シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

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Blu-ray Disc 輸入盤

『エレクトラ』全曲 ワリコフスキ演出、ヴェルザー=メスト&ウィーン・フィル、ストゥンディーテ、A.グリゴリアン、他(2020 ステレオ)(日本語字幕付)

シュトラウス、リヒャルト(1864-1949)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
804404
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
Blu-ray Disc
その他
:
輸入盤

商品説明


ザルツブルク音楽祭100周年
ストゥンディーテとグリゴリアンのリトアニア勢の熱演が光る
ヴェルザー=メスト指揮ウィーン・フィル、困難な状況下で上演された『エレクトラ』


2020年に創立100周年を迎えたザルツブルク音楽祭。世界的パンデミックで開催が危ぶまれていましたが、会期を短縮、プログラムを変更して開催されました。この記念すべき年に上演演目に選ばれたのは、音楽祭の創設者として名を連ねるリヒャルト・シュトラウス&ホーフマンスタールのコンビの最初の作品である『エレクトラ』です。前作『サロメ』以上のインパクトを求め、リヒャルト・シュトラウスがオペラ史上最大規模のオーケストラを駆使し圧倒的迫力をもつ大作。
 エレクトラには、リトアニア出身の世界的ソプラノ歌手、アウシュリネ・ストゥンディーテ。音楽祭のオープニングを飾るオペラのタイトルロールにふさわしい、存在感のある歌唱は圧巻。そして妹のクリステミスを演じるのは、2018年の音楽祭で『サロメ』を歌い世界的に大きな話題となった同じくリトアニア出身のアスミク・グリゴリアン。本上演でも再びその才能を開花させています。演出のクリストフ・ワリコフスキは、母親殺し、執着、復讐、衰弱、壊れた家族の深い心理状態をリアルに描いています。
 そして、ヴェルザー=メスト&ウィーン・フィルの精緻かつ感情あふれる演奏からは、この時世に大規模プログラムを選び、強いメッセージとして演奏して聴衆に伝えようという気概が感じられます。(輸入元情報)


【収録情報】
● リヒャルト・シュトラウス:『エレクトラ』全曲


 アウシュリネ・ストゥンディーテ(ソプラノ/エレクトラ)
 アスミク・グリゴリアン(ソプラノ/クリソテミス)
 ターニャ・アリアーネ・バウムガルトナー(メゾ・ソプラノ/クリテムネストラ)
 ミヒャエル・ローレンツ(テノール/エギスト)
 デレク・ウェルトン(バス・バリトン/オレスト)
 ティルマン・レンネベック(バス/オレストの養育者)
 ヴェリティ・ウィンゲイト(ソプラノ/クリテムネストラの裾持ちの女)
 ヴァレリヤ・サヴィンスカヤ(ソプラノ/クリテムネストラの侍女)
 マトイス・シュミットレヒナー(テノール/若い従僕)
 イェンス・ラーセン(バス/年老いた従僕)
 ソーニャ・シャリッチ(ソプラノ/監視の女)
 ボニータ・ハイマン(コントラルト/5人の召使)
 デニズ・ウズン(メゾ・ソプラノ/5人の召使)
 シネイド・キャンベル=ウォレス(ソプラノ/5人の召使)
 ナタリア・タナジー(ソプラノ/5人の召使)、他
 ウィーン国立歌劇場合唱団
 エルンスト・ラッフェルスベルガー(合唱指揮)
 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
 フランツ・ヴェルザー=メスト(指揮)

 演出:クリストフ・ワリコフスキ
 舞台、衣装:マウドルザータ・シシュニチャック
 照明:フェリス・ロス
 振付:クロード・バルドゥイユ
 ドラマトゥルグ:クリスティアン・ロンシャン

 収録時期:2020年8月
 収録場所:ザルツブルク、フェルゼンライトシューレ(ライヴ)

 収録時間:120分
 画面:カラー、16:9、1080i
 音声:PCM Stereo、DTS-HD MA 5.1
 原語:ドイツ語
 字幕:英仏伊韓日(日本語字幕:広瀬大介)
 BD50
 Region All

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ユーザーレビュー

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音楽面では非常に水準が高い。ストゥンディ...

投稿日:2021/10/23 (土)

音楽面では非常に水準が高い。ストゥンディーテ、グリゴリアンともに本当に声が良く伸びる。細やかさも申し分なく、この二人がやはり圧倒的。バウムガルトナーも悪くない。ヴェルザー=メストとウィーン・フィルがいつもの洗練にとどまらぬ、逞しい表現力を見せるのは、作品の性格をそのまま反映したとも言えるが、コロナ下ゆえの特別なテンションの高さか。 現代の衣装によるワルリコフスキ演出、今回の新機軸は以下の通り。1)音楽が始まる前に、夫を殺したばかりのクリテムネストラが出てきて、これは娘イフィゲニアを生贄にされたことの復讐であると自己主張する(ホフマンスタールの台詞ではない。ソポクレース原作の独訳か?)。2)エレクトラのモノローグおよび終盤でアガメムノンの亡霊(もちろん黙役)が舞台に出てくる。3)クリソテミスがボーイッシュとも言えるタイトないでたちなのに対し、エレクトラは花柄のスカートを履いている。従来のクリシェの逆を行こうという意図。クリソテミスは母親とその愛人殺害に積極的に関与するなど、明らかにキャラを変えている。4)副舞台としてクリテムネストラの部屋が設けられ、さすがに殺しの瞬間は見せないが、殺害後の状況をリアルに見せる。血しぶき、さらに不気味な蠅の大群を見せるプロジェクション・マッピングは終盤、大活躍。映像投影が派手な分、歌手たちの演技そのものが控えめなのは、近年の演出の悪弊ではあるが、全体としては新解釈の意欲は大いに買える。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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