木を植えた男

ジャン・ジオノ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784751514313
ISBN 10 : 4751514318
フォーマット
出版社
発行年月
1989年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22×29cm,47p

内容詳細

フランスの山岳地帯にひとりとどまり、何十年もの間黙々と木を植え続け、森を蘇らせた男。その不屈の精神を感動的に綴る物語絵本。〈受賞情報〉絵本にっぽん賞(第13回)

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    原作者ジャン・ジオノの実体験に基づいて書かれたようだ。しかも、かなり長い時間にわたって何度も推敲を経て。ジオノにとっては、それほどに大切な物語だったのだろう。プロヴァンスというと風光明媚で晴朗な地を想像しがちだが、実はここで描かれるように山地は風が強く、存外に厳しい気候に耐えてきたのである。自然(木々)との共生と、その陰で苦闘した一人の老人の物語だが、視点をブフィェ老人に移すと圧倒的なまでの孤独の相が浮かび上がってくる。これは、そうした孤独への共感の物語でもある。

  • アサガオ先生 さん

    「私たちは、充実した人生を歩むために、働き、他人とかかわり合いながら、その一生を終える◇他人と自分を比較しながら、妬み、他人より幸せになりたいと願う者もいる◇自分以外の者を寄せ付けず、他人を蹴落とし、他人の為に奉仕しようとする心さえ、失われる者もいる◇そんな社会に心が傷つき、神経をいらただせ、自殺と心の病がはやりとなって、多くの命を奪い去る◇羊飼いの男は違った。心穏やかに旅人のマントを脱がせ、自らの家へ招き入れ、寄り添い受け入れてくれる◇彼の手には、鉄の棒と『どんぐり』。一つ一つ埋め込んで→2ページ目へ

  • zero1 さん

    人は戦争で大量に人を殺せるが、逆に助けることもできる。最初の舞台は1913年。木を植え続けた男が環境を整え、人の諍いも防ぐ。その男は名誉や報酬を求めてはいない。木を植え続けることが使命だからだ。キリスト教の世界観に反発を持っていても。国や文化が異なっていたとしても、この男の功績は受け入れられるだろう。小学校の国語教科書(光村)にも採用された名作。87年映画化(後述)。あなたは木を植える人?木に火を放つ人?戦争で森を荒れ地にしてしまう人?

  • サク さん

    私は、中学校の国語の教師だ。この絵本を活用して、数多くの教え子たちに勇気と希望を与えてきた。教育相談をしていくと、悩みを持って皆真剣に自分と向き合い戦いたいと願っている。だか、自分を支えてくれる希望あふれる行動力を持った友がいないと彼らは嘆く。この絵本を通して、考えさせた事が忘れられない。私は、生徒に伝える。どんな逆境にも負けず木を植え続けた男によってできた環境が人々に潤いをもたらしたことに心を打たれれた。何気ない平和なこの世の中も過去をたどれば、一人一人の名もない英雄によって→2ページ目へ

  • Willie the Wildcat さん

    人間の素晴らしさと自然への感謝を感じる。私欲のない言動に周囲は動かされる。自然でさえも、である気がする。絵も、人間の心情・感情を如実に表現し、激しさ、醜さなどと共に温かみもある。特に表紙と最後のページのブフィエの表情の対比が興味深い。前者からは少なからず途方にくれた印象、後者からは”無の境地”を感じる。冒頭のページがいつまでも心に残る・・・。とても静かな、でも力強い印象の一冊。

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人物・団体紹介

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ジャン・ジオノ

1895年‐1970年。フランスの小説家。プロヴァンス地方マノスク生まれ。16歳で銀行員として働き始める。1914年、第一次世界大戦に出征。1929年、「牧神三部作」の第一作『丘』がアンドレ・ジッドに絶賛される。作家活動に専念し、『世界の歌』や『喜びは永遠に残る』などの傑作を発表する。第二次大戦では

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