シューベルト(1797-1828)

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CD 輸入盤

さすらい人幻想曲、即興曲集、リスト編曲歌曲集、他 川口成彦(フォルテピアノ)

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
FUG744
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


2018年9月「第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクール」第2位入賞!
ショパンが生きた時代の音を紡ぎ出すピアニスト、川口成彦のアルバム。


20歳の時にアントン・ヴァルター(18世紀後半から19世紀にかけて活躍したウィーンの鍵盤楽器製作者)のフォルテピアノの精巧な再現楽器に出会い、この時代の楽器のすばらしさに開眼したというピアニスト、川口成彦。ピリオド楽器の持つ繊細かつ多彩な音色に魅入られた彼は、楽器の魅力と性能を極限まで研究し、19世紀の音の再現に力を尽くしています。
 2017年に録音されたこのシューベルトは、当時の彼の思いを伝えるものであり、新たな飛躍の幕開けともなった 1枚です。ピアノの歴史は「発展」ではなく「変容」であり、作品が生まれた当時の楽器によってようやく表現できる微妙なニュアンスというものが多々あると語る川口の演奏。その美しく変幻自在な響きをお楽しみください。(輸入元情報)

【収録情報】
1. シューベルト:ハンガリーの調べ ロ短調 D.817
2. シューベルト:アダージョ ホ長調 D.612
3. シューベルト:幻想曲ハ長調 D.760『さすらい人幻想曲』
4. リスト:しぼめる花(シューベルトの6つの歌曲 S.563より)
5. リスト:粉挽き職人と小川(シューベルトの水車小屋の連作歌曲 S.565より)
6. シューベルト:即興曲集 第1巻(4つの即興曲) D.899
7. シューベルト:クーペルヴィーザー・ワルツ D Anh.I/14(採譜・校訂:リヒャルト・シュトラウス)


 川口成彦(フォルテピアノ)

 使用楽器:ウィーンのコンラート・グラーフ[1782-1851]1817年製モデルに基づく、クリス・マーネ製作による再現古楽器

 録音時期:2017年4月2-4日
 録音場所:ベルギー北西部オーストフランデレン地方、メルセン教会
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

ユーザーレビュー

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 これからもっと伸びていくであろう俊才の...

投稿日:2021/09/22 (水)

 これからもっと伸びていくであろう俊才の、シューベルトの名を借りた「ポートレート」。フォルテピアノ(コンラート・グラーフの1817年製モデルの再現楽器とのこと)のひなびた落ち着いた音色が心に沁みていく。その当時であれば最新の機能を競い合っていた「成長産業」だったが今となっては「古き佳き時代」の思い出として奏されるフォルテピアノであるが、電子音にまみれている現代だからこそこの音色は心に響いてくるのかもしれない。川口成彦によって表された、ほんのり苦みと儚さを滲ませたシューベルト。「さすらい人幻想曲」も楽器の特性に合わせた演奏で、いわゆるヴィルティオーゾ型の演奏とは距離をとり楽器の音と音楽そのものを味わえる。曲目も有名曲の脇を愛すべき小品がかためてあり、一連の流れとしてうまい具合に我々を「シューベルトへの旅」に案内してくれる。   じっくりとシューベルトに向き合いたい方、フォルテピアノの響きに興味のある方、早弾きや爆演などに疲れた方などにお勧めしたい。  蛇足ながら、私が現在読み進めている『フォルテピアノ 〜 19世紀ウィーンの製作家と音楽家たち〜 (筒井はる香 著  アルテスパブリッシング 刊)』も同時にお勧めしたい。ちょうどこのディスクを聴きながら読むと、耳と頭と心に程よく相乗効果を発すると思います。

うーつん さん | 東京都 | 不明

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