ショスタコーヴィチ(1906-1975)

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【中古:盤質A】 ショスタコーヴィチ:交響曲第6番、ベートーヴェン:交響曲第6番『田園』 ミヒャエル・ザンデルリング&ドレスデン・フィル

ショスタコーヴィチ(1906-1975)

中古情報

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A
特記事項
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なし
コメント
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録音:2015年3月及び8月(ドレスデン、ルカ教会)
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基本情報

ジャンル
カタログNo
88875164052
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


ベートーヴェン&ショスタコーヴィチ:交響曲第6番
ミヒャエル・ザンデルリング&ドレスデン・フィル


ドイツの名指揮者クルト・ザンデルリング[1912-2011]は二度結婚しており、最初の妻とのあいだに生まれた長男トーマス[1942- ]は指揮者、二度目の妻であるコントラバス奏者のバーバラ[1938- ]とのあいだに生まれた次男のシュテファン[1964- ]も指揮者で、三男のミヒャエル[1967- ]は、最初チェリストとしてキャリアをスタート、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団チェロ奏者のほか、ソリストや教授としても活躍した後、2001年から指揮者に転向した人物。ミヒャエルは、3兄弟の中で最も父のクルトに顔が似ているともいわれています。
 芸風の方は、初期ロマン派までの作品ではピリオド・スタイルを積極的に取り入れ、ヴァイオリン両翼型楽器配置を採用してヴィブラートも抑制するなど時代考証もおこたりなく、現代の指揮者らしい視野の広さを十分に持ち合わせています。
 ミヒャエル・ザンデルリングは、現在ドレスデン・フィルの首席指揮者を務めています。ドレスデン・フィルは、創設が1870年に遡るという古都ドレスデンを代表するオーケストラのひとつ。同じドレスデンのシュターツカペレ・ドレスデンがオペラ主体の活動なのに対し、ドレスデン・フィルはコンサート専門で、数多くのレパートリーを、ボンガルツ、マズア、ヘルビッヒ、ケーゲル、プラッソン、ヤノフスキ、フリューベック・デ・ブルゴスといった多くの指揮者たちと演奏してきた長い歴史があります。
 そうした伝統的な環境に新風を吹き込んだのが、2011年に首席指揮者に就任したミヒャエル・ザンデルリングです。特に前述の初期ロマン派までのレパートリーでの刷新は評判となっていますし、弦楽セクション中心に向上したアンサンブルや表現力の効果も近代以降の作品で顕著に示されているようです。
 今回のアルバムでは、ベートーヴェンとショスタコーヴィチのふたつの交響曲第6番という時代の離れた作品によって、ミヒャエル・ザンデルリングの2大改革ポイントともいえる要素を確かめることができるのも注目されるところです。
 ミヒャエル・ザンデルリングは両作品について、「ベートーヴェンは西洋音楽の根幹の一つである交響曲を完成させた作曲家であり、一方ショスタコーヴィチは交響曲というジャンルの締めくくりを宣言した作曲家である」と語っており、両作曲家の交響曲全曲レコーディングを計画しています。
 今回のレコーディングはその第1回となるもので、優秀録音でおなじみのドレスデン・ルカ教会でセッションを組んでおこなわれています。
 1808年に作曲された自然への賛歌ともいえるベートーヴェンの第6番『田園』に組み合わされたショスタコーヴィチの第6番は、1939年に書かれています。通常の交響曲スタイルでの第1楽章にあたる部分が無く、いきなりラルゴの緩徐楽章で開始され、その後、アレグロのスケルツォ→プレストのフィナーレと速度を上げて行きます。粛清社会や身近に迫った戦争への不安を描いたかのような緩徐楽章に続き、そうした不安を払拭するような楽しげなスケルツォと、やたらに快活でどこかカラ元気の気配もある豪快なエンディングのフィナーレが印象的な作品です。(HMV)

【収録情報】
● ショスタコーヴィチ:交響曲第6番ロ短調 Op.54
● ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68『田園』


 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
 ミヒャエル・ザンデルリング(指揮)

 録音時期:2015年3月、8月
 録音場所:ドレスデン、ルカ教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

【プロフィール】
ミヒャエル・ザンデルリングは、最初はチェリストとしてキャリアをスタート。ベルリン・ハンス・アイスラー音楽学校でチェロを学び、1987年にバルセロナで行われたマリア・カナルス国際コンクール・チェロ部門で優勝。その後、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団やベルリン放送交響楽団の首席チェロ奏者として活躍。2000年にはいってから指揮者に転向し、ヨーロッパの様々なオーケストラに定期的に登壇。2006年から2010年、カンマーアカデミー・ポツダムの芸術監督及び首席指揮者。2011年、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任。2015年4月にはNHK交響楽団と共演、そして7月にはドレスデン・フィルとともに来日し、高揚感ある演奏で話題を提供。2015年12月、東京都交響楽団定期演奏会に出演のため再来日が決定。(SONY)

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ベートーヴェン「田園」に関して、これほど...

投稿日:2020/10/04 (日)

ベートーヴェン「田園」に関して、これほど新しい愉しみを聴いた演奏は久しぶりで、魅力ある音盤です。

Foley Detroit さん | UNITED STATES | 不明

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ショスタコーヴィチからベートーヴェンへ立...

投稿日:2019/03/14 (木)

ショスタコーヴィチからベートーヴェンへ立て続けに交響曲を聞きたいとは思わない またこんなプログラムのコンサートも聞いた記憶が無い 大きな意味でロマンチック・シンフォニーの初めと了りだという認識があるようだ 6番×6番の意味は何かと考えてしまう 9曲x15曲の違いはショスタコーヴィチ側に6曲が残ってしまう どうするのだろうと余計なことを考える ”田園”から聴く 感情を抑えているのではなく端的な物言いで語り出したような演奏だ 淡淡と綴られた思い出を読んでいるようだとも言える 客観の視点を感じる 演奏は進むに連れ熱を帯びてくる 嵐が過ぎ去った後のフィナーレは感謝と愛の歌を越えて歓喜を帯びてくる サラッとした演奏だがベートーヴェンの魂に点る灯火を受け継ぎ掲げているのが嬉しい 次にショスタコーヴィチを聴く 牧歌的なヘ長調の後のロ短調はその悲劇性が一層の悲壮感を以って迫ってくる シューベルトの”未完成”と同じ調性だ ファシズムと戦争の影が伸びて広がっていく環境の中で歌われた悲歌は孤独な光を放つ ミヒャエルには切迫性と現実感があるようで 知情意のバランスが取れた説得力が前面に出てくる もしまだなら あなたも如何  

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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ショスタコーヴィチ(1906-1975)

「わたしの交響曲は墓碑である」という“証言”の中の言葉によって象徴されるショスタコーヴィチの音楽と生涯への価値観の変質は、今もって盛んな議論と研究、演奏解釈によって再認識過程の最中にあるとも言えますが、作品によってはすでに演奏年数も75年に及び、伝統と新たな解釈の対照がごく自然におこなわれてきているとも言えそうです。 圧政と戦争の象徴でもあったソビエト共産主義社会の中に生き、そして逝ったショスタコ

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