シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

人物・団体ページへ

CD 輸入盤

組曲『町人貴族』、『サロメ』『ばらの騎士』『カプリッチョ』から、他 スイトナー&シュターツカペレ・ドレスデン(1963 ステレオ)(2CD)

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
PH12018
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
CD
その他
:
輸入盤

商品説明


«Profil» =エディション・シュターツカペレ・ドレスデン=
きわめてレア!そのうえ極上!
スイトナー&ドレスデンによる
シュトラウスの舞台作品からの音楽

NHK交響楽団の名誉指揮者として客演を重ね、日本のファンにもなじみ深い名指揮者オトマール・スイトナー[1922-2010]は、1960年から1964年にかけてゼンパーオーパーの音楽監督を務めています。
 スイトナーはモーツァルトやベートーヴェン、シューベルト、ブラームスをはじめ、独墺系のレパートリーに定評がありましたが、その流れを汲むリヒャルト・シュトラウスの演奏にも素晴らしいものがありました。じっさい、スイトナーがゼンパーオーパーの音楽監督在任中の1963 年にセッション録音された『サロメ』全曲は、この作品の代表的なレコーディングとしてたいへん有名です。
 この『サロメ』のすぐれた内容からも、スイトナーとドレスデンよるシュトラウス演奏の凄さの一端をうかがい知ることができますが、どういうわけか、唯一無二ともいうべき『サロメ』のほかには、この顔合わせによるシュトラウスの演奏としてはセッション録音はもとより、ライヴ音源の存在も知られておりませんでした。
 このたびエディション・シュターツカペレ・ドレスデンに登場する、スイトナー指揮による楽劇からの一連の音楽は、その『サロメ』の名演が遺されたのと同じ1963年に放送用にセッション・レコーディングされたものです。こうして聴くと、スイトナーのみごとな音楽運びもそうですが、なにより表現力ゆたかな楽団のひびきがシュトラウスとは分かち難いものであることがよく分かります。
 いずれにせよ、こうしてあらたにスイトナーの指揮、作曲者ゆかりのドレスデンの演奏でシュトラウス作品が味わえるのは朗報といえるでしょう。
 なお、ディスク2 には、スイトナーのインタビューを収録。翌1964 年に、DDR 製作の番組にゲストとして招かれた際に収録されたもので、こちらも資料的価値の高い内容です。(キング・インターナショナル)

【収録情報】
Disc1
・R.シュトラウス:組曲『町人貴族』op. 60

 収録時期:1963年9月24日
 DDRによる放送用セッション(ステレオ)

・R.シュトラウス:『サロメ』op.54 〜7つのヴェールの踊り
・R.シュトラウス:『ばらの騎士』op.59 〜ワルツ第2 番
・R.シュトラウス:『インテルメッツォ』op.72 〜4つの交響的間奏曲
・R.シュトラウス:『アラベラ』op.79 〜第3幕への前奏曲
・R.シュトラウス:『カプリッチョ』op.85 〜月の光の音楽(間奏曲)

 収録:1963年11月21日
 DDRによる放送用セッション録音(ステレオ)

Disc2
・「オトマール・スイトナーを迎えて」
 ドイツ民主共和国国営放送によるインタビュー・プログラム
 案内役:ヴォルフガング・ヒラー

 収録時期:1964年11月9日
 ライプツィヒ・ラジオ放送局

 シュターツカペレ・ドレスデン
 オトマール・スイトナー(指揮)

