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0 people agree with this review 2023/09/05
パルジファルの神韻縹緲たるをCDに刻んだのはこのopus蔵の復刻だけだ。聖金曜日の奇跡の深々とした響きは、本家EMIもBiddulphも及ばない音だ。もちろんトリスタンも神々の黄昏も素晴らしい音。もうこういうSP復刻をやる人はいなくなってしまったのか。中古を買おうと思った方、早い者勝ち、是非お求めになることを勧めたい。
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演奏については、私ごときが何も言うことはない。ハムが鳴ろうがパチパチいおうが、そんなことは音楽の価値に関係ない。古かろうが何だろうが腹の底から揺さぶられる、もう誰もやらないであろう演奏だ。しかし復刻の素晴らしいこと、改めて思い知った。opus蔵もotakenレコードももうやめてしまったのかな。気を吐き続けるのが平林氏のみか・・・。古い音源の良質の復刻は文化遺産の保存事業だ。継承・継続されていくことを切に祈る。このCD、中古がHMVにあるなら、今のうちですぞ。
0 people agree with this review 2023/08/28
こんなに美しい旋律に浸れるなんて、本当に幸せな60分です。
0 people agree with this review 2023/08/06
太くいい音だ。変なデジタルリマスタリングはいらない。こういう音が聴きたいのだ。otakenレコードもっと頑張って。応援してます。
0 people agree with this review 2023/08/01
良質復刻は他にもあれど、よく聴いています。Otakenもっと頑張ってほしい。よいCDをたくさん出した。
0 people agree with this review 2023/07/23
紳さんに全く同感。グールドが間奏曲10曲だけにまとめた意図も尊重されるべき。なぜop.117-1に始まりop.118-2で終わるのか。10曲だけ聴き終えたときの感銘・余韻の深さ。ブラームス全集成としてならともかく、バラード2曲を漏らす中途半端さ。歴史的音楽遺産の復刻にはこういうところの配慮もセンスのうち。SONYマークも本当にそのとおり。
1 people agree with this review 2023/07/17
これぞ決定版。一時品薄でもう買えないのかなと思っていましたが、買えるならば、まだの方は買っておいた方がよいと思いますよ。
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1 people agree with this review 2023/07/12
大変に楽しみにして購入したものですが、M&Aの同全集新盤に比べるとがっかりでした。未通針の協会盤LP復刻がこれならその協会盤が「?」ですね。トスカニーニ協会って実態はどういうものなのでしょうか?昔「ワルター協会」盤のフルトヴェングラーの復刻CDがありましたが、Testamentや平林氏の復刻がある現在では何の価値もない。「協会盤」=「オリジナルに近い良質マスター」というのは誤解です。 (昔のフルトヴェングラー協会、日本でもフランスでも、は凄かった。)
0 people agree with this review 2023/07/12
モーツァルトを聴くだけでも価値あり。同じコンビの有名な55年の録音とまたちがう味わいがあり、音質は大変良好。orfeoの復刻は良くない。
2 people agree with this review 2023/05/14
数十年前に聴いていた海賊盤LPってこんな雰囲気だったと、一聴懐かしく思った。といっても、その頃細々と流通したオーディエンス録音海賊盤の標準的な音質に比較すれば、このCDはずっとよいほうだ。中の解説にはCD初出ながら、当夜のプロすべてを収めたのはこれが初めてとある。マイクは観客の中にセットされていたようで、歓声や拍手などまるで会場にいるようでその分ステージはやや遠く感じる。FM broardcast recordingと記載されているが、エアチェック音源なのかな。音質は万全ではない、モノラルだ。でもこの臨場感、最高だ。バンドもBlack Dogあたりから俄然調子が上がり、豪華な定番セットリストが絶頂期の演奏で楽しめる。 では、なぜ★四つか。やはりスタジオワークで「作りこまれた」正規のライヴアルバムのつもりで聴くと、音質や「商品としての」完成度について期待外れでガクッと来る人もいるだろうから。正規盤と同じようなものを望む人は避けた方がいい。 しかし、オールドファンの皆さん、むかし海賊盤を正規盤の何倍ものお金を出してでも買って、音が悪いのに苦笑いしながら(やられた、と顔を引きつらせながら)、今の若者にはわからないと思うが、地下流通品の「ビ○ール本」のように、禁制品をこっそり楽しむことを知っている方には、往時を懐かしみその頃は聴くことの叶わなかった「レッド・ツェッペリン」をたっぷり2時間強楽しめる、素晴らしいではないですか、ここまで読んで書いてあることの意味が解ってくださる方には、最高のプレゼントだ。 こういうオーディエンス録音のようなライヴは、近所や家族の迷惑にならないに時に、むしろ大きめの音量で楽しみたい。同好の士とビールでも飲みながらなら、一層楽しいだろう。しかしそれを最高と思う仲間同士というのは、おそらく初老以上の集まり、懐旧の念措く能わざるも、よき時代の遠くなったことに一抹の寂しさも禁じ得ない。 最後に、解説に印刷された当時のポスターによればチケットは5ドルから6ドルまで三段階、ベトナム戦争最中のアメリカ、これが高かったのか安かったのか、私にはわからない。
