DVD 輸入盤

『トスカ』全曲 シュトゥルミンガー演出、ティーレマン&シュターツカペレ・ドレスデン、ハルテロス、アントネンコ、テジエ、他(2018 ステレオ)(日本語字幕付)

プッチーニ (1858-1924)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
748308
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明


2018年ザルツブルク復活祭音楽祭のライヴ!
ティーレマン&SKDによる『トスカ』
ハルテロス、アントネンコ、テジエの三者が繰り広げる劇的なドラマ
シュトゥルミンガーの演出の驚きのラスト!


2018年のザルツブルク復活祭音楽祭のライヴ映像。ザルツブルク復活祭音楽祭は1967年にカラヤンにより設立され、2013年よりベルリン・フィルから、ティーレマン率いるシュターツカペレ・ドレスデンが音楽祭を引き継ぎ、2017年に創設50周年を迎えました。節目にあたる2017年には第1回公演のカラヤン演出の『ワルキューレ』が再演され話題となりました。
 そして2018年はプッチーニの名作『トスカ』。1800年のローマを舞台にした愛と欲望のサスペンス・ドラマを、ミヒャエル・シュトゥルミンガーの新演出で上演しました。同音楽祭では、カラヤン&ベルリン・フィルによる1988年、1989年の上演以来となります。
 トスカには、いま人気・実力ともに絶頂期にあるアニヤ・ハルテロス。艶やかで豊かな声量をもち、表現力も抜群で迫力のあるトスカを演じています。そして情熱的な歌声のラトヴィア人テノールのアレクサンドルス・アントネンコがカラヴァドッシ、フランスを代表するバリトンのリュドヴィク・テジエが威圧的なスカルピア男爵を演じキャストも豪華。ティーレマンとシュターツカペレ・ドレスデンによる濃厚な音楽、ハルテロス、アントネンコ、テジエの三者が繰り広げる劇的なドラマ、そしてシュトゥルミンガーの演出の驚きのラストと見ごたえある内容です。(輸入元情報)(舞台写真 輸入元提供)


【収録情報】
● プッチーニ:歌劇『トスカ』全曲


 アニヤ・ハルテロス(トスカ)
 アレクサンドルス・アントネンコ(カラヴァドッシ)
 リュドヴィク・テジエ(スカルピア男爵)
 アンドレア・マストローニ(アンジェロッティ)
 マッテオ・ペイローネ(教会の番人)
 ミケルディ・アチャランダバソ(スポレッタ)
 ルーペルト・グレージンガー(シャローネ)
 レヴェンテ・パール(看守)
 ベンヤミン・アスター(羊飼いの少年)
 ザルツブルク・バッハ合唱団
 ザルツブルク音楽祭および劇場児童合唱団
 シュターツカペレ・ドレスデン
 クリスティアーン・ティーレマン(指揮)

 演出:ミヒャエル・シュトゥルミンガー

 収録時期:2018年3月21,24日、4月2日
 収録場所:ザルツブルク祝祭大劇場(ライヴ)

 収録時間:120分
 画面:カラー、16:9
 音声:PCMステレオ、DTS5.0
 字幕:伊英独仏西韓日
 NTSC
 Region All

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ティーレマンの指揮はここでも見事。『トス...

投稿日:2019/08/29 (木)

ティーレマンの指揮はここでも見事。『トスカ』はプッチーニ諸作の中でも特殊なキャラクターのオペラなので(アバドはさすがに振らなかったが、この作曲家をあまりやらないムーティもレパートリーにしていた)、R.シュトラウスと同じような振り方で押し切ってしまえる。歌にぴったりつけるテクニックもさすがだ。歌手陣ではテジエが出色。一見、紳士的だが実はすこぶる陰険な悪役を的確に表現している。ハルテロスも声楽的には非常に高度だが、この人物の演技性人格の表出という点ではオポライスの方が一枚上手。「歌に生き、愛に生き」のようにしっとりと歌い上げる部分は全く見事だが、スカルピア刺殺シーンなど激烈な部分の演じ方がちょっと型通りで嘘っぽい。アントネンコは相変わらず立派な声だが、演技も含めてひどく鈍重で、私のイメージするカヴァラドッシとは違う。 第1幕冒頭は地下駐車場での銃撃戦から始まる現代化演出だが、以下の一点を除けば特に見るべきところはない。バーデンバーデンのヒンメルマン演出に比べると、オペラへの「現代」の取り込み方が全く下手だ。その一点と言うのは、第1幕から出ている教会付き寄宿学校の生徒の一人が第3幕冒頭の牧童の歌を歌うのは当然としても、カヴァラドッシ銃殺シーンでも少年たちが銃を持たされ、銃殺の役割を担わされるという場面だ。中東やアフリカで問題化している少年兵問題をアピールしたということだろう。最後の「どんでん返し」については一応伏せるが、幕切れ直前の「スカルピアが殺された」ほか、幾つかの台詞を無効にしてまでやる意義のある読み替えとも思えない。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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