交響曲全集 ガーディナー&オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク(5CD)
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candi | 福井県 | 不明 | 2010年03月09日
ガーディナー&オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク演奏は器楽的には非常に高レベルであり、古楽器の集団と思えないくらいの集中力と推進力が有るが、バッハやベートーベンには、音自体が硬質で軽く、それゆえ演奏自体の重みが無いように感じられてしまう点が大きな問題で、好き嫌いの分かれるところ。リヒター&ミュンヘンバッハと比較すると解りやすいが、演奏レベルは劣っても、音質や指揮者の解釈で補って余りあるものが厳然と存在している。バッハの無伴奏チェロ組曲において、録音の新しさや、技術面では、ヨーヨー・マがずば抜けているが、1960年のフルニエのバッハの気品と重厚さにおいて勝てないのはなぜかということと同じ問題だと思う。そういった観点で、この演奏に感動しない人が出てきてもやむを得ない。14人の方が、このレビューに「共感」しています。
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