エドワード・D・ホック

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フランケンシュタインの工場 奇想天外の本棚

エドワード・D・ホック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336074096
ISBN 10 : 4336074097
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;19

内容詳細

『フランケンシュタイン』+『そして誰もいなくなった』…ホラー、ミステリの「優良物件」を名匠が料理!バハ・カリフォルニア沖に浮かぶホースシューアイランド、この島に設立された国際低温工学研究所(ICI)のホッブズ博士は、極秘裏にある実験計画を進めていた。長期間冷凍保存していた体から外科手術によって脳や臓器を取り出して移植し、人間を蘇らそうというのだ。ICIの活動に疑念を抱いたコンピュータ検察局は、捜査員ジャジーンをこの島に送り込む。潜入捜査を開始したジャジーンは、やがて思わぬ事態に直面する。手術によって「彼」が心拍と脈拍を取り戻した翌日から、手術のために集められた医師が一人、また一人と殺されていく!SFミステリ“コンピュータ検察局シリーズ”最終作。本邦初訳。

【著者紹介】
エドワード・D・ホック : 1930‐2008。アメリカの作家。ニューヨーク州ロチェスター生まれ。ロチェスター大学に学び、広告関係の仕事をするかたわら、1950年代に短編を書き始めた。1955年に「死者の村」を雑誌に発表してデビュー、「長方形の部屋」(67)でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀短編賞を受賞し、専業作家に転じた。以降50年以上にわたり、短編ミステリの第一人者として活躍し続けた。短編の総数は950編以上にものぼり、数多くのシリーズ・キャラクターを生み出した。長編は数冊のみ。2001年にアメリカ探偵作家クラブ生涯功労賞を受賞したほか、数々の栄誉に輝いた

山口雅也 : 早稲田大学法学部卒業。大学在学中の1970年代からミステリ関連書を多数上梓し、89年に長編『生ける屍の死』で本格的な作家デビューを飾る。94年に『ミステリーズ』が「このミステリーがすごい!’95年版」の国内編第一位に輝き、続いて同誌の2018年の三十年間の国内第一位に『生ける屍の死』が選ばれKing of Kingsの称号を受ける。95年には『日本殺人事件』で第48回日本推理作家協会賞(短編および連作短編集部門)を受賞

宮澤洋司 : 1962年、長野県生まれ。東京大学法学部卒業。出版社勤務を経て、現在はフリーのDTP職人。未訳の海外ミステリを翻訳紹介する同人誌「翻訳道楽」主催。日本屈指のデテクティヴ・パルプのコレクターを自負する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • だるま さん

    『奇想天外の本棚』のラインナップが発表された時、最も読みたいと思ったのが本書。ホックが『そして誰もいなくなった』の設定を使い、更にフランケンシュタインを登場させるなんて、どんな作品になるのか想像もつかなかったから。本国では低評価だったそうで、それに憤慨した山口雅也氏が日本の読者に真価を問う意味もあって出版したとの事。で、読んでみた感想は複雑。閉ざされた孤島で1人1人殺されていくサスペンスに、犯人探しも組み込まれた構成だが、『そして誰も・・』には及ばないし色々な点で中途半端だった。ホックらしさ、感じられず。

  • タカラ〜ム さん

    『フランケンシュタイン+そして誰もいなくなった』という帯の惹句をみて手に取った。著者のエドワード・D・ホックは短編ミステリーの第一人者で長編は少ないらしい。その中の1冊がこの作品。移動連絡手段を絶たれた孤島の研究所で起きる不穏な人体実験と連続殺人事件。まさに「フランケンシュタイン」、まさに「そして誰もいなくなった」。連続殺人犯は島に集められた者たちの中にいるのか。それとも実験で蘇った“彼”の仕業なのか。“奇想天外”と評するにふさわしい作品

  • 蝸牛 さん

    奇想天外の本棚8作目。 「フランケンシュタイン」+「そして誰もいなくなった」。かなりおいしい設定なのに、B級映画っぽいなんだか勿体ない感じのストーリーでした。 とはいえ、★1つではないかな、と。

  • chocoうさぎ さん

    『フランケンシュタイン』+『そして誰もいなくなった』の様なホラーでミステリ作品。山口雅也氏製作総指揮の「奇想天外の本棚」シリーズの一作。50年くらい前に書かれた作品なのに古さは感じなかった。死体に別の脳と臓器を入れて新しい人間を作る実験をした医師たち。研究施設がある島で、一人一人と殺されて行く恐怖、人造人間の実験は成功したのか、犯人は誰なのか、犯行の動機は、と飽きさせない。ただ生き返った男が何を考え感じたかは語られず、実験の主催者の本当の思惑も不明と、もう少し詳しく知りたい。肩が凝らずに読め、面白く読了。

  • 氷沼 さん

    エドワード・D・ホックが書いた「そして誰もいなくなった」「フランケンシュタイン」を掛け合わせたミステリ。 ...という紹介だったので、ホック好きとしては無条件で手に取った一冊。 つまらなくはないけど、ホックによる名短編の数々に惹かれた人間からすると、プロットもトリックもミスディレクションもいまいちで、物足りなさの残る作品だった。犯人の動機なんか「は?」となった。 解説によるとアマゾンUSAのレビューで☆1を頂戴したようで、それもまぁ分からなくもない。

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