エイプリル・ヘニング

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ドーピングの歴史 なぜ終わらないのか、どうすればなくせるのか

エイプリル・ヘニング

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784791775606
ISBN 10 : 4791775600
フォーマット
出版社
発行年月
2023年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
288p;19

内容詳細

ドーピングの歴史は近代スポーツの誕生とともに始まった。オリンピックでの「死亡事故」、ステロイドの流行、有名選手の醜聞、国家ぐるみのドーピング―。しかしドーピングにつきまとうスキャンダラスなイメージは、世界アンチ・ドーピング機構の独占的な権力やアスリートの置かれた窮状を覆い隠している。現行の防止策の限界を指摘し、センセーショナルに語られてきた逸話を丹念に洗い直す。ドーピング史の決定版。

目次 : 第1章 近代スポーツにおけるドーピングとアンチ・ドーピングの起源/ 第2章 覚醒剤とステロイド/ 第3章 ドーピング検査の始まり/ 第4章 ドーピング、流行病となる/ 第5章 無邪気な時代の終わり/ 第6章 スキャンダルに立ち向かう/ 第7章 新たなアプローチ/ 第8章 問題と提言

【著者紹介】
エイプリル・ヘニング : スコットランド、スターリング大学講師。専門はスポーツ科学

ポール・ディメオ : スコットランド、スターリング大学准教授。専門はスポーツ科学(特にアンチドーピング)

児島修 : 英日翻訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 田中峰和 さん

    オリンピックで最初にドーピングが記録されたのは1904年のマラソン大会だった。ストリキニーネが用いられ、運動能力向上というより、興奮剤としての効果があった。ソウルオリンピックのベン・ジョンソン時代には、筋肉増強による競技能力向上効果を狙っていた。最近では、K1ファイター、鈴木ミノルが2度もドーピング検査で陽性が出ていたが、彼の体はビルダー並みで、筋肉増強が目的だった。ボディビルからフィジークコンテストへ競技人口が移ったが、ある団体では検査をしないので、ステロイドユーザーたちが集まる異常な退会になっている。

  • Humbaba さん

    競技においては勝利することは絶対的な目標の一つである。そこにかかっているものの価値が高まれば高まるほど、何をしてでも勝利をつかもうという機運が高まる。ドーピングによってであっても自分が優位に立てるのであれば選択してしまうとしても、それはおかしなことではない。しかし、それを許してしまえば健康を損なうことにもなり、長い目で見れば競技の衰退をの要因になる。だからこそ、適切に監視して止めていく必要がある。

  • サミー さん

    世界大戦、東西冷戦がドーピングを助長させ、現在まで様々な闘争を繰り広げてきた歴史。育毛剤を使っていた選手が、その育毛剤に入っている成分が急に禁止リスト入りして2年の活動停止処分。しかし翌年にはその成分は禁止リストから除外。と言ったWADAが過去から現在に至るまでのミスややりすぎ問題など、アンチドーピングは選手を守るという目的を忘れて、絶対ルール守らせるマンとして現在君臨している。禁止薬物のほとんどに閾値が無いのは、やりすぎ感もあるし過去にやっていた可能性示唆ともいえるし難しい問題

  • takao さん

    ふむ

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