アイヒナー：ハープ協奏曲集、Ｊ．Ｔ．アイヒナー：ハープ協奏曲集　ジルケ・アイヒホルン、フラース＆プファルツ選帝候室内管

エルンスト・アイヒナー：ハープ協奏曲集

いくつかの交響曲作品で知られる、モーツァルトより16歳年上の作曲家エルンスト・アイヒナー。彼はドイツの宮廷音楽家の家庭に生まれ、まずは父親から音楽を学びます。ファゴット、ヴァイオリンの名手であり、ツヴァイブリュッケンの宮廷楽団員も務めました。彼はロンドン、パリ、フランクフルトなどに演奏旅行に出かけましたが、恐らくその時にハープ協奏曲を書く必要に迫られたようです。これらの作品の素晴らしさについては、1784年のアイヒナーの死後、詩人C.F.D.シューバルトが曲を絶賛した言葉が残るほどでした。演奏の際には、技術的に困難な個所を持ち合わせていますが、ハープ奏者のジルケ・アイヒホルンは難なく演奏し、素晴らしい音楽として聴かせています。
　ジャン・テオフィール・アイヒナー（生没年不詳）については詳細は分かっておりませんが、恐らく兄弟かと思われます。（CPO）

【収録情報】
・E.アイヒナー：ハープ協奏曲ハ長調 Op.6-1
・J.T.アイヒナー：ハープ協奏曲ト長調 Op.5-1
・J.T.アイヒナー：ハープ協奏曲ニ長調 Op.5-2
・E.アイヒナー：ハープ協奏曲ニ長調 Op.9

　ジルケ・アイヒホルン（ハープ）
　マンハイム・プファルツ選帝候室内管弦楽団
　シュテファン・フラース（指揮）

　録音時期：2013年1月
　録音場所：マンハイム、ヨハネス教会
　録音方式：ステレオ（デジタル／セッション）