ジェイミー・フィオーレ・ヒギンズ

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ゴールドマン・サックスに洗脳された私 金と差別のウォール街

ジェイミー・フィオーレ・ヒギンズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784334102968
ISBN 10 : 4334102964
フォーマット
出版社
発行年月
2024年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
368p;19

内容詳細

世界トップクラスの地位と報酬が約束されたゴールドマン・サックス。だがその実態は、金と女性に対するおそるべき強欲、嫉妬にまみれた職場だった――。同社の元マネージング・ディレクターが1998〜2016年の在職期間に目撃した、ミソジニー(女性嫌悪)と人種差別にあふれる、堕ちた企業風土を明らかにする衝撃の暴露本。著者は巨額の退職金を捨てて、秘密保持契約書(NDA)へのサインを拒否。同社の内幕を告発する道を選んだ。

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読書メーターレビュー

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  • TATA さん

    この数年でコンプライアンスとかインクルージョンとかの進展で世界中の企業の立ち居振る舞いも改善されたわけだけど、そうは言っても前近代的なところはいまだにあるんだろうな。GSで出世しようとする女性の苦難の日々を綴った一冊。でも多かれ少なかれどこもこんなことあるんじゃないかな。

  • 紅咲文庫 さん

    ふー疲れた。ひとりで組織を変えることはできないし、オールドボーイクラブのメンバーが結局残ったのが悔しい。本の内容がこれから働く女性や若い人たちの参考になればいいと思う。しかしやはり、億を超えるボーナス、それをあと2回もらわねばやめられないとか、流産しながら歩いて帰ろうとする場面は、もうどうかしているぜとしか思えない。彼女が担った業務、空売りしたい人達の為に株を集めその手数料を利益とする、利益は社員を縛り上げる高給になり度を越した福利厚生に溶けていくが、そもそもこの事業は社会の何に役立つのか。苦々しい。

  • Satoshi さん

    ゴールドマンサックスでの経験を包み隠さず記載している。ウルフ・オブ・ウォールストリートのマシュー・マコノヒー演ずるエリート証券マンの発言がフィクションでないことがよく分かった。激務ゆえ我が子にはなつかれず、社内不倫し、夫婦でセラピーを受けるなど赤裸々な告白が面白い。

  • 本の蟲 さん

    高額報酬の代名詞とも言えるウォール街の金融会社。中でもGSは素人の自分でも聞き覚えがある有名企業。裕福でない家庭から入社、勤続20年で上位8%の管理職にまで昇進するも、その呪縛から逃れて辞めた女性による告白本。顧客(ほぼ白人ヘテロ男性)とのコネやボスの機嫌で決まる待遇。私生活の犠牲で図られる忠誠。あらゆる差別を無くす制度や目標は絵空事で、社内はオールドボーイズクラブに支配され、キャリアを積むには迎合・適応するしかない。性別問わない成果主義や、ワークライフバランスの充実等、外資系企業に抱く幻想を叩き潰す内実

  • ぱぴゅ〜〜ん さん

    日本の会社も同じようなものではないでしょうか。根底から改善しなくてはいけません。作者は自分が被害者だというスタンスのようにみうけられますが、20年間所属し、それなりの地位についていたわけですから、少なからず社員の命運を握っていたわけです。その人たちにそれ相応のことをしてきたでしょうに、其のことにさらっと触れているだけです。その方たちがこの本を読んだら、どんな気持ちになるのでしょうか。読み終わって、釈然としないものが残りました。

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