CD 輸入盤

【中古:盤質A】 交響曲全集、他 アシュケナージ(5CD)

シベリウス(1865-1957)

中古情報

新品ジャケット
こちら ※参考のため、実際の商品と異なる場合がございます
:
A
特記事項
:
なし
コメント
:
5CD BOX/BOOKLET付
:
HMV record shop オンライン

基本情報

ジャンル
カタログNo
4735902
レーベル
Europe
フォーマット
CD
その他
:
輸入盤

商品説明

(こちらは新品のHMVレビューとなります。参考として下さいませ。中古商品にはサイト上に記載がある場合でも、封入/外付け特典は付属いたしません。また、実際の商品と内容が異なる場合がございます。)

アシュケナージ/シベリウス交響曲全集

・交響曲第1番ホ短調 op.39
・交響曲第2番ニ長調 op.43
・交響曲第3番ハ長調 op.52
・交響曲第4番イ短調 op.63
・交響曲第5番変ホ長調 op.82
・交響曲第6番ニ短調 op.104
・交響曲第7番ハ長調 op.105
・ヴァイオリン協奏曲ニ短調 op.47
・交響詩『フィンランディア』
・交響詩『タピオラ』
・交響詩『伝説』
・『ルオンノタール』
・カレリア組曲
・悲しきワルツ
・弦楽のためのロマンス
・2つのセレナード
・2つの荘重な旋律
 ボリス・ベルキン(Vn)
 エリーザベト・ゼーダーシュトレム(S)
 フィルハーモニア管弦楽団
 ボストン交響楽団
 指揮: ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)

アシュケナージが指揮をしたシベリウスの作品を集めたもの。ベルキンがソロを取るヴァイオリンとオーケストラのための小品は、今回が初発売です。

収録曲   

ディスク   1

  • 01. I. Andante Ma Non Troppo - Allegro Energico
  • 02. II. Andante (Ma Non Troppo Lento)
  • 03. III. Scherzo. Allegro
  • 04. IV. Finale (Quasi Una Fantasia)
  • 05. I. Tempo Molto Moderato, Quasi Adagio
  • 06. II. Allegro Molto Vivace
  • 07. III. Il Tempo Largo
  • 08. IV. Allegro

ディスク   2

  • 01. I. Allegretto - Poco Allegro - Tranquillo, Ma Poco a Poco Ravvivando Il Tempo Al Allegro
  • 02. II. Tempo Andante, Ma Rubato - Andante Sostenuto
  • 03. III. Vivacissimo - Lento e Suave - Largamente
  • 04. IV. Finale. Allegro Moderato
  • 05. I. Intermezzo. Moderato
  • 06. II. Ballade. Tempo di Menuetto
  • 07. III. Alla Marcia. Moderato
  • 08. Sibelius: The Symphonies; Tone Poems; Violin Concerto

総合評価

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やや都会風の明るいシベリウスだが聴いてい...

投稿日:2023/05/30 (火)

やや都会風の明るいシベリウスだが聴いていて違和感がないのは内容があるからだと思う。いま一番私の心をとらえているのは1番、5番の2曲である。作曲者の祖国愛と自然愛に満ちあふれ、それを深い芸術観で表現しているこの2曲の美しさは筆舌に尽くしがたいほどである。10種以上聴いた中でこのアシュケナージも優れているが、1番のベストは、ベルグルント・ヘルシンキPOとヤンソンス・バイエルンだろう。偉大なブルックナーももちろん素敵だが、シベリウスのほうが親しみ易いので聴く回数が多く、深く美しい旋律に満ちあるれたシベリウスはもっと聴かれるべきだと思う。今探しているのは、昔、米コロンビアLPで聴いたオーマンディのモノラル録音の4番で、まだCDになっていないようである。

robin さん | 兵庫県 | 不明

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私が持っている物はこの全集ではないのだが...

投稿日:2013/04/16 (火)

私が持っている物はこの全集ではないのだが、この中の交響詩『ルオノタール』は録音されることも少なく(過去に幾つか録音はあるようだが)シベリウスファンなら一度は聴いておくべき曲だろう。 交響曲4番の中で、ダイヤモンドダストを思わせる旋律が表れるが、そのような 自然現象も音にしてしまう、シベリウスはやはり偉大な作曲家だ。

ラブラドライト さん | 東京都 | 不明

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アシュケナージと言えばラフマニノフ、ショ...

投稿日:2010/05/03 (月)