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7 people agree with this review 2023/04/22
あまりに商品情報が乏しいので、ちょっとだけ補足しておくと、6枚中1973年のライヴが2枚、75年が2枚、あと77年と80年が1枚ずつになっているが、これ以上の情報はないしどこまで正確かもわからない。しかし、収録曲はUから聖なる館までの定番を網羅し、プレゼンス収録のNobody’s fault but mineなどまであり、放送録音となっているが音も十分によい。 77年のライヴは全て聴いたが、いいではないですか。ドラムがほんの少し遠く感じる以外は、ギターはもちろんベースもビンビンなり、ロバート・プラントもまだまだ好調。見るからに怪しげなパッケージであまり期待はしていませんでしたが見事に裏切ってくれ、「永遠の詩」のように「商品」として作られたライヴアルバムにはない「そのまま」のワイルドな良さが残っておりこれは楽しめます。 レコード店でまたは「通信販売」でLPを買いロックを聴くのが当然だった40年以上前は、こういう「海賊盤」はまともに流通などせず入手できても正規盤の倍以上の高値、そして音質はおしなべて当たり前のようにひどいものだった。でも、それを手にするのが如何にも「通」めいていて、なじみの輸入盤専門店で店員の蘊蓄を聞きながらLP漁りをする、そんな楽しみがまだあの時代にはあった。 それがいまはインターネットでこんなライヴアルバムがこんな安価で簡単に入手できる。あの時代にはレッド・ツェッペリンのライブは永遠の詩だけ、音が悪くても海賊盤でライヴ録音をこっそりと楽しみ、それもプレゼンスの頃のものなどあることすら想像できなかったのだ。 この音質もよい、あのころは思いもしなかった「レッド・ツェッペリン」を楽しみながら、ロック少年だったオッサンは往時に想いを馳せるのでした。
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0 people agree with this review 2023/02/08
現代音楽のカタログの中でも重要な曲目を、ツェンダーの演奏で聴くことができる大変貴重な録音である。 こういう記録は、是非多くの人が聴くことができるよう復活させてほしい。 ベートーヴェンの交響曲全集を際限なく生産することや同じソースをフォーマットを変えて発売することよりも、20世紀そして現代の人間の声を同時代人の耳に届けることこそ音楽産業の重要な使命ではないか。 音楽文化は作曲家・演奏者の力だけではなく、企業と消費者の意識の涵養と努力なしでは維持されない。 ちなみに、演奏はフランス国立管弦楽団ではなく、アンサンブル・アンテルコンタンポラン。廃盤後も記録として記事を残しておくのならば、こういう点にも注意を向けていただきたい。
5 people agree with this review 2023/02/04
音いいですね、まともなステレオ。演奏もまだ衰えが来てない。「永遠の詩」と同時期、編集しない一発録りのライヴ、こういうのってジミー・ペイジが大嫌いなブートレッグなのですか?聴く方は楽しめるが権利とかどうなっているのでしょう?HMVが売っているのだから、ちゃんとした品物だと思いますが。こういうものがCDで普通に楽しめるとは一般リスナーにとっては素直に喜ぶべきことなのかな。OLDファンも現代のロック少年も入手できるうちに買った方がよいかも。
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0 people agree with this review 2023/01/23
若年時から今日まで、この曲が「大好き」というには躊躇があることに変わりありません(でも第二楽章は心に染み入ります)。しかしこのCDは、心弱きとき、決断に迷いあるときなど頻繁に取り出し聴き入ります。フランクの音楽もこのCDも何かを解決してくれるわけではもちろんないが、胸中のよどみを静めてくれるような心を少しだけ前に向けてくれるような、とても大切な一枚です。賢しい批評など一切不要、かけがえのない40分弱、平林さん、ありがとう。
2 people agree with this review 2023/01/18
絶頂期だったのだろう、74〜75年ごろののライヴなど比較にならない。 「初来日の熱狂を余すところなく伝える」と書いてあるが、観客の反応があまりに静か、おとなしいので、ロバート・プラントが、”wake up!”とか”You are too much scilent”などと言っている。音質もまとも。昔の海賊盤LPは音が悪かったが、悪いなりに凄まじい迫力だった。
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