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ブラームス(1833-1897)

SHM-CD ドイツ・レクィエム フリッツ・レーマン&ベルリン・フィル、聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊

ドイツ・レクィエム フリッツ・レーマン&ベルリン・フィル、聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊

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    eroicka  |  不明  |  不明  |  2014年02月08日

    レーマン晩年の畢生の名盤。こういう中古LPマニアしか知らぬような音源を広くCDとして幾度か発売するDGのセンスには敬服する。渋い響きを基調に77分かけじっくりと癒しと苦悩を歌い上げる。同時期にケンぺもベルリンフィル・聖ヘトヴィヒ大聖堂聖歌隊と録音しているが、ソリストが豪華なだけで同様に遅いテンポで敬虔さと渋い響きに貫かれた演奏になっている。先日、老いた親類が天寿を全うして相次ぎ逝ったのであるが、こうした気高いレクイエムを聴いていると、彼岸へ旅立った人への追悼の念と同時に、われわれ残された生ける者たちの心の浄化をもたらしてくれるものであるとも気づかされる。両盤ともぜひとも併せてご堪能いただきたい。ステレオ録音でないだけで実に聴きやすい音だ。「障害を乗り越え」だの「波乱万丈の人生」だの音楽と無関係なストーリーに踊らされゴーストライター問題まで起きるような昨今のクラシック界の恥ずべき風潮だが、そうした夾雑物がいかに音楽鑑賞の妨げになるかを、こうした往年の名盤たちは静かに語っているように思える。

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