４０年間にさださんが残した膨大な作品のなかで、決してベスト盤に入る事もないが、極めて個人的に大好きな曲が『安曇野』です。アルプスを望み、清らかな水の流れる「わさび農場」が有名な長野県を代表する観光地のひとつ・・そこから夢を追って旅立とうとする友人。抒情的な詩とメロディーが心の奥底まで沁み渡ります。「向い風」も「祈り」ももちろん名曲ですが、この一曲で★５つです。

　このアルバムは、いい意味で期待を裏切られました。「いつものような・・・」というのとはなんだか違う、でも、震災直後のアルバムだからといって、重くなったりせず、すばらしい「音楽」が詰まっています。「プラネタリウム」「廣重写真館」などは特にお気に入り。　何度も聞いてしまう、それでいて、歌詞が邪魔にならない、いいアルバムです。

40年間,これがやりたかったの？と呆れながらも,思わず笑っちゃいますなぁ。6月のアルバムも楽しみ。きだまきしとTake It All Japanに注目だぁ!!!

NHKラジオの「新日曜名作座」を聞き本書を購入する事にしました。 著者が所有するヴァイオリンの制作者捜しの旅です。 さださんらしく、とても優しい気持ちになれる物語です。 （特に私はさだファンではなく、ＣＤ１枚も持っていません(^^ゞ） この物語に登場する人物は，みんな心根が優しく、涙なしに読めない内容ですが、読んだ後、すがすがしい気持ちになれました。

　コンサートで、「虹の木」という歌を聴いて感動して改めてこのCDを聴き直しましたが、なかなか興味深いものでした。　今聴いても「懐メロ」になってないことに驚き、感動いたしました。　「青年が大人になろうとする過渡期」というか、「おっさんになるとば口」と申しましょうか、･･･。　「虹の木」「空缶と白鷺」「寒北斗」「下宿屋のシンデレラ」「春雷」など、出色のできであると思います。ギターの音が美しい。

さだまさしの三大名盤。 グレープから一気にバージョンアップという感じです。 「風見鶏」、「私花集」は、何故この頃、皆がアメリカ西海岸での録音をしたかったのかが分かるアルバム。 私自身、アレンジャーの重要性を感じたアルバムでもあります。

私は、オリジナルジャケットの方が好きです（あるいは、自分の中で定着しているので、変えないでほしいです）。内容に文句はありません。

三枚出ているベスト盤の中でも、一番好きな一枚。特に、「修二会」「まほろば」がオススメです。さださんの曲は、どれも歌詞に物語とメッセージがぎっしりと詰まっていますが、この二曲は古都奈良の風情が思い浮かぶと共に、さださんの造詣の深さに感心します。それ以外にも、梶井基次郎の檸檬をモチーフにした「檸檬」など、文学的なものも感慨深く楽しめます。

人としてのやさしさがあるアルバムです。パンプキンパイとシナモンティーはコミカルであり、マスターの初々さが絶妙。療養所は年寄りに対する若者の優しさが涙します。やさしさのあるアルバムが少なくなった昨今、このアルバムを聞いて思いやりの大切さを感じてほしいものです！･･･

某落語家が弟子に「落語の勉強に良いからさだまさしのトークを聞き行け」と言ったとか。他にも「名作」は有りますが、彼のトークの醍醐味を味わえる企画です。（私は１８枚組みの方を所有しています）