シューベルト(1797-1828)

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CD 輸入盤

交響曲第9番『グレート』 ファビオ・ルイージ&フィルハーモニア・チューリッヒ

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PHR0111
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによるシューベルトの『グレート』

ファビオ・ルイージ率いるフィルハーモニア・チューリッヒによるシューベルトの『グレート』。ルイージは、2012年からチューリッヒ歌劇場の音楽総監督を務め2019/20シーズンで離任することが決まっています。次期音楽総監督には、ワシントン・ナショナル交響楽団の首席指揮者を務めているジャナンドレア・ノセダが2021/22シーズンより就任します。
 オペラで培った表現力をオーケストラ演奏にも余すところなく落とし込むルイージ、そして歌手たちと日々ドラマを作り上げてきた経験豊かなフィルハーモニア・チューリッヒの感性だからこそ実現する、隅々にあふれ出る歌心と、圧倒的な推進力を持つ演奏を聴かせてきた「PHILHARMONIA ● REC」レーベル。今回のシューベルトでもその力が遺憾なく発揮されています。
 シューベルトの交響曲の最高傑作『グレート』。『未完成』交響曲の後、1825年から1826年にかけて作曲されシューベルトの死の2,3年前に書かれた最後の交響曲です。1828年12月にウィーンでの初演の際「あまりに長すぎる」という理由で初演を拒否されるなど不遇でありましたが(シューベルトは同年11月19日に死去)、1839年シューマンがシューベルトの遺品から『グレート』のスコアを見つけ、その素晴らしさに圧倒され、メンデルスゾーンに推薦し、1839年3月21日にゲヴァントハウス管弦楽団メンデルスゾーン指揮によってライプツィヒで初演されました。
 色彩豊かで厚みのあるオーケストレーション、流麗な旋律、壮大な響きとまさに『グレート』の名に相応しい大作。ルイージは、冒頭のホルンの有名なフレーズも、テーマを一つ一つ丁寧に提示させ、圧倒的なフィナーレも明瞭で堂々たる演奏で聴かせます。(写真c Monika Rittershaus)(輸入元情報)


【収録情報】
● シューベルト:交響曲第9(8)番ハ長調 D.944『グレート』


 フィルハーモニア・チューリッヒ
 ファビオ・ルイージ(指揮)

 録音時期:2019年2月
 録音場所:チューリッヒ歌劇場
 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ)


ユーザーレビュー

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フルトヴェングラーのような壮大でロマンテ...

投稿日:2020/06/14 (日)

フルトヴェングラーのような壮大でロマンティックなスタイルとHIPとのハイブリッドを狙った注目すべき演奏。リピートはすべて実施。トリオ後にスケルツォ主部が戻ってくる所ではリピートを省くが、これは定番通り。ホルンに始まる第1楽章序奏部は極端に遅くはないが、落ち着いたテンポ。主部もそんなに飛ばすわけではないが、第1主題で弦と木管を対等に響かせるのは、明らかにピリオド・スタイルのセンス。近年では珍しく楽章末尾の序奏主題回帰は完全にテンポをアンダンテに戻して終わる。第2楽章は意外にも速く、軽やかな足どり。ただし、二度目のAパートが急迫して全休止になった後は極端に遅く、痛切に歌う。この演奏のハイライトだと思う。フルトヴェングラーの1943年ライヴを思い出させるが、その後、楽章終わりまで遅いままのフルヴェンと違って、ルイージは二度目のBでスムーズにテンポを元に戻す。スケルツォは速めで浮遊感が心地いい。終楽章は着実なテンポながら常にリズムの弾みがあり、提示部反復をやってもダレた感じがしない。最後の音はディミヌエンドだが、音価をあまり延ばさないせいか、減衰しながらもこれほど違和感のない演奏ははじめてだ。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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