ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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CD

交響曲全集 インバル&ウィーン交響楽団(11CD)

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COCQ84843
組み枚数
:
11
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

インバル/ショスタコーヴィチ:交響曲全集(11CD)
インバルが打ち立てたマーラー全集と並ぶ巨大なモニュメント!


全世界にインバルの名を知らしめたマーラーに始まって、ラヴェル、ベルリオーズと、短期間にある作曲家の作品を集中的に録音・発表することによってその全体像を明らかにするというインバルのアプローチとそれを実現させる力量は、このウィーン交響楽団とのショスタコーヴィチ全集に至って、一段と大きな成果を生みました。全体主義政権下における芸術家の苦悩、そしてその作品の本質への理解を後世に託したショスタコーヴィチの心の声が、全15曲を俯瞰することによって、より深く感得されることでしょう。(日本コロムビア)

【収録情報】
CD1
・交響曲第1番op.10(録音時期:1992年10月12-15日)
・交響曲第15番op.141(録音時期:1992年10月16-19日)
CD2
・交響曲第5番op.47『革命』(録音時期:1990年11月26-29日)
・交響曲第2番op.14『10月革命にささげる』(録音時期:1992年10月16-19日)
CD3
・交響曲第9番op.70(録音時期:1992年10月13-15日)
・交響曲第3番op.20『メーデー』(録音時期:1990年11月28-30日)
CD4
・交響曲第4番op.43(録音時期:1992年1月20-24日)
CD5
・交響曲第6番op.54(録音時期:1991年1月22-25日)
・交響曲第12番 op.112『1917年』(録音時期:1993年6月9-13日)
CD6
・交響曲第7番op.60『レニングラード』(録音時期:1991年3月18-22日)
CD7
・交響曲第8番op.65(録音時期:1991年1月21-23日)
CD8
・交響曲第10番op.93(録音時期:1990年1月30日-2月2日)
CD9
・交響曲第13番op.113『バビ・ヤール』(録音時期:1993年5月13-17日)
CD10
・交響曲第11番op.103『1905年』(録音時期:1992年5月23-27日)
CD11
・交響曲第14番op.135『死者の歌』(録音時期:1993年4月26-29日)

 ロベルト・ホル(バス 第13番)
 エレーナ・プロキナ(ソプラノ 第14番)
 セルゲイ・アレクサーシュキン(バス 第14番)
 ヴィルフリート・レーム(チェロ 第14番)
 コルス・ヴィエネンシス(第2番、第13番)
 ウィーン合唱協会女声合唱団(第2番)
 ウィーン・ジュネス合唱団(第3番)
 スコラ・カントゥルム(第3番)
 ウィーン交響楽団
 エリアフ・インバル(指揮)

 録音場所:ウィーン、コンツェルトハウス(第9番のみムジークフェラインザール)
 録音方式:デジタル(セッション)
 CDエクストラ仕様/歌詞・歌詞対訳、「第9、12番についてのレクチャー・コンサート」の日本語訳大意(PDFファイル)

【エリアフ・インバル Eliahu Inbal】
1936年2月16日、イスラエルのイェルサレムに生まれる。同市の音楽アカデミーでヴァイオリンと作曲を学んだ後、パリのコンセール・ヴァトワールに留学。メシアンの他、フェラーラやチェリビダッケに指揮法を師事し、1963年のグィド・カンテッリ指揮者コンクールに優勝。以後バーンスタインの推薦を受け、ヨーロッパをはじめ、世界中の主要なオーケストラを指揮してきた。
 1974〜90年、フランクフルト放送交響楽団の首席指揮者。1984〜87年、ヴェネチア・フェニーチェ劇場の首席指揮者。2001〜6年、ベルリン交響楽団(旧東ベルリン)の首席指揮者。2007年〜、フェニーチェ劇場音楽監督。イタリア放送(RAI)交響楽団名誉指揮者。わが国では1995〜2000年、東京都交響楽団の特別客演指揮者を務め、2008年4月よりデプリーストの後任として同楽団のプリンシパル・コンダクターに就任した。
 インバルはこれまでに Philips、TELDEC、DENON 、EXTONに数多くの録音を行なってきた。デンオン・レーベルには、フランクフルト放送交響楽団とのマーラー交響曲全集、ベルリオーズ作品集、シューマン交響曲全集、ブラームス交響曲全集などのほか、フランス国立管弦楽団とのラヴェル作品集、ウィーン交響楽団とのシュスターコーヴィチ交響曲全集、スイス・ロマンド管弦楽団とのR.シュトラウス作品集などを精力的に録音し、世界各国で受賞するなど高い評価を獲得している。(日本コロムビア)

