エドガール・モラン

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オルレアンのうわさ 女性誘拐のうわさとその神話作用 第2版新装

エドガール・モラン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622049074
ISBN 10 : 4622049074
フォーマット
発行年月
1997年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
20cm,393p

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読書メーターレビュー

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  • Ex libris 毒餃子 さん

    フランスの都市伝説を社会学的見地から調査した本。フランス人のユダヤ人差別が透けて見えるのを詳らかにしたのが印象的。

  • いとう・しんご さん

    読友さんのレヴュ切っ掛け。市場調査に頽落した社会学にも、システムや構造の概念を玩弄する社会学にも批判的なモランは「現象学的な刺激から始めて、互いに他を衰弱させあい、発展を妨げあい、窒息しかかっている理論と具体的なものの探究とを、生気づけることが問題となる」P366と指摘した上で、「私たちはいまだ出来ごとの社会学の端緒についたのにすぎないのである。」p369と述べている。端緒についた段階ゆえか、全体の印象はモヤモヤっとしていて、結局、バックデータ的な70頁ほどをパスして読了。

  • samandabadra さん

    昔、漫画(シティーハンターだったかな)で女性が試着室に入るとそこが抜けて誘拐され、危機一髪というのがあったけど、そのようなうわさがユダヤ人と結び付けられどう広まりどう収束していったかを調査した研究。うわさは尾ひれ、背びれ、ふかひれつきますが、それにどう社会や心のかたちがかかわるのか、結論から言えばあまり迫れていなかったようにも思えます。

  • しじみチャンス さん

    試着室から若い女性がつぎつぎ姿を消す。助けに入ると店の奥には、薬で意識を失わされた彼女たちが──。そして手足を切られて売り飛ばされ見世物に、と続く日本の都市伝説には元ネタがあった。1969年フランスはオルレアンでとつぜん流行したこのうわさだ。うわさの主要な背景はユダヤ差別だったが、加えて首都パリにその地位を奪われた郊外都市オルレアンの特殊事情もあったことも見逃せない。それはまさに、『となりの陰謀論』が指摘した「大事なものが『奪われる』という感覚」が陰謀論を産むメカニズムの、半世紀以上前のサンプルだからだ。

  • takao さん

    ふむ

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エドガール・モラン

1921年、フランス生まれの社会学者・思想家。ユダヤ人家庭に生まれ、第二次世界大戦では対独レジスタンスの闘士として活動した。戦後は執筆活動に入り、パリ国立科学研究所主任研究員などを務める

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