エリザベト・ルディネスコ

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いまなぜ精神分析なのか 抑うつ社会のなかで

エリザベト・ルディネスコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903127064
ISBN 10 : 4903127060
フォーマット
出版社
発行年月
2008年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
20cm,266p

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読書メーターレビュー

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  • たばかる さん

    精神分析に関しての歴史を並べる。著者としては精神分析に対して、心理学と認知科学化に異を唱える。精神分析が本来持っている非経験主義的な要素、民間伝承に基づく推論的・文学的な要素を重宝する。

  • またの名 さん

    宇多田ヒカルもやってるから〜というミーハーな理由ではなくて、まだまだ意義を持つことを該博な精神分析の歴史研究で知られる著者が説く。一方で精神分析の抹殺を図ったDSMや薬物療法が個人を無個性の交換可能な再現性のデータ群として扱って鎮静化させ、他方でオカルトや魔術や陰謀論的代替医療が対抗馬の役を買う時代とは、反乱は不可能なので希望を持つなと命じられ鬱が増加する世だと著者は指摘。そういった現状確認のみならず精神医療周辺に関する知識がこなれた解説の言葉に乗って示されて、中級者以上にとっても勉強になる度合いが高い。

  • nchiba さん

    決して読みやすい本ではない。主にフランスにおける精神分析の歴史と変遷が描かれている。最終的には精神分析の今日的課題を述べているのだが、心理療法自体にまだ馴染みの薄い日本の状況からは理解しにくいことが多かった。ただ、今は心理療法よりも薬を使ってなんとか社会に適応しようとする動きが強く、根本的な抑うつの解決にはなっていないと言うことには同意できる。今日的課題としての抑うつに、精神分析がどれだけ解決を見出しうるのか。そこはこの本ではわからなかった。

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エリザベト・ルディネスコ

1944年9月、ラカンの弟子で友人だったジェニー・オーブリの子どもとしてパリに生まれる。ソルボンヌ大学で現代文学と言語学を学ぶ。69年から79年までラカンのセミネールに出席。61年から81年までパリ・フロイト学派に所属した。文学博士で歴史家。20年間、パリ・ディドロ(第七)大学の歴史学部門で精神分析

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