シューベルト(1797-1828)

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CD 輸入盤

プレイズ・シューベルト〜ピアノ・ソナタ第21番、他 アントン・バタゴフ(2CD)

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
MEL1002658
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Russia
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


アントン・バタゴフ プレイズ・シューベルト

1965年生まれの作曲家・ピアニスト、アンドン・バタゴフ。デビューCDとなったメシアンの『幼子イエスに注ぐ20の眼差し』全曲を160分という超低速で演奏(通常は120分程度)、その後もアメリカの実験音楽をロシアで演奏するなど、常に話題を蒔いているピアニストです。1997年にコンサート・ピアニストをやめ、12年間スタジオ録音のみを発表していましたが、2009年にコンサートを再開、近年はバッハの演奏を熱心に行うとともにロック・カンタータ『THE ONE THUS GONE』などの自作も発表し、ジャンルを超えた活動で注目されています。
 バタゴフによる「Melodiya」レーベルへの6番目のクラシック・アルバムは、2019年5月に録音されたシューベルトの作品集。メインとなるのは最後のピアノ・ソナタ第21番ですが、バタゴフは楽章をばらばらにし、他の後期の作品を組み合わせることで、まるで小説を読むかのような一つのストーリーを創り上げることに成功しました。もちろん、バタゴフの持ち味でもあるじっくりと作品に向き合うやり方はここでも健在であり、通常40〜50分で演奏されるソナタだけでも60分越えというスローテンポです。2時間20分の旅をバタゴフとご一緒に。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
シューベルト:
1. 即興曲 変ト長調 Op.90-3, D.899(11:06)
2. ピアノ・ソナタ第21番 変ロ長調 D.960〜第1楽章 Molto moderato(28:19)
3. ピアノ小品(即興曲)第1番変ホ短調 D.946(14:32)
4. ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960〜第2楽章 Andante sostenuto(14:37)

Disc2
1. 17のレントラー D.366(14:02)
2. ピアノ小品(即興曲)第2番変ホ長調 D.946(17:48)
3. ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960〜第3楽章 Allegro vivace con delicatezza(05:52)
4. 楽興の時 変イ長調 Op.94-6, D.780(11:34)
5. ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調 D.960〜第4楽章 Allegro ma non troppo(12:18)
6. 君はわが憩い D.776(08:26)

 アントン・バタゴフ(ピアノ)

 録音時期:2019年5月
 録音場所:モスクワ、Zaryadye Studio
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


ユーザーレビュー

総合評価

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このディスク、確かにバタゴフが誘う旅かも...

投稿日:2021/10/31 (日)

このディスク、確かにバタゴフが誘う旅かもしれません。この旅はバタゴフ独自のものであり、シューベルトは既に形を為さず、再構築されているようです。何せ最初の即興曲を聞いた途端、「あれ、曲が違う」と思ったくらい、楽譜に手を入れていて、それはもう編曲レベルです。音価を伸ばし、倍テンポだから、途中から聞いたらなんの曲か分からないくらい。その結果、ゆったりとした穏やかな音響に身を浸し、癒されます。21番のソナタでも一緒。第一楽章が28分ですよ!加えて、あえて中庸の音量で刺激的要素を排除するから、極上のぬるい温泉に入っているような音響が味わえます。第4楽章の最後はなんと消え入るように終わります。これがシューベルトなのか??とか野暮なことは言いません。バタゴフはシューベルトの優しさを極限までに引き出した、そういう演奏です。夜にウィスキーでも飲みながらこのディスクを聞くと、幸せかもしれません。でも、演奏会でこの演奏聞かされたら、私は断言します。絶対寝ちゃう、と。

てつ さん | 東京都 | 不明

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