リヒャルト・シュトラウス生誕150周年記念ガラ・コンサート
R.シュトラウスとドレスデンの関係を改めて感じる映像
ティーレマンが語るR.シュトラウスも必見!
リヒャルト・シュトラウスゆかりのドレスデンで、2014年6月11日、クリスティアーン・ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンが150回目の誕生日を祝ったガラ・コンサート。コンサートにはクリスティーヌ・ゲルク、アニヤ・ハルテロス、カミッラ・ニールンドという、R.シュトラウスを得意とする3人の名ソプラノが登場。
ご存知の通りリヒャルト・シュトラウスとシュターツカペレ・ドレスデンは深い関係にあります。道徳上の理由でベルリンでの上演が許可されなかったオペラ『炎の災い』はドレスデンで成功を収め、さらにオスカー・ワイルドの戯曲に基づく『サロメ』をドレスデンで初演し大成功を収めると、『エレクトラ』『ばらの騎士』と続々とドレスデン初演を行い、名声を得ます。その結果、リヒャルト・シュトラウスのオペラ15作品中9作品がドレスデンで初演されています。そうした伝統を踏まえてこのコンサートで取り上げられているオペラの作品は、すべてドレスデンで初演されたもので統一されています。今やリヒャルト・シュトラウスを指揮すれば右に出るものがいないティーレマン。総譜を隅々までクリアに聴かせ、ドレスデンから重厚で緻密な響きを引き出しています。
さらにこの映像には、ティーレマンが語るリヒャルト・シュトラウス「マイ・シュトラウス」というドキュメンタリー映像が収録されています。ベルリンで育ったティーレマンはカラヤン&ベルリン・フィルによるリヒャルト・シュトラウスの演奏をよく聴いていたと言います。さらにドレスデンで所有している初演された9つのオペラの自筆譜にも話題は触れており、そのスコアには、エルンスト・フォン・シューフ、フリッツ・ブッシュ、カール・ベーム、オトマール・スイトナーら歴代の指揮者たちの書き込みがあり、それを丹念に勉強していることも明かしていまにす。リハーサル映像も盛り込まれており、様々な角度からティーレマンのリヒャルト・シュトラウス像を見ることができます。(キングインターナショナル)
【収録情報】
『リヒャルト・シュトラウス・ガラ』
R.シュトラウス:
● 『ばらの騎士』 Op.59〜ワルツ第1番
● 『エレクトラ』 Op.58〜エレクトラのモノローグ「ひとりだ! たったひとりだ!」
● 『火の危機』 Op.50〜愛の場面
● 『サロメ』 Op.54〜フィナーレ「あなたは私に接吻をさせてくれなかった、ヨカナーン」
● 『ばらの騎士』 Op.59〜ワルツ第2番
● 『アラベラ』 Op.79〜第1幕フィナーレ「私のエレメール!」
● 『インテルメッツォ』 Op.72〜4つの交響的間奏曲より第2曲「暖炉で夢見る」
● 『エジプトのヘレナ』 Op.75〜第2幕ヘレナのアリア「第2の花嫁の夜! 魔法の夜」
● 『無口な女』 Op.80〜序曲「ポプリ」
● 『ダフネ』 Op.82〜フィナーレとダフネの変容「私は行く・・・月の光の音楽・・・アポロ! お兄様!」
クリスティーヌ・ゲルク(ソプラノ)
アニヤ・ハルテロス(ソプラノ)
カミッラ・ニールンド(ソプラノ)
シュターツカペレ・ドレスデン
クリスティアーン・ティーレマン(指揮)
収録時期:2014年6月11日
収録場所:ドレスデン、ゼンパーオーパー(ライヴ)
映像監督:ミヒャエル・ベイヤー
● 特典映像:「ティーレマン/マイ・シュトラウス」(言語:独、字幕:英韓日)
収録時間:本編100分、特典46分
画面:カラー、16:9
音声:DTS 5.1、PCMステレオ
字幕(本編):英仏西中韓日
NTSC
Region All