内容詳細

インバルが1990年から93年にかけて録音し、日本では95年10月に発売した全集の再発売。発売当初から高い評価を受け、インバルの代表的録音とされた。ショスタコーヴィチ理解の指標のひとつである。(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. 交響曲 第1番 ヘ短調 作品10 T-Allegretto
  • 02. 交響曲 第1番 ヘ短調 作品10 U-Allegro
  • 03. 交響曲 第1番 ヘ短調 作品10 V-Lento(attacca)
  • 04. 交響曲 第1番 ヘ短調 作品10 W-Allegro molto
  • 05. 交響曲 第15番 作品141 T-Allegretto
  • 06. 交響曲 第15番 作品141 U-Adagio(attacca)
  • 07. 交響曲 第15番 作品141 V-Allegretto
  • 08. 交響曲 第15番 作品141 W-Adagio

ディスク   2

  • 01. 交響曲 第5番 作品47 T-Moderato-Allegro non troppo
  • 02. 交響曲 第5番 作品47 U-Allegretto
  • 03. 交響曲 第5番 作品47 V-Largo
  • 04. 交響曲 第5番 作品47 W-Allegro non troppo
  • 05. 交響曲 第2番 作品14 ≪十月革命に捧げる≫

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総合評価

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4.0

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全集として見た場合いわゆる”ショスタコ”...

投稿日:2013/12/07 (土)

全集として見た場合いわゆる”ショスタコ”を期待すると肩すかしをくらいます。なんじゃこりゃ?!とまで思う人がいてもおかしくないでしょう。さて、個別に見ていきます。 ●1番:これが初めての交響曲なんだから、中期・後期交響曲のイメージに影響を受けたショスタコ像に演奏を染まらせてしまう方がまずいのかも?これは卒業制作の作品で数々の”保守的”教官を出し抜いてやろうという思惑があるのでは・・・。つまり、ショスタコ”様”の第一番!みたいな晴れがましさよりも、前衛学生が変なもの書いてきやがった・・・という感じが似合っていそうです(笑)。この演奏は、奏者が「奇異なもの」に対する初期の戸惑いを克服した(慣れた)後に、ニュートラルな位置に戻ったような演奏です。ある意味、卒業作品のお披露目演奏としては最高のできではないでしょうか。聞き終わった後に「すごい曲だったんだけど、なんだったんだろう・・・ムニャムニャムニャ」ってなるあの感じです。(笑) ●2,3番:これらをまとめてしまうのはちょっと乱暴かもしれません。まぁ、くっそまじめにやるとこうなるよっていう演奏です。かじればかじるほど味が出てきます。 ●4番:じっくりと4番を描こうとするとこうなるのでしょうね。この延長線上にハイティンク、シカゴSOの演奏がくるように思えます。ただ、かの演奏に感じられるショスタコの”愛・夢”に関しては、当演奏の場合オケが雑で濁る感じがして浮き上がってこず、残念に思えてしまいます。 ●5番:単売のほうで書いているので細かいことは割愛。ただ全集ならではで4番と照らし合わせて聞くとおもしろいです。曲を作る上では4番のほうがずっと自由でいられたんだろうなと改めて感じます。この演奏は特にイヤな汗がにじんできますから。 ●6番:5番との対比で「運命」-「田園」論が言われたり、6つながりで「悲愴」との関連を言われたりとありますが、もっとシンプルで良いのじゃないかなぁ〜。インバルの演奏は意味性を排除したところにこそ価値を見いだします。聞いていてホッとします。それと12番とともに音が良いですね。 ●7番:全集中、初期のもので演奏も音も荒いのが残念。今、取り直したとしても当時のインバルじゃないですしね・・・。戦争を表出しようとする意図は、時代が進むとともにメディアでのバーチャル性が色濃くなってしまいます。当演奏はバーチャル性の表出という意味で独特な7番に思えます。(単売の欄で書いた「ウルトラマンA」の話はこれを言いたくて書いたのですけどね・・・(苦笑))また、そういえばショスタコは映画音楽の先駆者でもありました。 ●8番:7番との戦争交響曲の片割れでありますが、アイロニーへのアプローチという意味で、むしろ13番への先駆という位置づけを感じずにはいられません。当全集の頂点は個人的に13番だと思っておりますが、8番を前座的に聞いたのち13番へとつなぐという、実演ではあり得ない遊びを行いますとこれが妙にはまるのです。他の演奏ですとこれがうまくつながらず、例えばヤンソンスだと8番の後は11番だったりです。どう表現して良いかわかりませんがこれがインバルの「8番」です(苦笑)。音も低音金管群の炸裂感がよく録れています。 ●9番:じっくり丁寧な演奏に仕上がってますけど、この曲、もっと軽妙にしゃれっ気、皮肉っ気たっぷりにやって欲しい部分もあります。優等生的で道を踏み外していない当演奏からして、インバルってこういう曲は苦手なのかも(笑)。 ●10番:当コンビ最初のショスタコ録音となった盤です。まだDENONの録音チームがホールの特性を把握していないのか、他の演奏と比べても大いに音が薄い。演奏もどことなくよそよそしく思えてしまいます。 ●11番:全集の中でも特に優れた演奏に思えます。決して吠えるわけでも激するわけでもなく、冷静にショスタコ世界を描いています。録音もすばらしい。低音の弦、金管群のゴワゴワと地をうごめくような音がバッチリ録れています。この音のおかげで7番で感じた”メディア越しのバーチャル感”は感じられず、ホールで真っ当・良質なオケの演奏を聴いているのだ!という感覚に浸れます。 ●12番:こちらも当全集の中でオススメの一曲。音響世界に浸るには雑味が無いほうがリラックスして浸れます(情念がこもっちゃうと疲れちゃいますからね^^)が、高度な理性でもってそれがかなえられています。11番に比べて音場は狭いものの、低音打楽器の高速アタックが録れています。 ●13番:当全集の中で屈指のできだと思います。くそまじめさがこの全集全体に言えることですが、そのくそまじめさが余計に諧謔感につながっているというなんともひねくれた状態になっています。 ●14番:13番の後にこの世界が開ける。編成を一気に減らしているにもかかわらず、世界は一向に狭くなっていない。むしろ奥に奥にと深遠さが増していってます。この曲がお好きな方はバルシャイ編曲の弦楽交響曲群などもはまるのでは。インバルの演奏は規範的ではありますが静謐感はちょっと希薄。フランクフルト(特に大地の歌のセッティング)で録って欲しかったなぁ・・・。 ●15番:この曲って不思議な曲です。どこか別世界をのぞき込むかのようで、”生”に執着しているのか放棄しているのかもわからない。マーラーが10番で最後の最後に彼岸から現世を振り返るかのごとくやっとこさ幸福感に気付くのとは全く対照的。14番と同様に当演奏にはもっと静謐感が欲しくなります。真正直なオーケストラによる”一交響曲”といった趣からは、踏み出せていないように思えうのです。 ●総じて:都響の演奏が話題となる昨今、私は敢えてこちらの演奏を好ましく思います。『真摯』だというのがその理由です。そもそも都響で全集着手しますかね・・・。

