シュトラウス・ファミリー

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CD 輸入盤

【中古:盤質AB】 ウィンナ・ワルツ集 ロヴロ・フォン・マタチッチ&ベルリン放送交響楽団(1958年モノラル・セッション)

シュトラウス・ファミリー

中古情報

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AB
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基本情報

ジャンル
カタログNo
SSS0216
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)


マタチッチのウィンナ・ワルツ!!
驚天動地のスタジオ録音!


こんな奇跡のような演奏が遺っておりました! マタチッチによるシュトラウス・ファミリー名演集。元来がステレオでスタジオ録音されておりましたが、それらは現存せず、モノラルのトラックダウンしか遺っていなかったのは甚だ残念ですが、音質は極上。
 マタチッチは、オーストリア=ハンガリー帝国に属する時代のクロアチアに生まれ、9歳からウィーン少年合唱団に入り、そのままウィーンで音楽を修めた訳ですから、音楽的バックボーンは紛れもなくウィーンなのです。レハールの『メリー・ウィドウ』の全曲録音がリリース当初から今に至るまで高評価なのも当然でしょう。「ベルリンの壁」が出来る前の「東ベルリン」にて行われたセッション録音。オーケストラの実力も並々ならぬものです。演奏内容は予想通り、クナッパーツブッシュを思わせる重厚なもの。クナのような意表を突く遊戯は見られませんが、大人の風格と余裕に満ちた豊穣な音楽が奏でられます。『南国のバラ』『芸術家の生活』などシンフォニックなまでの大建築演奏。『天体の音楽』の極大スケール。さすがはマタチッチ。多くのファンが抱く尊敬の念も新たなものとなることでしょう。
 英語、日本語、ドイツ語によるライナーノート付き。(輸入元情報)

■関連情報
連載 許光俊の言いたい放題第264回『ウィンナ・ワルツで茫然自失』
「... サーカスでテンポよくいろいろな人たちが出てきては下がる、みたいなわくわく感。」

【収録情報】
ヨハン・シュトラウス2世:
● 常動曲
● ピツィカート・ポルカ
● トリッチ・トラッチ・ポルカ
● ペルシャ行進曲
● ワルツ『南国のバラ』
● ワルツ『芸術家の生活』

ヨゼフ・シュトラウス:
● ワルツ『オーストリアの村つばめ』
● ワルツ『天体の音楽』


 ベルリン放送交響楽団(旧東ドイツ)
 ロヴロ・フォン・マタチッチ(指揮)

 録音時期:1958年6月24-26日
 録音場所:ベルリン放送ザール1
 録音方式:モノラル(セッション)

ユーザーレビュー

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マタチッチのウィンナ・ワルツと聞くと、と...

投稿日:2019/01/31 (木)

マタチッチのウィンナ・ワルツと聞くと、とりあえず「重厚で豪快な云々」とか「ブルックナー風の味付け」などという評言をしたくなるものだろうと思う。しかし、この演奏は極めて、ウィーン風である。全く正統的なウィーン風の伝統にしたがった演奏だと断言できる。最初にこの演奏を聴いていたときには、演奏者の名前を意識していなかったので、この重い重心のオーケストラ、ワルツもポルカも音はウィーン風ではないのに、歌いまわしがいかにもウィーン風なのに、かなり戸惑った。ウィーン少年合唱団の謳いまわしとそっくりなのである!「いい演奏なのだけれど、どうしてこうなのかな」と。その後、これがマタチッチの指揮するベルリンのオケと分かり納得した。マタチッチは元ウィーン少年合唱団員で、ウィーンで教育を受けているオーストリア=ハンガリー帝国の貴族の家系なので、こうした正統な演奏に仕上がる。この演奏には、マタチッチの個性、ベルリンのオケの個性は確かに聴きとれるのであるが、全体を明瞭に貫いているのは、ウィーンの伝統だ。マタチッチとウィーンの音楽の関係を、私はこれほど明瞭に意識したことは今までなかったので、大変に良い経験になった。尚、マタチッチの重心の低い、ドライヴの効いた演奏は、クロアチアの音楽性なのであって、マタチッチ個人の個性ではないことは、知っておくと良いと思う。ポゴレリチやゲキチも非常に通底した音楽をやるからだ。平たく言ってしまえば、マタチッチを「豪快な指揮者」とか、ストコフスキーを「怪人」とか、そういうある種のステロタイプなレッテルを張り付ける商売はもうやめにしたらどうかと思う。彼らのやっている音楽をもう少し真剣に捉えることができる時代になっていると思う、日本の聴衆の成長ぶりは。追いついていないのは「評論家」の先生なのではないだろうか?マタチッチが少年の頃にアウガルテン宮殿で身に着けた歌が、ここに聴こえる。

slave さん | 東京都 | 不明

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