「石巻かほく」編集局

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津波からの生還 東日本大震災・石巻地方100人の証言

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基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784845112746
ISBN 10 : 4845112744
フォーマット
出版社
発行年月
2012年07月
日本
追加情報
:
444p 19cm(B6)

内容詳細

巨大な波に翻弄されたあの日、何が生死をわけたのか。人びとの記憶からあきらかになる津波の真実!沿岸部各地の被災前と被災後がわかる航空写真を収録。

目次 : 1 石巻市(巨大な波、劇場のむ―嫌な音に「もうだめだ」(内海橋近くで被災・菅原聖)/ 必死で柱にすがる―二階に逃れ不安の一夜(中央三丁目の自宅で被災・松野栄子)/ 車脱出し雨どいへ―漁船が激流遮り命拾い(中央二丁目で被災・高須賀昌昭) ほか)/ 2 女川町(避難した塔に船衝突―がれきの中を一・二キロ漂流(勤務する女川消防署で被災・野田和好)/ 屋上まで水位上昇―はしご登り津波耐える(観光施設「マリンパル女川」で被災・日野健一)/ 屋根越す大波襲う―孤独の漂流一四時間以上(女川浜のスーパー「おんまえや」で被災・木村明人) ほか)/ 3 東松島市(民家崩れ水中転落―濁流にもまれ体動かず(野蒜の長音寺裏高台で被災・尾形篤子)/ 激流、まるで滝つぼ―はりにしがみつき浮上(東名地区消防団詰め所で被災・熱海伸明)/ 濁流にのまれ川へ―浮遊物にすがって三キロ(鳴瀬川河口近くで被災・尾形勝) ほか)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ヒラP@ehon.gohon さん

    東日本大震災を忘れないために。九死に一生を得た100人の緊迫した証言に重苦しい空気感がありました。 死と隣合わせで生還した人たちの、忘れられない記憶が、再び起こらないことを願うばかりです。

  • shikada さん

    3.11で特に大きな津波被害を受けた宮城県・石巻地方で被災した瞬間の生の声を記録した一冊。「壁のような津波が来て、自宅の2階に避難したが第二波で建物ごと流された」「死ぬものぐるいで泳いで、なんとか足がついた」など生還者の証言は凄まじい。ほかに「病院で胃がんの摘出手術中に停電し、孤立無援に」とか「昼夜なしで防災対応にあたっていた市役所職員が、5日後に子どもが亡くなったことを知る」とか…言葉がない。祖父母に過去の三陸地方の地震・津波の話を聞いていたのですぐ逃げて助かった…という声もあり継承の大事さが読み取れる

  • ほっそ さん

    石巻市民です。 あとがきにあった取材に関するエピソードに泣けた。文章は淡々としていますが、ここには記者さんの熱き心がありました。長時間の取材から、文章を組み立てて、本人が納得するような文章に仕上げていく。地元に密着しているからこその記事。そういう熱い心を理解してくださった、出版社の方々に感謝します。(ブログ見てください

  • Yasuhiko Ito さん

    涙なくしては読めない貴重な体験記。ぜひ図書館で借りてでも読んでみてください。

  • もちお さん

    一つ一つのエピソードが壮絶で、もちろんご本人は助かっているのですが、避難する際にたまたま見た人や出会った人が亡くなっていたり、行方不明になっていて、それがたまらなく辛いです。さっきまで動くのを見ていたり、助けを求めていた人が亡くなっていく、あまりにも日常とかけ離れた光景が、日常に出現したんですよね…。もし私が津波にあった場所に暮らす住民であれば、まさかここまでは来ないだろうとか、財布とか準備する為に時間を使って、絶対津波に呑まれていたと思います。お話ししてくださった方のことを思い出して、災害に備えたい。

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