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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/07/30
既知のなかに未知をもとめ、より強度な未知の光明によって既知をふたたび輝かそうとする志向。鼓動するテクスト『シュルレアリスム宣言』心の純粋な自動現象。思考の実際上の働きを表現しようとくわだてる。美学上ないし道徳上のどんな気づかいからもはなれた思考の書きとり。シュルレアリスム作文、または下書きにして仕上げ。文学とは、どこへ行きつくかもわからないひどくみじめな道のひとつであるということを、しっかり自分にいいきかせたまえ。ほんとうの目標を達成に行きつけるかどうかは、もはや旅人の忍耐ひとつにかかっている。と圧倒的な表現力の備わる文章に考えさせられる名著。
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『 数学する身体 』風景はどこかから与えられられるものではなくて、絶えずその時、その場に生成するものなのだ。環世界が長い進化の来歴の中に成り立つものであるのと同様に、風景もまた、その人の背負う生物としての来歴と、その人生の時間の蓄積の中で、環境世界と協調しながら生み出されていくものである。まるで風景に誘われるようにして、数学をするのだ。絶えず動き続け、変容し続ける数学の、果てしない可能性の方に目が向くようになったのだ。身体的確信を深めていくために関心を集めていくのが数学である。数学は身体の能力を補完し、延長する営みである。〜素晴らしい内容の一冊。
『 茶の本 』名著が、おもむきのある味わい深い写真の数々と合わさり、新しい装い、新しい感覚で、現代に蘇っている。従来のものの読み応えはもちろん、写真が加わることで、視覚的にも感覚的にも訴えかけて来る効果を生み出しているようだ。
『 ぶらっとヒマラヤ 』これは、行ったことある人だけが言える、実行力ある人が表せる余裕の堂々のタイトルだなぁ。と惹かれて読んでみたら、文章もとても面白いし、真面目に考えさせられる内容でもある。「生の確かさを実感したいといった欲望が、人の中には意識するにせよしないにせよ、備わっているのではないか。」さまざまな経験を通じては、乗り越えて来た人の言葉の重みが随所に感じられる。「山登りとは何につけ、自分を知るための行為なのだ。自分を知る。簡単なようでいてこれが実に難しい。」と言っていたり、人生に通じる大事な考えや思いが詰まっていて、素晴らしい一冊です。
『 博物館の世界 』博物館側からの視点を知り深めることができて、とても面白い。博物館に行った時の見方や心構えが増幅できる思いです。裏側の話しは、展示を見に行っても知れないことも書かれてあり、貴重でありがたい。それにしても、著者は6300館も博物館を歩き回るなんて、仕事でもたいへんであるだろうに、心底好きだからこそできる偉業とも言える行為だなぁ、と感心したり。詳しくて、楽しめます。
『 産業遺産 』今ではこのような造りの建築物も珍しいなぁと、思える写真の数々に見入ってしまいます。時代を築き上げて来た当時の空気感が潜んでいたり、雰囲気がにじみ出ていたり。それぞれの場所が味わい深い印象を備えていたりして、とても見応えあります。現代へと繋がる歴史的な背景を伴う、各所のその重みや厚み。本を通じて知れて、良い内容です。
『 旅のつばくろ 』国内の旅の空気感や雰囲気を、素晴らしい文章を通して味わえます。「 一瞬と一瞬 」という話しでは、地球外生命体との出会う確率の話しをもとに、偶然の再会の確率を、照らし合わせて語っているところが、とても面白い。「広大な宇宙空間と人間にとっての悠久の地球時間が、私の体の中でクロスしていると感じられてきたのだ。」とかっこいい表現が楽しめたり。連載は終わりでも、旅はまだ続いていると。いろいろな旅の場面が堪能できて、とても良いです。
『 東京レコード散歩 』自分にとっては、東京の街並みも昭和のレコードジャケットもどちらも新鮮で、知らないけれど強く興味が持てる詳しい内容で、とてもありがたいことです。街を歩き回る視点の文章を堪能しつつ、見たことないアートワークを眺めているだけでも、楽しい気分が得られて満たされるようです。本を通じての、照らし合わせながら進みゆくような感覚の体験、充実の素晴らしい一冊です。
