グラス、フィリップ(1937-)
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グラス、フィリップ(1937-) レビュー一覧

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商品ユーザーレビュー

45件
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  • 1976年に作曲された20世紀アメリカの現代音楽の大家、...

    投稿日:2013/05/06

    1976年に作曲された20世紀アメリカの現代音楽の大家、フィリップ・グラスのオペラ、実質デヴュー作、いきなりの4時間、休憩なしに演奏、上演される大作。まあ、ぶっ飛んでます。頭、おかしくなりそう。当初、ヒトラー、次に、マハトマ・ガンジーを題材に作曲しようとしたが、演出のロバート・ウイルソンとの妥協で、アインシュタインが、題材となり、1年足らずで完成。グラス先生、この作品で、注目され、欧米の、オペラハウスで次々取り上げられ、メトロポリタン歌劇場でも、上演。当時は、もろ前衛、荒唐無稽だけれど、独特の音楽、舞台演出に魅かれる人多くなり、5年から10年に一度は、ほぼ同じプロダクションでこの作品の再演ツアーがなされ、1992年には、東京でも上演。今年も3月には、香港で、世界ツアー最終公演。大盛況で、流石に、古典となったか。オペラも、サントラも、交響曲も数多く発表出来るようになり、最近のヴァイオリン協奏曲や、チェロ協奏曲では、流石に、丸くなった。40年以上前に、こんな新鋭な音楽、オペラ公演やられた日には、騒然とヒッピーの喝采、一時、干されても仕方ない。その後も、オペラを発表、演劇や、美術の世界で、書きつなぎ、タクシードライヴァーやりながら、ラヴィ・シャンカールらと、学び、発表し続け、10年後、ようやく、音楽で飯、食えるようになり、今や76歳。日本でも、ブーレーズや、ポリーニに与えられた文化賞受賞。やはり、傑作、でも4時間聴き続けてると、イカレそうになる。この国で、新国、或いは、西宮辺りで、いつの日か上演出来ればなあ・・。

    sunny さん |40代

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  • グラスの作品にハ―プが合う、と、思っていたのは、私...

    投稿日:2013/03/24

    グラスの作品にハ―プが合う、と、思っていたのは、私だけでなかった。でも、グラスにハ―プの作品は、ない。ならば、自ら、アレンジして、グラス、監修の下、出来上がった作品集。ソロ、なので、ハープの美しい音、グラスの弾む、繰り返し音楽、静かに、堪能できます。協奏曲、書いて欲しいなあ。ラヴィニア・マイヤーは、韓国で1983年生まれ、養子として、オランダで育ったべっぴんさん。ソウル、あります。

    sunny さん |40代

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  • '82年発表。最近、ガツンと頭を殴られ、血飛沫が噴き上がる...

    投稿日:2006/03/03

    '82年発表。最近、ガツンと頭を殴られ、血飛沫が噴き上がるようなパンクって、正直、ないじゃん。頭、悪い癖に考え過ぎて、少しは新鮮だけれども、小さくまとまってるバンド、ばっかし。だから、大人に見合うパンク的なるものを探してみると、フィリップ・グラスってことになってしまうのです。

    DIABLOS さん

    2
  • ”Mishima”は、なんとフランシス・フォード・コッポ...

    投稿日:2002/08/26

    ”Mishima”は、なんとフランシス・フォード・コッポラとジョージ・ルーカスのゴールデンコンビの手で製作された、ポール・シュレーダー監督作品。キャストも三島由紀夫役を緒方拳が名演。三島の自衛隊市谷駐屯地での割腹自殺に至るまでを時系列に描く作品に合わせ、役作りも見事。おそらく彼の作品の中で最高の演技である。脇を固めるのは、沢田研二、板東八十助など超豪華キャストの面々。カンヌ映画祭では3部門を受賞している。しかし、日本では未公開。何とも合点のいかぬ出来事。三島が憂いていた日本の姿も怖いが、これほどの作品を公開しな

    Kenseto さん

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  • ウクライナのピアニスト、ヴァレンティーナ・リシッツ...

    投稿日:2021/07/06

    ウクライナのピアニスト、ヴァレンティーナ・リシッツァによる、アメリカのミニマル・ミュージックの大家、フィリップ・グラスのピアノ作品集。収録曲の詳細は以下の通り。「ハウ・ナウ」はグラスのオリジナル・アルバムではオルガン曲。「ライティング・オブ・ザ・トーチ」は、1984年のロスアンジェルス・オリンピックに際して委嘱された作品で、後に作曲家自身によってピアノ編曲されたもの。「ウィチタ・ヴォルテックス・スートラ」というタイトルはアレン・ギンスバーグの反戦詩から採られた。「クロージング」は映画「ミシマ:4章からなる伝記」のために書かれた作品。 グラスの作品は、いわゆる現代音楽に分類されるが、これらの作品を聴いても、不協和な響きや複雑なリズム処理には、ほとんど遭遇しない。それどころか、和声的には非常に調和的な進行が特徴だろう。大体が、次はこう来るだろうと思うとおりに進むので、聴いていて刺激が少ないが、心地よさを感じる。作曲書法はミニマル・ミュージックの名そのままといったところで、扱われている主題は、断片的な性格のものだが、これをひたすらに繰り返し、コード進行を積み重ねることで、音楽的な効果を挙げていく。収録されているものに映画音楽が多いが、同じ主題を扱うことでの持続性に基づく効果の獲得という点で、映画音楽とミニマル・ミュージックの相性の良さを再認識する。中で「めぐりあう時間たち」は、映画の中で扱ういくつかの主題を提示する役目を持っているためか、ミニマル・ミュージックとイージーリスニングの折衷的作風で親しみやすい。私が気に入ったのは、「ポエット・アクツ」「ウィチタ・ヴォルテックス・スートラ」といった暖かい情感を巡らせた作品。また、「マッド・ラッシュ」はエンディングに向けて、ノスタルジックな情感が高まるあたり、なかなか聴かせてくれる音楽。他方、オルガン曲を編曲したという「ハウ・ナウ」はいつ果てるともしれない音が30分近くも続くから、ミニマル・ミュージックに肌が合うという人でない限り、正直聴き疲れするところもある。リシッツァのピアノはさすがである。作曲者自身の自作自演盤と比べると、はるかに音色のパレット、音量のギアが豊富で、様々な情緒を感じさせる。むしろ自作自演盤は、無機的な効果を狙ったのかもしれないが、私にはリシッツァによって、細部まで血を通わせたような、当録音の方が、これらの曲をより理解できた気がする。全般に気軽に聴けるテイストに満ちているので、今までミニマル・ミュージックに触れる機会のなかった人には、良い入門編にもなりえる。

