人魚の眠る家

東野圭吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784344028500
ISBN 10 : 4344028503
フォーマット
出版社
発行年月
2015年11月
日本
追加情報
:
388p;19

内容詳細

答えてください。
娘を殺したのは私でしょうか。

東野圭吾作家デビュー30周年記念作品
『人魚の眠る家』


娘の小学校事件が終わったら離婚する。
そう約束した仮面夫婦の二人。
彼等に悲報が届いたのは、面接試験の予行演習の直前。
娘がプールで溺れたー。
病院に駆けつけた二人を待っていたのは残酷な現実。
そして医師からは、思いもよらない選択を迫られる。

過酷な運命に苦悩する母親。その愛と狂気は成就するのか。
愛する人を持つすべての人へ。感涙の東野ミステリ。

こんな物語を自分が書いていいのか?
今も悩み続けています。 東野圭吾

【著者紹介】
東野圭吾 : 1958年大阪府生まれ。85年、『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞。12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第7回中央公論文芸賞、13年『夢幻花』で第26回柴田錬三郎賞、14年『祈りの幕が下りる時』で第48回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

総合評価

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映画を中々見に行くチャンスがなかったので...

投稿日:2021/07/22 (木)

映画を中々見に行くチャンスがなかったので、購入。最初に読んだ時はただただ怖い話に思えてしまったのですが、2回読んだらかなり愛情深い話だとわかり、以来愛読しています。

luna さん | 不明 | 不明

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脳死や臓器提供などの問題は、近年で浮き彫...

投稿日:2021/04/11 (日)

脳死や臓器提供などの問題は、近年で浮き彫りにされてきていますが、今作はそれを小説というエンタメの形から捉えた傑作。

まんまる さん | 福岡県 | 不明

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脳死状態になっても愛情を注ぎ続ける母親。...

投稿日:2021/04/09 (金)

脳死状態になっても愛情を注ぎ続ける母親。昔だったら「狂ってる」の一言で片づけてしまったような気がしますが、子を持つ親の気持ちを知った今、もし当事者だったらもしかしたら同じようなことをしてしまうのではないか…そんな壮大な難題を突き付けられた1冊でした。

stelle さん | 東京都 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • starbro さん

    東野圭吾は新作を必ず読む作家の一人です。本作はミステリ色は希薄ですが、脳死、臓器提供、最新の医療の問題を上手くエンタティメントとして加工している感動作です。20世紀の時に21世紀になれば人クローンや人工臓器、ロボットは実現するものと思っていましたが、まだかなり難しいようです。脳を含め、DNA、身体のメカニズムが全て解らないと人に近いロボットは完成しないとのことです。私が生きている間は到底無理そうなので、本作のようなテーマは当分書かれ続けると思います。今年400冊目の区切りの1冊でした。

  • Yunemo さん

    価値基準の難しさ、法的、善悪、好き嫌い、狂ってでも守るべき対象への想い等々。第三者には理解出来ない価値基準の多さそして脆さ。この著に出会った我々読み手に、突きつけられた課題。そんな感じがしてなりません。脳死、臓器移植、この相関を自身で判断ができません。母親の子に対する周りを顧みないほどの執着・狂い、突き詰めると怖くて、完全な思考停止状態。最終章へのプロセス、プロローグとエピローグによる救い、登場人物それぞれの事象に対する葛藤、何だかじんわりとした感情を持って読了。でも、違った結末もあったのではとの想いも。

  • zero1 さん

    幼い娘がプールでの事故で脳死状態に。 脳死は臓器移植とつながっている。 「子供のために狂えるのは母親だけ」という言葉は重い。 素朴な疑問。 本書により臓器や骨髄移植についての理解は深まったのか? 単なるエンタメとして読むだけなら、小説は役に立たないものなのだな。 それは作者に問題があるのか? 単に読者が鈍感なのだろうか? 横隔膜ペースメーカーなど、技術を障害者に生かすという視点は流石。 理系の東野らしさが出ている。 もしあなたが親なら、どういう判断をする? 私なら脳死を認める。 役に立つのなら。

  • NADIA さん

    かなり昔に臓器移植について、とても考えさせられる小説を読んだ。すごく印象深かったのに作者と作品名を忘れてしまったが(^^; この小説はそれ以上に臓器移植について深く考えさせられた。 ほぼすべての登場人物に共感することができた。近しい人が脳死状態になったら、臓器提供を申し出ることができるだろうかと考えてみたが、やはりその場になってみないと分からない。ラストは少々都合が良すぎる感が否めないが、後味が良くまとまっている。さすが東野圭吾!! 

  • かなえ さん

    目の前で鼓動を打っていて呼吸をしているこの子は生きているのですか?それとも死んでいるのですか? 答えの出ない問題を延々と突きつけられているような気持ちになりました。脳死は人の死。でも臓器提供の意思表示をしなければ脳死判定さえされない。脳死判定されていないうちは死んでいない。堂々巡り。答えなんて出るのでしょうか。近年の東野さんの作品の中では一番傑作だったと思いました。

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人物・団体紹介

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東野圭吾

1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年『放課後』で第三十一回江戸川乱歩賞を受賞。専業作家に。99年『秘密』で第五十二回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第百三十四回直木賞、第六回本格ミステリ大賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第七回中央公論文芸賞、13年『夢

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