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0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/12
若き日にむさぼるように読んだ「知的生産の技術」。このインターネット・スマホ時代に未だ絶版になっていないと最近知るに及び、驚きを隠せませんでしたが、その約20年後に発刊された続編ともいえる本書は、どうも絶版の憂き目にあってしまったようです。情報は古いですが、知的生産の心構えを学ぶのに持っておきたい本ではないでしょうか。
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昭和十年代のまさしく著者・安田武さんの「読書私史」です。個々の作品についても詳しく描写されており、何より文章から時代のにおいが感じられ、ノスタルジックを感じずにはいられません。エッセイとして読んでも楽しめると思います。
読書論的な本かと思って手に取りましたが、そう簡単ではありませんでした。大学時代に初読したときは「もう少しわかりやすくならないかなぁ」なんて生意気な感想を抱いていました。新書にしては、少々難しすぎるきらいがあるのではないでしょうか。
若き日にむさぼるように夢中になって読んだ本である。色々と参考にさせてもらったが、特にカードに関する部分は、やり始めたものの結局面倒になり断念したことが思い出される。しかし、このインターネット・スマホ時代になっても、絶版にならず読み継がれているのは驚きである。
絶版になっていることからもわかるとおり、現代に読むにはそぐわない、いや時代が合わないかもしれない。明治に生まれ、探偵小説に没頭した少年時代、マルクス主義に触れた高校時代、弾圧の嵐の中で医者になり、太平洋戦争で軍医として駆り出された著者の読書を通じて語る自叙伝として読めば、興味津々である。
若き日にこの手の読書論的な本にはまり、何度も読み返した本書。錚々たる知識人が語る「私の読書法」、どれもこれも示唆に富んで興味深い。特に、杉浦明平「一月・一万ページ」は圧巻である。読んで字のごとく1カ月で1万ページ読書する、いや義務とするというもので、私も影響された口である。
言わずと知れたあの小泉信三先生の本である。古い本ではあるが、そのことを承知で読めば非常に有用で示唆に富んだ良著である。「人生は短く、書物は多い」、若き日頃に真剣に悲観的になっていた自分が思い出されます。
若き日に同著「日本の近代小説」とセットで読んだ本です。厚い本ではありませんが、内容は非常に効率的にそれでいてきちんと書かれています。現代小説とは……なんて愚問はさておき、大正から戦後の日本文壇を知る好著であるのは間違えありません。
インターネットもスマホもない時代、本の役割は今から想像できないほど大きかったように思う。自分も色々な岐路に立った際、随分と本のお世話になった。そんな頃に手に取った本書、ここから読書の楽しみは始まったといえる。イギリスの作家・モームが書いた示唆に富んだガイドブックである。
大学を2年で中退し人生に悩んでいた若き日、むさぼるように本を読み漁った。当然インターネットもスマホもない時代、本の果たすべき役割は大きかったのだ。入門書としてよりも、文学に向かう心構えを教わったのが本書である。
0人の方が、このレビューに「共感」しています。 2021/04/10
ヘミングウェイ作品で最初に読んだのが本作。ノーベル文学賞云々はともかく本当に吟畜に満ちたいい作品です。ハードボイルドの代表格と言われる乾いた文体に人間の悲哀が交錯し、それでいて小難しくなく読み進められる傑作だと思います。
あまりにも有名な冒頭のシーンで度肝を抜かれ、あとは淡々と進むストーリー。これが何とも言えない無常観を醸し出し、作品を形どっています。不思議な魅力に流れるよどんだ空気感、それに読者も侵されずにはいられないのです。人生に疲れた時、ふと立ち止まって読み返したくなる本です。
若き日に名作として手に取った本作。最初は何がおもしろいのかわかりませんでした。ただただ、むかつくだけの不条理な作品、そんな感想しか持ちませんでした。ただ、それがテーマなので仕方がないと割り切れば、文学作品としては読みどころはあるのかもしれません。
妻が大好きだったアニメ「ガンバの大冒険」。同世代なのになぜか私は見たことがなく話についていけません。そこで手に取ったのが原作であるこの文庫です。素直に面白かった……ただ、白イタチがあんなに恐れられていたのにあっさりって感じがもったいないと思いました。その後アニメも見る機会がありましたが、同様の感想でした。しかし、挿絵のすばらしさには目を奪われます。そのために今でもページをめくることがあるくらいです。
いよいよ物語も佳境の下巻です。まさに圧巻、憎し朝廷に坂上田村麻呂、蝦夷の阿弖流為、様々な戦略と人間模様の応酬に目が離せません。ただ、もう少し心理描写がほしかった気もします。そして涙なくして読めないラストシーン、ネタバレを避けるため濁しますが、複雑な心境に襲われます。
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