シューベルト(1797-1828)

人物・団体ページへ

CD

ピアノ・ソナタ第16番、第18番 矢野泰世(フォルテピアノ)(日本語解説付)

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
NYCX10327
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明


日本語解説付き
矢野泰世/シューベルト:ピアノ・ソナタ集 第1集


東京出身のピアニスト、矢野泰世が奏でるシューベルトのピアノ・ソナタ。彼女はもともとモダン・ピアノの演奏家でしたが、ジュリアーノ・カルミニョーラとアンドレア・マルコンが演奏したモーツァルトのヴァイオリン・ソナタの響きに感銘を受けてフォルテピアノの演奏も始め、現在ではモダン・ピアノ、フォルテピアノの双方を自在に弾きこなす演奏家として活躍しています。
 矢野はかねてからシューベルトの音楽に深い思いを寄せていましたが、モダン・ピアノでは自らの思い描くシューベルトを表現しきれないと感じ、一念発起してクリストファー・クラークに晩年のシューベルトが持っていたコンラート・グラーフのレプリカを発注しました。注文から10年を経てようやく完成した楽器を使い、シューベルトが完成させたソナタ11曲の録音を開始します。これはその第1弾。
 冒頭を飾るのは後期ソナタ群の入り口とされる第18番。38分余りをかけた悠揚迫らざる演奏で、第21番に通じるおおらかなファンタジーと瞑想を感じさせます。よりダイナミックな起伏と劇的展開を持つ第16番も37分をかけてじっくりと演奏しています。
 フォルテピアノの名製作者としても知られるポール・マクナルティが調性した6本のペダルを持つグラーフのレプリカは多彩でデリケートな響きを持ち、それをディテールまですくいあげた録音も聴きもので、シューベルト好きや歴史的ピアノ好きには聴き逃せない1枚です。
 国内仕様盤には矢野泰世自身による日本語解説が付属します。(輸入元情報)(写真 輸入元提供)

【収録情報】
シューベルト:
● ピアノ・ソナタ第18番ト長調 Op.78, D.894『幻想』
● ピアノ・ソナタ第16番イ短調 Op.42, D.845


 矢野泰世(フォルテピアノ)
 使用楽器:シューベルト所有のコンラート・グラーフのレプリカ、クリストファー・クラーク制作

 録音時期:2019年10月15-18日
 録音場所:ルツェルン、Church St.Idda Baumen
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 楽器調整、調律:ポール・マクナルティ

 輸入盤国内仕様(日本語解説付き)


内容詳細

矢野泰世によるシューベルトのピアノ・ソナタ第18番、第16番を収録。後期作品ならではの思慮深さと神秘深さを兼ね備えた作品を、シューベルトの使った楽器のレプリカで再現。多彩でデリケートな響きのディテールまでをすくいあげた録音は聴きものだ。(CDジャーナル データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

★
★
★
★
★

5.0

★
★
★
★
★
 
1
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
★
★
 シューベルトのピアノソナタをしっかり聞...

投稿日:2021/02/24 (水)

 シューベルトのピアノソナタをしっかり聞いたのは今回が初めてだが、2曲ともモーツァルト、デゥシェク、ベートーベンとは異なるシューベルト節ともいえる調べを聞くことができる。第16番イ短調はそれほど重々しくはなく悲壮感も漂わず、第1楽章はむしろ幻想的ともいえる。第4楽章では太鼓やシンバルの音も聞こえ、そういえば、このころのピアノにはこんな機能付きもあったんだと思い出した。第18番ト長調「幻想」はタイトルのような感じはあまりせず、シューベルト節がたっぷりと聞けて楽しくもあった。矢野泰世さんはフォルテピアノの特性を十分に生かして、シューベルト節のきいた強弱の対比バランスの良い情感豊かな演奏を成し遂げている。

まさやん さん | 新潟県 | 不明

0

シューベルト(1797-1828)に関連するトピックス

器楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品