チェリビダッケ・エディション第2集 ブルックナー:交響曲集、テ・デウム、ミサ曲第3番(12CD)
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konaka | 広島県 | 不明 | 2013年01月26日
DG盤と比べると、かなりのテンポの遅さを感じ、聴き続けることが辛くなることがありました。 晩年のチェリビダッケの良さがわかるには、修業が必要かなと感じました。2人の方が、このレビューに「共感」しています。
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EIHIKO | 埼玉県 | 不明 | 2012年10月19日
まず、このボックスは驚くほど安い。で、チェリビダッケのブルックナーだが、確かに演奏は凄いとは思うが、私はどこかに違和感を感じている。3番や4番は、丹念な音響だがとても冷たい。7番も冷たい。8番なんかはいいかもしれない。かつてはすばらしい演奏だと聴いたが、朝比奈やらシューリヒトやらクナッパーシュブッシュに慣れた耳には、別ものだ。あまり考えたくないが、チェリビダッケというのは、精神性や心の内面の表現者ではなく、表面の物理的音響の美学を追究した表現者ではないだろうか。同じ路線の代表者はカラヤンだが、フルトヴェングラーの後継者というのはまったく違っていて、彼は音響主義者ではないだろうか? ブルックナーが構築した建物は、じつに立派に見せてくれるが、その建物のなかには、人というか心というか、魂というものが抑圧されているように見える、いや、聴こえる。ブルックナーには、どんなに鈍重でも、自由さや明るさが表現されないと、私は楽しめない。しかし、音響的表現では、随所に美しく厳しい響きがある。録音は、まあまあか。しかし、これだけ聴けてこの値段は安い。ミサ曲はなかなかよいかも。5人の方が、このレビューに「共感」しています。
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