アシュケナージと言えばラフマニノフ、ショパン、モーツアルトのピアノ弾きから指揮活動を本格的に始めて約30年過ぎたわけですが昨今の個性強きより若い世代の指揮者群の台頭でどうも彼の印象が薄くなったのも否めません。シベリウスの交響曲の録音をPHOを振って取り上げだしたのもその本格的指揮活動を開始した頃からのスタートです。各曲簡単に見てみましょう。第1番(1984年録音)ではその出だし第1楽章何か情的だったのがいつの間にかやや散漫に何もかも盛り込み過ぎた感がします、終わりの方の管楽器、ティンパニーの扱いは印象的。第2楽章私の聴き違いか一部瞬間弦の勇み足?があるものの燃えつかないジレンマも抱え一方室内楽的美しさを見せます。リズミカルな第3楽章、ティンパニーの思い切った扱いや管楽器の粘りに前二楽章には薄かった民族的雰囲気を湛えます。最終楽章はもう少し冷えひえした感じが欲しく考えすぎる処もあります。しかし高音弦のひっぱる処や遅くテーマが流れる処は中々聴かせます。演奏タイムは@11’00A10’13B5’32C12’43となり元々ふっくらした感性を持ち合わせているアシュケナージの味わいは保っています。1981年録音の交響曲第4番(タイム@9’38A4’32B9’23C9’13)はシベリウスの作曲方向を示した傑作と言われているものでその内省的深淵の静けさをどう表現するかで演奏が決まってくるものです。アシュケナーシ゛は余分な物をカットしたモノトーン的というよりやや水彩画的イメージで曲を進めそれはそれで私には他のシベリウス交響曲演奏より分り易くはありました。第1楽章チェロ誘導の低音弦からスタートしシベリウス独特の世界へ透き通った交替管弦で導きます。第2楽章は明るい踊るような管がスタートを切り暫くして癖のある動機で雰囲気が一転、やや中途半端な終わり方が面白いです。第3楽章は今度は弦中心に進み終わりは静かにテーマをばらまきながら終わる絶妙さは上手い! 最終楽章活発な弦の遣り取りから次第にあの第5交響曲にも現れたような焦らす弦の過程があり次第に静寂の中に曲が閉じられます。アシュケナージの真面目さが出た演奏かと聴きました。次に1980年収録の交響曲第5番です。演奏タイムとしては@13’09A9’26B8’49で・・・。第1楽章出だし直接のティンパニーに含みがないものの鮮やかさが印象的です。後半焦らせる弦の吹雪模様と厚いアンサンブルなどで色んな仕掛けがなされ鳴らしを頑張り過ぎる為?主線が隠れて浮かんで来ない傾向があります。第2楽章も暫くただ鳴っているだけが終わりの方の大きな波のウネリで謳いあげてはいますが情感の伴いが不徹底。最終楽章で又ティンパニーを活かし最後主題を大きな息遣いで土俗的ではなく表現しています。少し全体暑苦しく感じる時もありますが健闘している事はよく分かります。1983年録音の第3番ですがシベリウスの作風が変化し出した頃の作品で自然志向的な感じであります。簡潔にして精妙と解説書にはその特徴をあげており三楽章とこれまた珍しいのでは?・・・。とにかく全体素朴で次々と曲想が奥へ奥へと展開されて行きます。それだけに全体スケール感があり余り聴かれないこの曲をアシャケナージの持ち前の統率力が活き分り易く再現しています。演奏タイムは@10’35A9’27B9’03とほぼ三等分、第1楽章・・・せわしい弦に管が交替で登場、やがてピチカートで一旦おさまり終わりはお決まりの全奏で先のスケール感が出ます。第2楽章はピチカートと管楽器が交差する内親しみ易い民謡風メロディがもの悲しげに管楽器から奏でられその変奏となりアシュケナージの清潔な美的センスが発揮されます。最終楽章短い序奏から力強い管楽器のファンファーレ的なものが続く・・といった具合です。短調の第6番(1984年録音)も有名な第5番と第7番にはさまれそんなに聴くといったものではないのですがアシュケナージは第3番他と同様のアプローチです。演奏タイムは@9’20A5’38B3’49C9’18で第1楽章は冷え冷えした高音弦から思索的に進み(作曲者周辺の親しい人の死の影響が見られます)やがて雄弁にピークに達して行きます。やや散文的な寂しさの第2楽章等を経て充実した活気に満ちる最終楽章に入りますがやっぱり何処か寂しさ・孤独感は消えずじまいであります。1982年録音の第7番・・・演奏タイムは単一楽章扱いの曲なのでトータル22’37なのですがその単一な中にややせわしさがあるもののグッと凝縮した冷たい情熱が迸る熱演かと思います。最後になりましたが有名な第2番について、アシュケナージ・・・本演奏録音時推定42歳・・・は本盤PHO演奏(タイム@10’32A14’54B6’16C14’25)を1979年録音をしています。彼のこの曲については1992年BSOとの盤(同@10’20A14’35B5’58C13’59)や更に直近ではRSPOとの2006年収録盤(同@10’21A14’02B6’18C14’03)があり段々とその語り口は上手くなって来ているようです。有名曲だけに関連盤タイムをメモしました。このメモのようにタイム的には彼自身ではそんなにブレが無く演奏表情に変化というか指揮練達の程が示されていっているようです。大体北欧系の音楽に強いイギリスオーケストラで中でも特に対応力の強いPHOなので指揮活動開始のアシュケナージの意図の汲み取りも見事で第1楽章の自然描写とも言える楽章を進めております。テンポを適当に揺らせながら「間」も大事にして行きます。続く楽章の管楽器のバランス良さそして後半楽章やや前のめりながら流れるようにクライマックスに突入して行く様はこの全集への意気込みを伝える様で手練手管の演奏ではないけれど好感が持てました。なお、以上これら交響曲については2006年中心にRSPOと再録がなされています。管弦楽曲については簡単にメモしておきますね。1981年録音のエン・サガは演奏タイムとしては19’20なのですが比較的分り易い演奏で大きな枠組みをきっちり押えています。終わりの方管楽器の語るような後余韻を残しての低音弦のつぶやきは素晴らしいです。同じく1981年録音のフィンランディア(7’56)は比較的テンポ速く曲進めが行なわれて時にはせわしさも覚えます。所謂劇的要素は薄い感じですが最後はティンパニーを効果的に使って収支が合うようでした。1985年録音のカレワラ組曲は最初の間奏曲(3’52)はピンと来ませんが続くバラード(8’21)のしんみりさと入れ込む情感のたっぷりさと「間」の絶妙さが素晴らしく続く行進曲(4’38)の爽快さも印象的。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)

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