トップ > 音楽CD・DVD > クラシック > シベリウス(1865-1957) > 交響曲全集、管弦楽作品集 デイヴィス&ロンドン響(7CD)

シベリウス(1865-1957)

CD 交響曲全集、管弦楽作品集 デイヴィス&ロンドン響(7CD)

交響曲全集、管弦楽作品集 デイヴィス&ロンドン響(7CD)

商品ユーザレビュー

星4つのユーザレビュー > すべてのユーザーレビューを見る

レビューを書いてみませんか?

レビューを書く

検索結果:3件中1件から3件まで表示

  • ★★★★☆ 

    ニャンコ先生  |  Tochigi  |  不明  |  2013年03月16日

    自分でスコアを読んで「この曲、この楽章、この箇所はかく演奏すべし」とイメージできるほどの専門技能を培った人でない限り、シベリウスはなるべく多くの全集を揃えて聴くことをお勧めしたい。同じスコアからこれほど違った音響が生み出され、物語が語られ、風景が描かれる作曲家は、20世紀の人としては他に見当たらないからだ。デジタル録音に限っても、ヤルヴィ指揮エーテボリ旧録音、ベルグルンド指揮ヘルシンキ、同指揮ヨーロッパ室内、ブロムシュテット指揮サンフランシスコ、マゼール指揮ピッツバーグ、ヴァンスカ指揮ラハティ、オラモ指揮バーミンガム、と聴きごたえのあるセットが驚くほど廉価で入手できた。これまで、興の赴くままに聴き比べ、多くの感動と発見を得てきた。そこにまた、買わずにはいられないデイヴィスのセットが廉価で登場した。さっそく購入し、聴き通して感じたのは、「何かちょっとズレてないか?」という違和感であった。表現が人間臭すぎ、演出が大げさすぎるという違和感である。交響詩がどれもR・シュトラウスの交響詩のように演奏されている。交響曲の各楽章が交響詩のようにドラマ化されている。それぞれ例を挙げると、「夜の騎行と日の出」について作曲者は一騎の騎行と語ったとされるが、この演奏で聴くと、けっこうな数の軍勢か御供を率いた武将か貴人の映像が浮かぶ。交響曲7番は世評高い演奏であり、確かに完成度はすばらしいのだが、R・シュトラウスやワーグナーを思わせる巨大な音響が、曲の本質を覆い隠しているように聴こえる。私にとっては、これまで入手した全集のなかで、(感心はしたものの)感動することが最も少なく、(シベリウスの音楽についての)発見の最も少ないセットとなった。

    6人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    ユローヂィヴィ  |  大阪府  |  不明  |  2012年12月24日

    シベリウスの管弦楽作品は管楽器、特に金管楽器群による和音の美しさに特徴があるが、ロンドン交響楽団のトロンボーンなど芯がしっかりしてなおかつ柔らかくて和音の流れもスムーズに演奏している。

    3人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

  • ★★★★☆ 

    arabandaluz  |  山梨県  |  不明  |  2006年08月07日

    レビューに散見される「少々凭れる」という感想については、確かに4番、5番、6番、7番の経過句の部分の扱いが苦しいですね。全集としてはボストン響のものとどちらがいいか判断しかねている状況でけっしてこのLSO盤が決定盤とは断言しかねます(音質の古さを差し引けばボストン響でしょうか)。しかし、第1番、クレルボ、レンミカイネン、フィンランディア、悲しきワルツ、タピオラ、夜の騎行と日の出の出来が良く、7枚目のフィンランディア〜夜の騎行までの4曲の管弦楽曲はこの全集の白眉と思います。 手元に置いといて損はない全集です。

    5人の方が、このレビューに「共感」しています。

    このレビューに 共感する

検索結果:3件中1件から3件まで表示