DVD 輸入盤

『死の都』全曲 ピッツィ演出、インバル&フェニーチェ歌劇場、フィンケ、クリンゲルボルン、他(2009 ステレオ)

コルンゴルト (1897-1957)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
DYNDVD33625
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Italy
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明

インバル渾身のコルンゴルト!
巨匠ピッツィの美感も冴える『死の都』


いまやすっかり人気オペラに復権したコルンゴルトの『死の都』に新たな映像の登場です。ブリュージュと同じく運河の町、ヴェネツィアのフェニーチェ歌劇場での上演。巨匠ピエール・ルイージ・ピッツィの作る舞台は、黒を基調にして陰鬱さを醸しつつ、しかしシンプルな美しさに包まれています。舞台の後方には水が張られ、これを巨大な鏡が映し出すことで、たいへんに幻想的な効果を出しています。まさに映像向きの舞台でしょう。
 パウルのシュテファン・フィンケは、ドイツ、ニーダーザクセン州オスナブリュック出身。ローエングリンやパルジファルなど軽めの英雄役も歌うテノールです。マリーとマリエッタのソルヴェイグ・クリンゲルボルンは、1963年生まれのノルウェイのソプラノ。レパートリーは広く、近年はドラマティックな役で評価を得ています。フランクとフリッツのシュテファン・ゲンツは、1973年、ドイツ、エアフルト生まれのバリトン。テノールの兄クリストフ・ゲンツとの兄弟歌手として知られています。日本ではリート歌手として知られていますが、オペラでも活躍しています。
 指揮は、イスラエル出身の巨匠エリアフ・インバル。彼は若い頃は頻繁にオペラを指揮しており、ここでもベテランらしい旨みのある音楽を聴かせてくれます。(キングインターナショナル)

【収録情報】
・コルンゴルト:歌劇『死の都』全曲

 シュテファン・フィンケ(T パウル)
 ソルヴェイグ・クリンゲルボルン(S マリー、マリエッタ)
 シュテファン・ゲンツ(Br フランク、フリッツ)
 クリスタ・マイヤー(Ms ブリギッタ)
 エレオノーレ・マルゲレ(S ユリエッテ)
 ユリア・エッシュ(Ms ルシエンネ)
 ジーノ・ポテンテ(T ガストン)
 シー・イージェ(T ヴィクトリン)
 マティアス・シュルツ(T アルベルト)
 フェニーチェ歌劇場管弦楽団&合唱団
 エリアフ・インバル(指揮)

 演出、舞台装置、衣装:ピエール・ルイージ・ピッツィ

 収録時期:2009年1月
 収録場所:ヴェネツィア、フェニーチェ歌劇場(ライヴ)

 収録時間:148分
 画面:カラー、16:9
 音声:LPCM 2.0、Dolby digital 5.1
 字幕:独英仏西伊
 NTSC
 Region All

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この魅力的なオペラの三組目の映像ソフト。...

投稿日:2011/08/13 (土)

この魅力的なオペラの三組目の映像ソフト。演出は穏健だが、舞台後景に水が張られ、その上の手前側に傾いた大きな鏡に上からの眺めが映るのがこの舞台のミソ。第1幕「マリエッタの歌」の終わりでパウルが眠り込むような姿勢を見せるほか、第1幕と第2幕は続けて上演されるのだが、マリーの肖像画ほか前景をそのまま残したまま第2幕が演じられるので、この部分が主人公の夢または妄想であることが、はっきりと見てとれる。インバルは最近の都響との爆演とは違って、手堅い指揮。ノスタルジックな側面をあまり強調せず、20世紀の音楽らしいモダンさを聴かせようとしているのは、それなりの見識だろう。しかし歌手陣はかなり残念な出来。フィンケは小太りのオジサンという主人公にあまりふさわしくない容貌に加えて、二晩のライヴの編集であるにも関わらず、声楽的にもやや不安定。クリンゲルボルンはなかなか魅力的だが、アップになると老けた顔に見えてしまうのが惜しい。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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