シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

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Hi Quality CD

『英雄の生涯』 ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィル(1985)

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG90689
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
Hi Quality CD
その他
:
限定盤

商品説明

R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』(1985年録音)
ヘルベルト・フォン・カラヤン&ベルリン・フィル


カラヤン3度目となった1985年のデジタル録音による『英雄の生涯』。生涯にわたってR.シュトラウス作品の演奏に特別の思い入れがあったカラヤンによる確固たる演奏は、その壮大さ、深さにおいて他の追随を許さない独自の地位を築いています。(メーカー資料より)

【収録情報】
● リヒャルト・シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』 op.40


 レオン・シュピーラー(ヴァイオリン)
 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
 ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)

 録音時期:1985年2月
 録音場所:ベルリン、フィルハーモニー
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)

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カラヤン新体験! 究極の高音質CD[UHQCD]で聴く50タイトル!
聴きどころがこれで解明! 聞き比べ解説入り〜70年代録音の「ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』」とデジタル録音の「R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』」をSHM-CD盤と比較試聴した共通解説を全タイトルに封入。
オリジナル・カバー・イメージを極力再現したジャケット・デザイン
声楽作品は歌詞対訳付
初回限定盤 日本独自企画

[UHQCD]とは
HQCD(ハイ・クオリティCD)の更に上をいく高品質を開発するために生み出された高音質CDです。新しく開発された製法により、従来の高音質ディスクより更に原盤に忠実な音を再現します。
ディスク基板の素材に、従来のポリカーボネートではなくフォトポリマーを使用することにより、スタンパーと呼ばれる原盤からのデータピットの転写をより確実に行えるようになりました。
更に反射膜に特殊合金を使用し、ディスクのピット情報の読取精度が飛躍的に向上しています。
従来の高音質ディスクより更に原盤に忠実な音を再現し、最高性能のクリスタルディスクに迫る高音質を手軽にお楽しみ頂けます。
既存のプレイヤーで再生可能です。(メーカー資料より)

収録曲   

総合評価

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投稿日:2021/03/17 (水)

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ハッチ さん | 愛知県 | 不明

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投稿日:2013/05/02 (木)

カラヤン、ベルリンフィルの為に存在する音楽。

sunny さん | 兵庫県 | 不明

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投稿日:2011/04/28 (木)

カラヤンはR・シュトラウスを十八番にしていたが、とりわけ交響詩「英雄の生涯」に私淑していたと言える。スタジオ録音では本盤におさめられた演奏のほか、1959年盤(DG)と1974年盤(EMI)の3種が存在しており、ライブ録音でもモスクワ盤(1969年)や、ロンドン盤(1972年及び1985年)など複数が存在している。前述した演奏のいずれもがベルリン・フィルとのものであることが特徴と言えるところであり、カラヤンが同曲を演奏するにあたってはオーケストラの機能性を重視していたことがよく理解できるところだ。カラヤンはライブでこそその真価を発揮する指揮者であり、前述の3種のライブ録音は素晴らしい超名演ではあるが、ここでは本盤を含め3種あるスタジオ録音の間の比較を軸に論じていくこととしたい。いずれも名演の名に値すると思うが、演奏の性格は大きく異なると考えられる。1959年盤については、カラヤンによるDGへのデビュー盤でもあるが、この当時はベルリン・フィルにフルトヴェングラー時代の重心の低い音色の残滓が存在しており、シュヴァルベのヴァイオリンソロはいかにもカラヤン好みの官能的な美しさを誇ってはいるものの、オーケストラの音色はいわゆるカラヤンサウンドで満たされているとは言い難い面があり、カラヤンの個性が完全に発揮されているとは言い難いとも言える。これに対して1974年盤は、カラヤン色が濃い演奏と言える。シュヴァルベのヴァイオリンの官能的な美しさは相変わらずであるが、オーケストラは肉厚の弦楽合奏、ブリリアントな金管楽器の朗々たる響き、桁外れのテクニックを示す木管楽器、雷鳴のように轟くティンパニなどをベースに流麗なレガートが施されるなど、いわゆるカラヤンサウンドが満載であり、徹頭徹尾カラヤン色に染め上げられた演奏に仕上がっていると言える。これに対して本演奏(1985年)は、カラヤンの統率力の衰えから、カラヤンサウンドを聴くことができるものの、1974年盤のように徹頭徹尾ということにはなっていない。したがって、音のドラマの構築という点では1974年盤よりも劣っていると言わざるを得ないが、本演奏にはカラヤンが自らの人生を自省の気持ちを込めて顧みるような趣きが感じられるところであり、枯淡の境地にも通じるような味わい深さといった面では、1959年盤や1974年盤をはるかに凌駕していると言えるだろう。これには、ヴァイオリンソロが官能的な美しさを誇るシュヴァルベから質実剛健なシュピーラーに変わったのも大きいと考えられる。いずれにしても、これら3種の名演の比較については困難を極めるところであり最終的には好みの問題になるとは思うが、私としては、カラヤンが最晩年に至って漸く到達した枯淡の境地、至純の境地を味わうことができる本演奏を随一の至高の超名演と高く評価したい。これだけの超名演であるにもかかわらず、いまだにSACD化どころかSHM−CD化すらされていないのは実に不思議な気がする。今後はSHM−CD化、さらにはシングルレイヤーによるSACD&SHM−CD化を図るなど、更なる高音質化を大いに望みたい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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