    ココパナ さん

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  • グラスのヴァイオリン協奏曲は心躍る曲でした。ビバル...

    投稿日:2017/07/07

    グラスのヴァイオリン協奏曲は心躍る曲でした。ビバルディの四季にも通じるような音楽の原点が見えるような気がします。今までグラス作品をそれほど多くは聴いてこなかったので、老後はどんどん発掘していきたいと思います。

    テリーヌ さん

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  • I’ve been her big fan but I didn’t know Philip G...

    投稿日:2016/03/29

    I’ve been her big fan but I didn’t know Philip Glass until I listened to this album. After listening to this cd, I tried to listen to his original scores on this cd. The music on this cd is really beautifully arranged and played very nice and very impressing. Big applause to her enthusiasm and talant.

    paninaro さん |40代

    1
  • 今は、10曲もの交響曲を書いているフィリップ・グラ...

    投稿日:2016/01/14

    今は、10曲もの交響曲を書いているフィリップ・グラスの最初の交響曲と、4番目の交響曲は、イギリスのロック・ミュージシャンであり演劇人、実は黒人音楽に焦がれていた才人「Let’s Dance」のデヴィッド・ボワイが、’70年代末にクスリから足を洗うため、東側の壁に囲まれていたベルリンで、ブライアン・イーノとのコラボアルバム、「Low」「Heroes]の作品から作り上げた。グラスにこれらの作品から”交響曲”を書くようそそのかしたのは、ハイドンの全104の交響曲を10年かけてライヴ録音してしまう異才の指揮者であり、コンポーザーズ・オーケストラの創設者でもあるラッセル・デイヴィーズ。佐村河内さんの1番の様に大層なことなくナイーヴ、繰り返しが不思議な心地良さ。ポップと前衛と呼ばれた音楽のせめぎ合い、融合。グラス’90年代、充実の50歳代の作。

    sunny さん |50代

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  • 信じられないけどミニマル、現代音楽の大御所となった...

    投稿日:2016/01/14

    信じられないけどミニマル、現代音楽の大御所となったグラスの10番目(!)の交響曲は、9番を発表して直ぐ、若いオーケストラ、次世代の人達に向けて書かれたもの。この処は侘しさ、哀愁を感じさせる作品が多くなってきた。来年には、80歳だから、当然か。東洋風の音楽、現代ポピュラー音楽でもクラシックでもないグラス独自のビート、グル―ヴに、今作はマーラーみたいな静止。昔は仏教徒として文明批判も演っていたが、何処かコミカル、前作に比べて変化が激しくお元気。御身体に気を付けてまだまだ聴かせ、驚かせて欲しい。Concert Overture は1812年の戦争から200年で地元ボルティモア響とトロント響の依頼による、往年の響き満載の楽しい作品。演奏機会増えて欲しいな。

    sunny さん |50代

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  • 才人クレーメルが、グラス、シュニトケと言う、東西、...

    投稿日:2013/05/15

    才人クレーメルが、グラス、シュニトケと言う、東西、アメリカとソ連の20世紀音楽家の作品を取り上げた、クレーメルらしいCD。クレーメルと言う人は、かつては、怖ろしく集中力の高いバッハの録音、バーンスタイン、カラヤンとも共演、アーノンクールと古楽的演奏、又、マイスキー、アルヘリッチらとの室内楽で、クラシックスター街道を歩む一方、旧ソ連の社会の抑圧の中で作品を生み出したシュニトケ、ぺルトらを紹介、パガニーニだってやる、ナチスで非業の死を遂げたチェコのシュルホフ、或いは、ピアソラや、アダムス、このグラスなど、アルゼンチンや、アメリカの新しい作品も演奏する。自国バルト3国の若者と、クレメルタ・バルティカを結成、ロッケンハウス音楽祭等で、若者、友人とともに演奏、次代の音楽に布石も打っている。使命感を持って、音楽と人間の孤独、悲痛、暗闇、社会との関わりにまで考えさせてくれる稀有のアーティスト。ここでは、グラスの、2楽章に、途轍もない暗さの持つミニマルの傑作、癒される協奏曲(’87年)を、遂にウィーンフィルで、初演者ドホナーニとともに演奏。シュニトケは、クレーメル大活躍の先端と古典、苦渋と祈り、併せ持つ(’91年)。こちらも初演したドホナーニとともに、オケをウィーンフィルの変えての’91年ほやほやだったライヴ録音。

    sunny さん

    1

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ありがとうございました

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