蓮華人  |  船橋市  |  不明  |  2007年03月20日

マア賛否がこれ程かしまがしいのもいいことだ。全ての意見は、それぞれの想いにおいて正しいと思う。楽聖なのかピアノなのか、あるいは作品論なのか、また感性のみなのか、てんでばらばら。アンネ・エランの演奏はピアノという楽器の響きを最大限引き出すものの、どんな低音でも一音一音、溶け込ませず、ぼやけさせない。しかし即物的で冷徹というわけでもない。このあたりが好憎を二分する結果となったのだろう。ただ、最も新しい響きで、楽聖が自ら弾いた時代の音を再現することに懸けたエラン女史に心から敬意を表したい。

 

ドビッシー阿佐ヶ谷  |  杉並  |  不明  |  2006年11月10日

名も知らぬ北欧のピアニスト。カタログにニキタ・マガロフの薫陶を受けたとあり、超特値につられて購入した。 本当に「掘り出し物！！」。 数十年前、ニキタ・マガロフの実演に接して感動した思い出が蘇ってきた。 強靭なフォルもマガロフ直伝だと思われ好感がもてる。

 

KM  |  Hakata  |  不明  |  2006年08月23日

これは掘り出しものです。したがって一票。

 

sf  |  福島県郡山市  |  不明  |  2006年07月22日

あえて再投稿します。 悲愴がすばらしい！！！！！ 涙がでそうになりました。 「悲愴」でこの人に勝る人はいない。そうなんですか？

 

sf  |  福島県郡山市  |  不明  |  2006年07月15日

少し音的に大人しいかなと思ったが、何回も聴いていくうちに不思議とその世界にひきづりこまれる感じ。

 

ホセ・リー  |  愛知  |  不明  |  2006年07月14日

以前に店頭で買いましたが、悪くないですよ。全集として聞くにはこういう演奏の方が聞きやすいです。音も良いし好感持てます。曲はやはり順番どおりがいいですね。ｹﾝﾌﾟの三大ｿﾅﾀ持ってますが、これをダメ！と切り捨てるのはどうでしょう？ｿﾅﾀ全集欲しい人にはお勧めです。擁護したくなってﾚｳﾞｭｰしました。こういう賛否両論が激しいCDはどこか魅力があるんです。しかしさらに安くなってるのが悔しい！

 

マーコロリン  |  所沢  |  不明  |  2006年06月05日

ぼろくそに罵ってるレヴューも多いが、レーベルや演奏者を伏せて聴かせて、そこまで罵れる人が何人いることやら。アラウ、バックハウス、グルダ、ブレンデル、ハイドシェックいろいろ集めましたが、もうあんまり違いが気にならなくなってきた（わからないだけかもしれない）。いい音楽ききたいなというときにこのディスク結構聴いてます。お金たまったら今度は、ケンプの買ってみたいと思ってますけど。

 

たーこ  |  京都府  |  不明  |  2006年05月07日

私は、この演奏はそんなに悪くないと思います。でも、こういう全集モノってのは第1番から順繰りに聞いていきたいタチの私には、このバラバラな収録順がかなりイライラさせるものがあります。演奏にはあまり文句はありませんが、いくら無駄なく曲を詰め込むためとはいえ、順番どおりに収録してほしかったなあ...って思ったのは自分だけだろうか。

 

DAI  |  愛知県  |  不明  |  2006年03月15日

いや、みなさんこのアンネ・エランドの演奏がだめ!、いまいちなんて寸評が出てる様ですが、決して悪くないです、細かい処は、演奏家の曲目演奏に対する考え方あるかもしれません、でもニキタ・マガロフに大変な評価を受けたピアニストである事も..デンマーク、オランダ、ルクセンブルクのピアニスト達が考えるベートヴェンのピアノソナタがいつもポリーニやバレンボイム、アラウ等どちらかと云うと叙情的な演奏に聞き慣れてみえる方からすれば多少違和感があるかもしれません、でも、今回収録されてます29番のハンマークラヴィーアはどうでしょう？

 

佳田玲奈  |  京都  |  不明  |  2005年12月11日

虚心に聴きましたが、不満の多い演奏です。スコアを単になぞったような単調な弾き方と強靭な打鍵は、求心的な演奏とはいえず、音楽的な統一性にやや欠けています。また使用楽器や調律のせいもあって、奏でられる硬質で金属的な響きと音色は決して色彩感が豊かとは言えず、感興をそぎ、ただただ聴いていてストレスを感じさせます。少し金銭的な投資をしても、何回も鑑賞出来るような演奏を探した方が、結局は色々な意味で安い買物になると思います。

 

はまぐり五文  |  京都市  |  不明  |  2005年04月05日

ピアノ教室に通っている子供に、楽譜と一緒に買わせる為の参考CDとしてはあらゆる意味で最適のセットでしょう。とにかくベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集はシュナーベル以来名盤数多。あのイヴ・ナット盤ですら、ほとんど変わらない価格で入手出来る今日ですから、特にこのセットを購入する理由は、芸術体験の問題としては、やはりあまりないと感じます。それにしてもベートーヴェンの新しい録音を売り出す事の難しさを思い知らされたセットでした。

 

岐路  |  兵庫県  |  不明  |  2005年03月27日

芸術とは残酷なもので、一流の演奏ですら大巨匠の至芸には遠く及ばないのだなぁ、と妙に鬱々してしまう10枚。緩徐楽章では穏やかな「歌」に惹かれはする。しかし、彼女のタッチは強靭というよりは力任せで、ヒステリックにさえ響いてしまう場面もある。買ってみなければわからない話だが、同じ２千円ならバックハウス、ヴェデルニコフ、ミケランジェリ、リヒテルらの１曲に費やしたかった。

 

シューベルト団  |  鹿児島  |  不明  |  2005年03月27日

ベートーヴェンのソナタ全集が買えずにいたところこの価格、迷わず購入しました。他の大家に較べて確かに不足する部分もありますが、聞き進むにつれ鳴っているのは若き日のベートーヴェン、全曲を聴けるという喜びの方が前述の不足感より遥かに大きく、新たな発見もあり彼の作曲家の偉大さが今更ながらしみいります。それにしてもハンマークラヴィーア良かったなぁ。

 

淳  |  大阪市  |  不明  |  2005年03月14日

全編を通して丁寧で、端正な演奏だと思います。でもこの値段だから買ったのであって、高かったら無理して欲しいとは思わない。

 

いやみなぶらいあん  |  東京都世田谷区  |  不明  |  2005年03月03日

女流らしからぬ打鍵の力強さとダイナミクスがベートーヴェンの様式と合って素直に楽しめる。一部中期以降の曲では逆にテクニックの不明瞭な部分もありこのあたりが難しいところ。録音は鮮明で高音域など美しい。いずれにしてもﾍﾞｰﾄｰｳﾞｪﾝのソナタの素晴らしさを再認識した。特に初期の作品のなかにもすでにハイドンやモーツァルトとも異なる彼独自の楽想が散見されて改めて感銘を受けた。