みたけ さん | 不明 | 不明

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スケールが小さく、そのくせに重く、無表情...

投稿日:2013/10/10 (木)

スケールが小さく、そのくせに重く、無表情で愛想がなく、冷たくて情熱も感じない。これが人物評価だったら好感度は限りなくゼロに近いところですが、ゲイジュツの場合はかならずしもそうではなく、こういう音楽を好む人もいそうな気がしてはおります。なにより15曲全曲がこうも同様な視点から描かれている、統一感のあるショスタコ全集は、これからもあまりお目にかかれないのではないでしょうか? ただ個人的にはまったく惹かれるモノを感じませんでした。まぁまぁだったのは、4番と7番くらいでしょうかね。なかでも7番は、あまり真剣に演奏されてしまうと、なんだかこっ恥ずかしい気持ちになってしまう曲なのを、とても淡々と素っ気なく演奏してくれて聴きやすかった。4番は、耳触りの悪すぎる曲(そこが魅力なのか?)なんだけど、インバルの演奏は完全に毒抜きされている。2番、3番は比較すべき対象がなく(他の演奏を聴いていない)、13番、14番は曲そのものが理解不能なので聴いていない。

エーテルの風 さん | 長野県 | 不明

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TKOクラシックさんのおっしゃる通り、百...

投稿日:2011/07/31 (日)

TKOクラシックさんのおっしゃる通り、百科事典的でニュートラルです。その一因は、DENONのワンポイントマイクにあるのではないでしょうか? DECCAの多マイク録音の方が楽器の分離がいい上に、製品化するときに聴きやすいように各楽器のバランスを調整できる。でも、ワンポイントマイクの方が、実際にホールで聴いている状態をのものを録音したので正直なはず。。。でも、ロイヤルアルバートホールの2階で聴いているような音で、刺激はありません。録音を別にしても、中庸な演奏で、ショスタコを過去の人として客観的に眺めているような印象です。個人的には、コンドラシン、ムラヴィンスキー、ロズジェストヴェンスキーの演奏の方が(それぞれ特色があって異なりますが)気に入っています。作品に物語を求めず、客観的に知りたい人には最高の録音だと思います。ただ個人的好みから言えば、物足りなさ過ぎます。

Human@TheEarth さん | 静岡県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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