シューベルト(1797-1828)

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CD 輸入盤

『白鳥の歌』 イアン・ボストリッジ、ラルス・フォークト

シューベルト(1797-1828)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PTC5186786
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Holland
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


ボストリッジがフォークトと共演!
シューベルトの歌曲集『白鳥の歌』を録音。


知的なアプローチ、多彩な美声、そして繊細な語り口で21世紀を担うリート歌手イアン・ボストリッジ。当アルバムは「PENTATONE」レーベルからのシューベルト3大歌曲集の完結編となる『白鳥の歌』で、共演はラルス・フォークトです。ボストリッジは過去にパッパーノと共演したアルバム(2008年録音)も評価が高かっただけに今回の新録音も期待が高まります。
 シューベルトの死後に編纂・出版された『白鳥の歌』は、レルシュタープ、ハイネ、サイドルの3人の詩人による14曲からなる歌曲集。ロマンティックな第4曲『セレナード』から陰鬱な第13曲『影法師』など、深い悲しみと憧れを感じさせる歌曲集です。ボストリッジの成熟した解釈と、その歌に寄り添うように奏でるフォークトのピアノ演奏が実に見事で、当曲集の新たな名盤誕生と申せましょう。カップリングには『孤独に』を収録。殺伐とした雰囲気を漂わせながらも最終的には慰めに導かれます。
 ボストリッジによる『美しき水車小屋の娘』(ピアノ:サスキア・ジョルジーニ)、『冬の旅』(ピアノ:トマス・アデス)と併せてお楽しみください。(輸入元情報)

【収録情報】
シューベルト:
● 歌曲集『白鳥の歌』 D.957

 第1曲「愛の便り」(レルシュタープ詩)
 第2曲「兵士の予感」(レルシュタープ詩)
 第3曲「春のあこがれ」(レルシュタープ詩)
 第4曲「セレナード」(レルシュタープ詩)
 第5曲「わが宿」(レルシュタープ詩)
 第6曲「遠い国で」(レルシュタープ詩)
 第7曲「別れ」(レルシュタープ詩)
 第8曲「アトラス」(ハイネ詩)
 第9曲「彼女の姿」(ハイネ詩)
 第10曲「漁師の娘」(ハイネ詩)
 第11曲「街」(ハイネ詩)
 第12曲「海辺にて」(ハイネ詩)
 第13曲「影法師」(ハイネ詩)
 第14曲「鳩の使い」(サイドル詩)

● 孤独に D.620

 イアン・ボストリッジ(テノール)
 ラルス・フォークト(ピアノ)

 録音時期:2021年11月
 録音場所:ロンドン、ウィグモア・ホール
 録音方式:ステレオ(デジタル)

 エグゼクティヴ・プロデューサー:ルノー・ロランジェ
 A&Rマネージャー:ケイト・ロケット
 レコーディング・プロデューサー:マーク・ブラウン
 レコーディング・エンジニア:フィリップ・シニー

 ディジパック仕様

ユーザーレビュー

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極めて意志的な、歌と伴奏のぶつかり合い。...

投稿日:2022/11/17 (木)

極めて意志的な、歌と伴奏のぶつかり合い。ぶつかり合いといっても対立してのものではない。互いの持てる力を出し合い、掛け合いながら歌に想いを込めていく。そこから生まれてきたものは、はからずも伴奏者の「白鳥の歌」になってしまった…。  ボストリッジによるシューベルト・3大歌曲集の掉尾を飾るはこの「白鳥の歌」。前作たちと異なりライヴと銘打ってないのは伴奏者L.フォークトの体調等によるものだろうか。もし、そこに聴衆がいたならこのぶつかり合いをどう聴くのだろう。おそらく壮絶な舞台として記憶に刻まれることになったのではないだろうか。それほどにこのディスクは激しく、いたたまれず、切なく、哀しく、だからこそ美しい。  ボストリッジによる憑りつかれたような歌唱は言わずもがな。前二作に負けない憑依ぶり。それでも曲が台無しになるような下品さはなく、真摯に曲にのめり込んでいるように感じた。そしてフォークトのピアノ…。録音当時の体調は判らないが彼の脳裏には「これが最期の」という意識はあったと思う。それ故なのか、それとも歌い手の憑依に応えた結果なのか。多分その両方だったのでは、と思う。時おりピアノによって強い意志を以って刻み込まれる音の刻印。この刻印に彼が託した想いについて私(と、この後に聴かれる皆さん)はいろいろ考え続けることになるだろう。  この盤の後にM.パドモア&内田光子による「白鳥の歌」(2022年録音、DECCAよりリリース。当盤と同じウィグモアホールで録音)も出て、代わる代わる聴いている。作品の性格や作曲当時の状況への想いも含み、それぞれのコンビがそれぞれの演り方で私たちに訴えかけてくる。これらの壮絶な表現について、「どちらが良い」「どちらが上手い」という比較はもはや意味がないと思う。簡単に比較してお終いというレベルを遥かに超越しているからだ。私なら次のようにお薦めしたい。「両方手許に置き、聴き続けるべき」と。 最後に一言…。ラルス・フォークト氏の早すぎる死を悼み、フォークト氏のご冥福をお祈りします。彼の遺したディスクによって彼の「生きた証」が多くの人々の心に届きますように…

うーつん さん | 東京都 | 不明

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