【スイトナー・プロフィール】
1922年5月16日、オトマール・スイトナー(スウィトナー、スヴィトナー、ズイトナーとも)は、ドイツ系の父親とイタリア系の母親の間に、オーストリアのインスブルックに誕生。インスブルック音楽院に学んだのち、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院に入学、レドヴィンカにピアノを、クレメンス・クラウスに指揮を師事。
 1941年からインスブルックのチロル州立劇場の副指揮者となり、翌年、『ばらの騎士』を自分で室内編成用に編曲上演して指揮者デビューを飾ります。この上演は作曲者のシュトラウス自身の賞賛も得て、スイトナーは順調なスタートを切りますが、1944年に同劇場の指揮者を辞任してからはポストに恵まれず、1952年まではピアニストとしてウィーン、ローマ、ミュンヘンなどで活動することになります。
 1952年からはデュッセルドルフ近郊のレムシャイト市の音楽監督に就任して指揮活動を再開、1957年には、ラインラント=プファルツ・フィルの音楽監督に迎えられ、ドイツ・オーストリア各地のオーケストラへの客演も開始します。マリア・カラスの伴奏をおこなったこともありました。
 1960年、スイトナーは東ドイツに移り、ドレスデン国立歌劇場の音楽監督に就任します。同歌劇場のオーケストラであるシュターツカペレ・ドレスデンとの公演も含めて大きな成功を収め、1964年には、ベルリン国立歌劇場の音楽監督に就任し、ドレスデンに続いて東ドイツ最高のポジションを得ることになります。この年からバイロイト音楽祭へも出演するようになり、さらに声望を高めて行くこととなります。
 初来日は1971年、NHK交響楽団への客演でした。以後、数多くの来日公演やレコードなどを通じて着実にファンを増やし、現在も根強い人気を維持しています。

【スイトナーの芸風】
キャリアの最初から最後までオペラを指揮活動の中心に据えていたスイトナー。主に指揮したのはドレスデンとベルリンのオペラでしたが、両者のオーケストラが、シュターツカペレとしてコンサート活動もおこなっていたため、通常の演奏会レパートリーも幅広いものを持っていました。
 大人数でドラマ構築をおこなうオペラの舞台は、歌手やオーケストラはもちろん、演出家への配慮も求められるという、指揮者にとっては過酷な現場ですが、スイトナーは若い頃から叩き上げて実力を伸ばして来ただけあって、ドレスデンでもベルリンでも高い評価を獲得していました。
 その水準の高さは、たとえば『魔笛』や『フィガロの結婚』『コシ・ファン・トゥッテ』『後宮からの誘拐』といったモーツァルトの有名な演奏の数々や、リヒャルト・シュトラウスの『サロメ』といった録音でも明らかでした。

 モーツァルトはオペラだけでなく交響曲や序曲にも素晴らしい演奏を残しており、その他、ハイドン、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ブラームス、ブルックナー、マーラー、ドヴォルザーク、ヴェーバー、ビゼーといったメインストリームのシンフォニック路線のほか、オペラではワーグナー、シューベルト、フンパーディンク、スメタナなども指揮、管弦楽作品では、ヴェーバー、スッペ、ストラヴィンスキー、チャイコフスキー、ヒンデミット、リスト、R.シュトラウス、レーガー、グリーグ、ドビュッシー、デッサウ等々があり、それらが音の良い状態で残されているのは幸いでした。(HMV)

収録曲   

ディスク   1

  • 01. Ouverture
  • 02. Menuett
  • 03. Der Fechtmeister
  • 04. Auftritt Und Tanz Der Schneider
  • 05. Das Menuett Des Lully
  • 06. Courante
  • 07. Auftritt Des Cleonte
  • 08. Vorspiel - Aufzug
  • 09. Das Diner: Tafelmusik Und Tanz Des Kuchenjungen
  • 10. Salome's Tanz, Trv215A, 'Dance of the Seven Veils'
  • 11. Walzerfolge No. 2, Trv227A
  • 12. Walzerszene
  • 13. Traumerei Am Kamin
  • 14. Frohlicher Beschluss
  • 15. Vorspiel
  • 16. Intermezzo (Moonlight Music)

ディスク   2

  • 01. A Guest of Otmas Suitner - Interview Conducted By Wolfgang Hiller for Beliner Welle - Various Performers
  • 02. Das Menuett Des Lully
  • 03. Menuett

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)に関連するトピックス

管弦楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品