ベルリオーズ(1803-1869)

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レクィエム 小澤征爾&ボストン交響楽団、コール、タングルウッド祝祭合唱団(1994東京)

ベルリオーズ(1803-1869)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
NSDS17849
組み枚数
:
1
:
日本
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD

商品説明

ベルリオーズ:レクィエム
小澤征爾&ボストン交響楽団 日本公演1994


派手で巨大な音響がトレードマークともなっているベルリオーズ作品の中でも最も凄まじい音が出るのがこの「レクィエム」。楽章によっては金管バンドの別働隊まで参加してこれでもかと煽り立てる作品ですが、一方で抒情的な部分でのしめやかな美しさもなかなかのものです。  今回登場する小澤征爾指揮による演奏は、日本におけるこの作品の公演の中でも最も充実した演奏内容を持つものと絶賛されていたものなので、映像ソフト化は歓迎されるところです。

【ベルリオーズのレクィエム】
大オーケストラと大合唱を要する巨大作品。オーケストラの編成は破格で、ティンパニ16台、大太鼓、タム・タム、シンバル10対、さらに4群の別働隊(各4本のトランペットとトロンボーンから成る金管バンド)が加わるというなんとも凄まじいもの。 さらに、これら大音響が鳴り渡る第2曲「怒りの日」や、第6曲「ラクリモサ」から一転、アカペラによる第5曲「われをさがしもとめ」ではきわめて静謐な音楽という具合に、全10曲の内容は非常に起伏に富んでいます。  「自作でただ一曲だけを残すことが許されるなら迷わずこれを残してもらうように」というほどベルリオーズ自身強く惚れ込んでいたと伝えらるこの作品は、もともとは「七月革命」による犠牲者の追悼式で演奏されるべくフランス政府から作曲を依頼されたものでしたが、土壇場になって式は音楽無しで執り行われることに決定、作曲料や演奏準備にかかった費用も一切支払われないという困った事態に陥ります。
 しかし、ベルリオーズはほどなくアルジェリア戦争でダンレモン将軍が戦死したという情報を入手、その追悼式典でレクィエムを演奏できるよう陸軍大臣に申し入れた結果、聖ルイ教会での初演が実現することとなったのです。

【小澤征爾プロフィール】
1935年、中国のシャンヤン(旧奉天)に生まれた小澤征爾は、幼いころからピアノを学び、成城学園中学校を経て桐朋学園で故齋藤秀雄に指揮を学びました。1959年秋、フランスのブザンソンで行なわれたオーケストラ指揮者国際コンクールで第1位を獲得。
翌年、クーセヴィツキー賞を受賞しました。 西ベルリンでヘルベルト・フォン・カラヤンに師事していた小澤征爾は、バーンスタインの目にとまり、1961/62年のシーズンには、ニューヨーク・フィルの副指揮者をつとめ1962年1月、サンフランシスコ交響楽団を指揮し、アメリカ・デビューを果たしました。
 1964年の夏から5年にわたる夏の間、シカゴ交響楽団のラヴィニア・フェスティバルの音楽監督、トロント交響楽団では4シーズンにわたって音楽監督をつとめ1970年からタングルウッドで4年間にわたって毎年夏、ボストン響を指揮しました。1968年1月ボストン・シンフォニー・ホールではじめて同交響楽団を指揮し、1970年タングルウッド音楽祭の芸術監督に就任、その年の12月サンフランシスコ交響楽団の指揮者・音楽監督に就任し活動をはじめました。1973年ボストン交響楽団の第13代音楽監督に就任、1976年春にはサンフランシスコのポストを退き、1976/77年のシーズンからサンフランシスコ響の音楽アドヴァイザーに就任しました。
 ボストン響の音楽監督として、アメリカ国内はもとより、オーケストラの評価を国際的にも高め、1976年のヨーロッパ公演および1978年3月の日本公演で多大の成果を挙げています。
 中国政府の公式招待により、北京中央楽団と一週間にわたって公演し、1年後の1979年3月にはボストン交響楽団を率いて再度訪中し、演奏活動に加えて、中国音楽人の指導・学習、並びに討論会など、文化交流を果たしました。1981年3月には、楽団創立100 周年を記念して、アメリカ14都市演奏旅行を果たし、同年秋には、日本、フランス、ドイツ、オーストリア、イギリスを回る世界公演を行いました。その後も1984年、88年、91年にヨーロッパ公演と1986年、1989年には日本公演を行い、いずれも絶賛を博しています。
 小澤征爾はヨーロッパでの評価と人気も絶大なものがあり、ベルリン・フィル、ウィーン・フィルなどのオーケストラを定期的に指揮しています。また、オペラの方面でもパリ・オペラ座、ザルツブルグ、ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場にしばしば出演し絶賛を博しています。
 1983年12月には、メシアンの唯一のオペラ「アッシジの聖フランチェスコ」をパリ・オペラ座で初演し、ニューヨーク、東京でも演奏しセンセーショナルな話題を集めました。 日本においては、創立時より密接な関係にある新日本フィルと定期的に活動しており、1991年秋より名誉芸術監督の任にあります。
 オペラの分野でもしばしば指揮を行っており、特に1989年より始めた「ヘネシー・オペラ・シリーズ」では海外から一流歌手や演奏家を招いての上演で、高い評価を得ています。 サイトウ・キネン・オーケストラを、秋山和慶とともに恩師齋藤秀雄を偲んで1984年に組織し、東京・大阪公演で大成功を収め、1987年、1989年、1990年、1994年にはヨーロッパ公演を、1991年にはヨーロッパ、アメリカ公演を行い絶賛を博し、1992年より、芸術的念願であった国際的音楽祭“サイトウ・キネン・フェスティバル松本”へと発展させ、大きな注目を集めています。さらに98年にはサイトウ・キネン・フェスティヴァルで演奏された「カルメン会修道女の対話」は特に高い評価を受けています。
 レコーディング活動も活発で、フィリップスとドイツ・グラモフォンを中心に50枚以上のレコード、CDを制作ボストン交響楽団とのマーラーの交響曲全集を完結。最近では、サイトウ・キネン・オーケストラとベートーヴェンの交響曲全集録音に取り組み既に2枚リリースされています。98年2月には長野冬季オリンピックの開会式でベートーヴェン交響曲第9番を演奏、その存在を改めて世界にアピールしました。(HMV)

【収録情報】
・ベルリオーズ:レクィエム(死者のための大ミサ曲) op.5

 ヴィンソン・コール(テノール)
 タングルウッド祝祭合唱団(合唱指揮:ジョン・オリヴァー)
 ボストン交響楽団
 小澤征爾(指揮)

 収録時期:1994年12月10日
 収録場所:東京、サントリーホール(ライヴ)

 収録時間:85分
 画面:カラー、16:9
 音声:リニアPCMステレオ
 字幕:日本語
 NTSC

収録曲   

  • 01. レクイエム 死者のための大ミサ曲 作品5

ユーザーレビュー

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