アーシュラ・K・ル=グウィン

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闇の左手 ハヤカワ文庫

アーシュラ・K・ル=グウィン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150102524
ISBN 10 : 415010252X
フォーマット
出版社
発行年月
1975年07月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
16cm,334p

商品説明

〔ヒューゴー賞/ネビュラ賞受賞〕両性具有人の惑星、雪と氷に閉ざされたゲセンとの外交関係を結ぶべく派遣されたゲンリー・アイは、理解を絶する住民の心理、風俗、習慣等様々な困難にぶつかる。やがて彼は奇怪な陰謀の渦中へと……エキゾチックで豊かなイメージを秀抜なストーリイテリングで展開する傑作長篇

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    SFがSFであるが故になしとげた、屈指の世界像がここに現出する。ル・グインの想像力にはただただ驚嘆するばかりだ。作品の全編を覆うのは、圧倒的な「冬」の世界だ。それは文字通りに風景としてのそれであるとともに、コミュニケーションの困難性においても冬だ。そうでありながらも、最後には感情と精神の交換が描かれる。ただ、それは悲哀の感情においてしか成立することはなかったのだが。この世界観は何なのだろう。物語は私たち読者を混沌の中に投げ込む。私たちは、この圧倒的な物語の前にただただ呆然と立ち尽くすのみなのである。

  • 遥かなる想い さん

    惑星ゲセンの物語である。 SF作品だが、両性社会の特異性も 盛り込み、独自の雰囲気を醸し出す。 長い冬の旅の果てに 行き着いたところは 何だったのか? SFの世界だが、極めて風刺的な、そんな 印象の作品だった。

  • Die-Go さん

    追悼ル=グウィン。図書館本。人類が両性具有の《冬の》惑星ゲセン。そこへ我らが地球の使節として訪れたゲンリー・アイ。ゲセンの文化に戸惑いつつもなんとか任務を果たそうとするゲンリー。しかし、それはゲセン上層部の陰謀の渦中へと巻き込まれていく。 最初はなかなか苦労したが、途中から一気に読ませる力を持つ。エンディングがちょっと不可解だったが。★★★☆☆

  • みっちゃん さん

    お気に入りさんに教えて頂いた。傑作。雪と氷に閉ざされた惑星に降りたった宇宙同盟の使節と、追放の憂き目にあった宰相の「友情」という言葉では語り尽くせない深い結びつきの物語。この惑星の両性具有の人々の「愛の様式」については「世界の誕生日」で知ってはいたが、やはり作者の想像力・創造力に驚かされる。序盤は登場人物の言い回しの解釈に苦しんだが、終盤、酷寒の大氷原を二人で横断する80日間の描写は圧巻。そして胸の熱くなるラスト。素晴らしい読書体験だった。

  • lily さん

    ホラー映画を観ないくらいSF小説も無視していたけれど、情景描写の細かさに驚き。心理描写メインの文学しか読んでこなかったから。。ポン・ジュノ監督の描く世界にも類似する。極限の世界でも最後に残るのは思いやり。どんな精神状態でも忘れないでおこう。手と手が結ばれる唯一の希望だ。

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アーシュラ・K・ル=グウィン

1929年カリフォルニア州生まれ。コロンビア大学などで、ルネサンス期のフランス文学・イタリア文学を専攻。1969年に長篇『闇の左手』でヒューゴー、ネピュラ両賞を受賞し、高い評価を得る

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