新しい封建制がやってくる グローバル中流階級への警告

ジョエル・コトキン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784492444788
ISBN 10 : 4492444785
フォーマット
出版社
発行年月
2023年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
304p;19

内容詳細

あなたは「新しい貴族階級」か。「新しい奴隷階級」か。私たちはどう生き残るのか。アメリカを代表する都市問題研究者によるシリコンバレー発「地獄の黙示録」。

目次 : 第1部 封建制が帰ってきた/ 第2部 寡頭支配層/ 第3部 有識者/ 第4部 苦境に立つヨーマン/ 第5部 新しい農奴/ 第6部 新しい封建制の地理学/ 第7部 第三身分に告ぐ

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さきん さん

    ピケティの格差論とそこまで変わらない内容で8割占められているが、中世の封建制と重ねるのは、面白い試みと思った。グリーン主義はキリスト教の禁欲活動と重なる。農奴と非正規労働者も重なる。防ぐ、または、緩和するためには、やはり徴収と分配かねる税制を軸に政府による社会強化の投資は欠かせられないと思う。もちろん民主主義をうまく機能させるためには、第三身分、大衆の政治意識が目覚めないと行けないが大衆所以に難しいと思う。封建制を遅れた社会体制と著者は描いているが、まともな判断力を兼ね備えた人々を作るためには

  • belalugosi6997改めベラ・ルゴシ さん

    著書を表すと「右も左も違わない。結局、いつも同じ人がツケを払わされる。」寡頭支配層はプライベートジェットに乗り豪遊し、中流・下層に質素や負担を強いる。そして、この光景が何代にも渡り、より悪化を辿る。今や欧米では宗教を信仰する者は少なく、代わりに台頭したのが「環境保護主義のグリーン教」、始末におけない。対抗手段は無いのか?甘んじるだけか?封建制を終わらせたのは印刷の発明による識字率の向上である。そして、国民が声を上げ、立ち上がった。同様に国民が真実を知り、声を上げ、立ち上がる。黄色いベスト運動のように。

  • かわかみ さん

    ICTの発達と脱工業化・知識社会化は中産階級を没落させプロレタリア化すると同時に富の偏在を促進し、インテリは新たな貴族を正当化する聖職者になるという観察。杞憂ではなく、あり得る近未来像だと思う。とは言え富者が基盤とする市場経済は民主主義と法の支配の下で成長して来たもので封建制と両立しないのだが、反面、今のように民主的な社会は第二次大戦後に到来した浅い歴史しかないことも事実である。社会の分断と閉塞化を防ぐにはどうしたらよいか。あるいは下層の庶民は新しい江戸時代の町人として貧しいが文化的に生きるべきなのか…。

  • 人生ゴルディアス さん

    まずもう主題がでがらし。その割に目新しいことが何もないし、前提とされている社会状況はコロナ後の今大きく変化しており、警告の役割すら果しえない。著者の運が悪いといえばそれまでだが、そもそも現代の社会流動性低下と封建制との類似性を示せているとは到底思えない。というか封建制と呼ばれるものがどこの地域・時代でも同じものだと前提してる感じが、そもそも歴史をいっちょ噛みしただけ感がすごい。あと『スモール・イズ・ビューティフル』は優れた思想のために売れたんじゃなくてたまたまオイルショックを予言する形になったからだろ

  • okadaisuk8 さん

    中間層の没落というのは目新しいテーマではないが、脱炭素のクレジットは中世の免罪符のようなものだという指摘は新鮮。こうした現状への不満がトランプ氏を大統領にならせたのだろうけれど、本作で貴族扱いのGAFAはむしろトランプ氏に恭順の意を示すことで、むしろより好き勝手やりそうな予感なのが何とも……

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