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資本主義って悪者なの? ジグレール教授が孫娘に語るグローバル経済の未来

ジャン・ジグレール

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784484191027
ISBN 10 : 4484191024
Format
Books
Release Date
February/2019
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

グローバル化した資本主義のもと、 現在10億人以上の人々が 貧困に打ちひしがれている。 格差や不平等はかつてなく増大し、 地球は疲弊、閉塞感に襲われ、 人々が対立、分断されている。孫娘の素朴な疑問にやさしく答え、資本主義の問題と未来を一緒に考える。

【著者紹介】
ジャン・ジグレール : 1934年生まれ。スイスの政治家で社会学者。ジュネーブ大学社会学部教授、同大学付属第三世界研究所所長などを歴任。2000年から2008年まで国連の「食糧に対する権利」の特別報告者を務める。実証的な研究から貧困と社会構造の関係について人道的な立場から意欲的に執筆活動を行っている

鳥取絹子 : 翻訳家、ジャーナリスト。お茶の水女子大学卒業後、出版社勤務を経て、1972〜74年パリ滞在(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • みゃーこ

    ひと握りの資本家オルガーギーとそれ以外の多くの貧困層。企業の多国籍化と資本の独占化が資本主義的生産様式を形成している。資本主義にとって市場の自由と私有財産は聖域、市場は絶対なのだろうか、という疑問が湧いてくる。そこには善と悪は存在しない。かのよう。携帯電話に使われているコルタンという鉱石の発掘で利用され搾取される子供たちは梁石日の「闇の子供たち」を思い出した。資本主義は公平だが平等ではない、タックスヘイブン、農薬問題、環境破壊、さまざまな問題を孕み、消費のための破壊(戦争)まで起こす。

  • Tenouji

    資本主義の「そもそも」について知りたかったので、読みましたw。特に、資本主義が前提としている「自由」について。ここに書いてあることは、現実的な問題としても、かなりショッキングではあるのですが、自由貿易に参加する者の「自己疎外」という弱点を突いてくるあたりが、根深すぎるんですね。世界には自由にしない方が良いものがあるということか…

  • kurumi

    孫に語って聞かせる形式なので読みやすい。衝撃でした。遠い国の貧困はかわいそうだけど自分に関係ないと思ってた。買った服がバングラディシュ製だった。安い労働力で資本家に搾取されて作られたということに思いが至らなかった。安く買えてよかったわ、と何の気なしに購入した行動が、バングラディシュの貧困を生んでいたとは。1日に何万人の子供が飢餓で死んでいく世界だと、知らずに生きてきた。それは自分と無関係ではないということ。もう本当に、読むべき。

  • ねむい

    著者の立場から考えるにやや偏った根拠による主張なのは留意しつつ、世界の根本が資本主義である限り貧しい者はより貧しくなっていくのは昨今の日本の現状をみても明らかだと思う。封建制から資本主義になったのも、それが世界にとっていいからではなく、権力がそちらに移り変わった=ルールを決めることができる者が変わったというだけだと思ってるので今後も強制的に権力を持つものの意味が変わらない限り、ルールは変わっていかないと思うとしばらくはこのままの世界なんだろうな、と感じる。行き過ぎた世界は揺り戻しが起こりそうだけど

  • ペカソ・チャルマンチャイ

    これが世界の現実か。この本に書かれているように、世界は少しずつではあるが良くなっているはずだ。ただ、その間にも犠牲者は増え続けている。人間はあまりにも愚かで醜い。それならいっそ、AIが支配する世界になった方がいいんじゃないかな。

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