貸すのに、黒人には家を貸さないということなどが載っていました。でも、差別の前に、文化的な違いが気になって人種問わず外国人に貸すのをためらってしまうという気もするし・・・。それにしてもこの分野の研究者って仲悪いですね。

  • 印度 洋一郎 さん

    約30年前の本だが、「ラップ好き」「スポーツが得意」「男は巨〇」など、日本人の黒人に対するイメージは余り変わってかもしれないと思わされる。元々そのイメージは、アメリカの白人の持つ黒人観が元になっていた。日本在住のアフリカ系アメリカ人である著者が指摘する、「黒人に対する知識がないので、差別する意識はない」と開き直る、電話で「アメリカ人」だと話すとOKなのに、実際に会って黒人だとわかる貸してくれないアパート、白人教師を求める英会話学校などの対応は、今は少しは変わったのだろうか。

  • emiko さん

    差別はよくない。相手が不快とする表現なら、悪意がなくてもやめるべきだ。しかし差別を問題視するあまり、長所を褒めることすらステレオタイプだ、蔑視の裏返しだと批判し、差を認めようとしないのもなんだかおかしい。

  • 都子 さん

    この本の中で黒人を差別しないように意識している人も差別している、と書いてあった。それならば、そうすればいいのだろうか。今この世界では黒人差別はある。それを聞いて「そうだ、差別はいけない」と思っても、接している中で少しは意識していることが伝わると思う。しかしその人自身は「いけないこと」と認識しているのだから、それは差別ではないのではないだろうか。一切意識せずに、ということは今のこの世の中では無理なことだと思う。それが実現する頃は、世界に一人も差別されている黒人がいないということではないだろうか。

  • の さん

    日本に於ける広告や政治家の発言、キャラクターから日本人の黒人差別観を探る。近代以降、西欧化(白人化)を進めたいが為に、社会で優越した地位を持つ白人への接近・身分の低い黒人への差別を取り入れてきたと著者は語る。現在でも日本には黒人が少なく、直接会う機会が殆ど無い為、メディアで白人の描く黒人像に従ってしまうこともしばしば。しかし、事実誤認や差別を売りにする下品な週刊誌からの引用も多く、特に「日本の漫画で黒人をスポーツ系として描くのは差別」には疑問。だって少年漫画ってスポーツ漫画が主体じゃないですか。

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