『 風邪の効用 』一度だけ、眼を通してみて、考え方を知るだけでも、日常生活に生きてくる素晴らしい内容だと思います。〜 風邪を引くような体の偏りを正す、生活を改め、経過を待つべきである。風邪は体の掃除。安全弁としてのはたらき。風邪は自然の整体法。体癖修正。偏り運動修正。潜在的偏り疲労の調整。治さねば治らぬもののようには思い込まない。〜 などなど、シンプルに気の持ちようを改めなおしたり、普段からの心構えに後押ししてくれるような、心強い発想がたくさん溢れていたりします。名著。
人間の本能の部分に通じている音の呼び込み。天地や大自然と祈り繋がるように歌い奏でては踊り、静けさへと捧げゆく音楽の美しさ。『 REQUIEM 』鳥のさえずりからはじまる。民族的な笛や弦の音色、土着的な打楽器の音。景色に溶け込むような歌声。そして何と言っても背景に醸し出しているただならぬ雰囲気。どこかしらエクスペリメンタルな空気感のただよい。懐かしいような、新しいような、近くて遠い不思議な印象で魅了していく楽曲群。一聴すると前衛的なかっこいい感性を発してはいるように思えるけれども、たまたま立ち寄った地域のお祭りのような、気軽な入りやすさも感じられる。さまざまな要素を匂わせながらも、耳障りの良い仕上がりになっているからであろうか。安心してひたれて、心に響き染み入り来る感動もある。かと思えば終盤手前の勢いづきの力強さに驚かされる。ひときわ壮麗な長尺の盛り上がりもある。浮遊感ただよう綺麗な音響の中を流れ行く語りと微かに聴こえる歌声の良さ。予感を感じさせながらのさざなみのようなかすかな聞こえ。聴き終えては余韻を残している、しずまりのあたたかさ。一枚通しての聞き応えに音楽の喜びを覚える。
『 暮らしの中にある日本の伝統色 』美しい写真と詳しい解説で、見やすくわかりやすい配置で展開してくれている。つぶさに意識高く色を捉えてゆく視点の持ち合わせに感心してしまいます。普段の使用している色の表現の幅を堅実に広げてくれる充実の内容です。古来からの和の持つ雰囲気の奥ゆかしさと落ち着き。眺めては、調和の感覚を見出しながら、守られて来た伝統のありがたさを思いながら、あらゆる色彩に触れて、まなべたり楽しめます。
果てしない響きは、日々の循環の一端か?あらゆる時期と、季節を巡り、夏の景観に隆盛を魅せては、発せられてゆく瞬間の輝き。『 Endless Summer 』自然のはしばしから語り来るようなこまやかな粒子や何かしらの気配。さまざまな環境から滲み出たり溢れ出たり輝き出したり、感じ取れば感じ得る程に浮かび上がり来る音の図像。繊細であったり、鮮明であったり、琴線や郷愁に触れては代わりゆく、織り成されては組み上がり、結ばれては解けてゆく残像。
『 世界の美しい色の鳥 』色ごとに分けられて、並べられてはいるが、その中でも多彩さと多様さに、その個性の持ち合わせの豊富さに驚いてしまう。人間の場合は衣服による色彩と装飾だけれども、体の一部がこの仕上がりなんだなぁと、それぞれの鳥の美しさや綺麗さ、自然の偉大な不思議さと世の中の広さに感心しきり。いろいろ居る鳥を眺めては楽しめます。ニジキジ。カンムリシャコ。ハイイロホシガラス。エリマキシギ。シロゴイサギ。はじめて知る鳥たちも居て、充実の内容に心も飛び出す勢い。
『 トリノトリビア 』 鳥のことをわかりやすく広く伝えるためなのか、楽しい雰囲気づくりと面白い表現が多用されている内容になっています。その内容の濃さと情報量の豊富さに、逆により真面目に向き合って、真剣に読み込んでしまう。鳥の生態というか生活というか、その生き方に考えさせられたり、鳥側の視点のことを思ったり、充実しています。
『 世界で一番美しいイカとタコの図鑑 』 幼い頃から知っている生き物のようで、大人になるにつれて、その不思議さと奇妙さに理解が追いつかず、どのような生き物か把握しきれていないことに気づく。この本を眺めていると、容姿の神秘さと凄さに、さらなる謎を深めてしまう。世の中にこのような生き物がいるのだなぁと、表面の透明感や光沢感や発光感に、おびただしい色彩や、多様で複雑な形態や、流線の見事さ等、アート感覚溢れる存在に、未知なる生態への興味がより一層深まる。そして、これほどまでのクオリティーの写真をどの様に撮っているのだろうとか、感心しきってしまう。充実の見応え。
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