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トップ > My ページ > abel.faure さんのレビュー一覧
検索結果:4件中1件から4件まで表示
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2022/03/07
明るく洗練された如何にもフランスのオケの音が溢れる演奏である。展覧会の絵は、ロシアの金管が大地を揺さぶるような土着の迫力を求めている方には不向きかも。古典交響曲は整然とした古典的な佇まいのなかに、プロコフィエフの斬新な書法が冴える名曲。また大変難曲としても有名である。たてえば第四楽章のフルートアンサンブルは破綻をきたす箇所として維持悪く耳をそばたたせる場面でもある。ここでも管楽器王国のオペラ座オケは難なく鮮やかなアンサンブルを聴かせている。総じてフランスのオケの愛好家にはたまらない魅力をもつディスクである。
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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/05/07
繊細な趣の曲が集められているこの曲集を、ジュリエット ユレルは繊細で美しい音色のフルートで演奏している。ビブラートを少なめに低音部の倍音も押さえて、フルートの音色が持つ’風の息’の感触が伝わってくる。私の好きな音色である。勿論共演のエレーヌ クヴェールのピアノとの息もぴったりだ。フランスの作曲家の作品は楽譜通りに演奏しても、なかなかその良さが伝わらないが、フランスの演奏家が演じると、何とも言えぬニュアンスとデリカシーが出てくるものだ。彼らフランス人のDNAかな。BGMとしても楽しめる。
リヨン国立管弦楽団はクリビュヌの指揮でドビュッシー管弦楽全集を聴いたが、大変素晴らしい演奏であった。パリ管、フランス国立管のような華麗さはないものの、シンプルでナチュラルな音色は好感が持てた。ここでの演奏も、バレンボイム指揮パリ管のベルリオーズ全集と比べて同じ印象を持ったが、自然な音楽の流れはやはり魅力だ。スラットキンも長大な曲を大変よくまとめている。
バレンボイムはパリ管を十数年に渡って率いたわけだが、代々パリ管の音楽監督の中でも飛び抜けた長さだ。最初は水と油にさえ見えたこのコンビも結局相性が良かったのか……多くのディスクを残してくれたが、中でもこのベルリオーズ全集はパリ管にとっても記念碑的なディスクだ。ベルリオーズの常軌を逸したとも思える多くの作品を素晴らしい演奏で残してくれた。「イタリアのハロルド」が収録されていないのが残念だが………………
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