シューベルト(1797-1828)

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CD 輸入盤

ピアノ・ソナタ全集 パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテピアノ)(9CD)

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
A205
組み枚数
:
9
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


新装再発売! ピリオド楽器の新鮮な響きが衝撃を与えた、
パウル・バドゥラ=スコダ2回目のシューベルト:ソナタ全集


1970年前後のRCAへの録音から20年を経て、バドゥラ=スコダが完成させた2回目のシューベルトのソナタ全集。未完が多いこれらの曲集に、残された小品などを様々な研究成果をもとに独自の解釈で組み合わせていき、それぞれをソナタとして完結させています。また単楽章の断片のみの第12番(D.655)を省き、第13番を第12番として、以降1つずつ番号を繰り上げ、最後のソナタD.960に第20番を振るという構成。
 楽器のコレクションでも知られたバドゥラ=スコダ自身が所有する、19世紀に作られたオリジナルのフォルテピアノ5台を弾き分けていることが特徴で、その多彩で個性的な音色が大きな魅力となっています。中でも第2番第4楽章(アレグレット断片、D.346)、第16(17)番第1楽章などで使用される、トルコ風の打楽器が鳴るペダルのインパクトは強烈。ミシェル・ベルンシュタインによる録音は各楽器の個性豊かな音色を生々しくとらえており、オーディオ・ファイルからも注目されました。バドゥラ=スコダ自身による序論と全曲の詳細な解説付き(英文75ページ)。(輸入元情報)

【収録情報】
シューベルト:ピアノ・ソナタ全集


Disc1
1. ソナタ第1番ホ長調 D.157
2. ソナタ第9番ロ長調 Op.posth.147, D.575
3. ソナタ第2番ハ長調 D.279/346

Disc2
4. ソナタ第5番変イ長調 D.557
5. ソナタ第10番ハ長調 D.613/612
6. ソナタ第7番変ホ長調 Op.posth.122, D.568

Disc3
7. ソナタ第6番ホ短調 D.566/506
8. ソナタ第14(15)番ハ長調 D.840『レリーク』

Disc4
9. ソナタ第3番ホ長調(5つのピアノ曲) D.459
10. ソナタ第15(16)番イ短調 Op.42, D.845

Disc5
11. ソナタ第8番嬰ヘ短調 D.571/604/570
12. ソナタ第16(17)番ニ長調 Op.53, D.850

Disc6
13. ソナタ第4番イ短調 Op.posth.164, D.537
14. ソナタ第17(18)番ト長調 Op.78, D.894『幻想』

Disc7
15. ソナタ第11番ヘ短調 D.625/505
16. ソナタ第18(19)番ハ短調 D.958

Disc8
17. ソナタ第13(14)番イ短調 Op.posth.143, D.784
18. ソナタ第19(20)番イ長調 D.959

Disc9
19. ソナタ第12(13)番イ長調 Op.posth.120, D.664
20. ソナタ第20(21)番変ロ長調 D.960

 パウル・バドゥラ=スコダ(フォルテピアノ)

 使用楽器(バドゥラ=スコダのコレクションより):
 Donath Schofftos, Vienna, c.1810(1,2,9,11)
 Georg Hasska, Vienna, c.1815(3)
 Conrad Graf op.432, Vienna, c.1823(10,12,17,18)
 Conrad Graf op.1118, Vienna, c.1826(4,5,6,13,14,19,20)
 J.M.Schweighofer, Vienna, c.1846(7,8,15,16)

 録音時期:1991-1996年
 録音場所:ウィーン、クラムガラス宮殿(Disc1,2,3,6)、カジノ・バウムガルトナー(Disc4,5)、カジノ・ツェーゲルニッツ(Disc7,8,9)
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)


ユーザーレビュー

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これを所謂ピアノで弾いたら別のものになる...

投稿日:2018/08/16 (木)

これを所謂ピアノで弾いたら別のものになる 音色 響き 余韻 そして何より音楽の質を度外視して作曲者が発想した音楽を再現することは多くの情報を失うことになると実感した パドゥラ=スコダが若かりし頃から古の楽器に関心を持ち その現物を収集していることは伝え聞いていた その好奇心と研鑽がこういう形で 日常のわたしたちが想像し手を伸ばすも容易に聴くことが叶わないソノリティを届けてくれた これを至福と言わず何と言う パドゥラ=スコダは五台のフォルテピアノを使い分けている 19世紀前半のウィーン製のオリジナルだ ブックレットにその写真を見ることができる 孰れも美しい 最も多く使用しているのはシューベルトの晩年に当たる1826年製Conrad Graf 1118で7曲 最後のソナタ変ロ長調D960はこれだ 逆に1曲しか使われていないのが1815年製Georg Hasskaでハ長調D279/346で打楽器音も聞かせる 後の三台には4曲ずつ割り振られている 不思議なのは1846年製J.M.Schweighoferが使われたことだ シューベルトの死後18年も経過している ハ短調D958などに使われた パドゥラ=スコダは未完のアレグロ楽章しか残されていない通常第12番と呼ばれる嬰ハ短調を省略して 後続のソナタの番号を詰めて表記している イ長調op.120,D664が第12番となり D960が第20番になっているので注意がいる ベートーヴェンというお手本が身近にありながら シューベルトは独自の音楽語法を展開したことをしみじみ感じた次第だ 比較でなしにシューベルトを愛する人は聴き逃せない あなたも如何

風信子 さん | 茨城県 | 不明

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小さいが清らかで深い泉のようなシューベル...

投稿日:2013/07/14 (日)

小さいが清らかで深い泉のようなシューベルトの音楽世界。 スコダ氏の味わい溢れる演奏。 小生もに自宅のピアノでこの作曲家の作品を弾いたりします。 気持ち良いです。<どこのピアノ、ベヒシュタインとか?> <まさか・・国産のYの字のつくメーカーのアップライトですわい>

酒樽ファルスタッフ さん | 神奈川県 | 不明

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スコダのシューベルトは70年代に続いて2度...

投稿日:2013/05/22 (水)

スコダのシューベルトは70年代に続いて2度目の全集で、とにかくいろいろと原典主義的に研究されつくしたもの。くすんだ感じの響きの少ないフォルテピアノを使用して、よりゆったりとした演奏をしているので、シューベルト独特の間が強調され音符の一つ一つが浮き立つような感じがします。フォルテピアノではビルソンのものより、より当時の空気に近いのではないかと思います。全集としての一つだけ揃えるには向かないかもしれませんが、セットになってこれだけ価格が下がれば、是非聴いておきたいセットの一つです。

横濱の風 さん | 神奈川県 | 不明

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