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交響曲第8番、第9番クナッパーツブッシュ&ベルリン・フィル(50)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TAH207
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
France
フォーマット
:
CD

商品説明

クナッパーツブッシュ/ブルックナー第八&九番
1951&1950年録音。正規の音源によるため、モノラルながら年代の割に音質が良いのが朗報(特に8番)。演奏の最大の特徴は、両曲ともに、改訂版を用いているという点。周知のように、ブルックナーの取り巻きたちによって、後期ロマン派風に変質させられたこのヴァージョンは、劇的な効果を追求した結果としての“改変”が随所に見受けられ、原典版に慣れた耳には楽しい驚きの連続ですが、骨の髄からワグネリアンであったクナッパーツブッシュには、あるいは自然なことだったのかも知れません。何しろ、残された数多くの録音のすべて(第3・4・5・7・8・9番)が、改訂版使用による演奏なのですから。
 そのクナ自身も、後年、ミュンヘン・フィルとの第8番(ライヴ、スタジオ共に)では、ここまで過激なことは行っておらず、終楽章第3主題部など、実に大きな差があります。ちなみに、曲尾のティンパニは、ミュンヘン盤が、クナ独自仕様の三和音叩き分け型、ベルリン盤は、楽譜通りのトレモロ型です。

収録曲   

クラシック曲目

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  • Anton Bruckner (1824 - 1896)
    Symphony no 8 in C minor, WAB 108
    演奏者 :

    指揮者 :
    Knappertsbusch, Hans
    楽団  :
    Berlin Philharmonic Orchestra
    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : , Vienna, Austria
    • 言語 :
    • 時間 : :
    • 録音場所 : 1951, [Studio]
  • Anton Bruckner (1824 - 1896)
    Symphony no 9 in D minor, WAB 109
    演奏者 :

    指揮者 :

    楽団  :

    • 時代 : Romantic
    • 形式 : Symphony
    • 作曲/編集場所 : 1891-1896, Vienna, Austria
    • 言語 :
    • 時間 : :
    • 録音場所 : 1950, [Studio]

ユーザーレビュー

総合評価

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これは素晴らしい。8番は、VPOとのライ...

投稿日:2021/03/01 (月)

これは素晴らしい。8番は、VPOとのライヴは凄いが、このBPO盤の方が、改訂版が表現したいことを分かりやすく再現されていると思う。改訂版が実はブルックナー愛に溢れていることは、ピアノ連弾版の全集を聴いて確信したが、クナのブルックナー愛が、成る程こういう表現を求めているのかということがVPOやミュンヘンよりもよく伝わってくるように感じる。9番は、更に素晴らしく、改訂版がやりたいことは、聴衆を圧倒することではなく、あくまでも宗教的感動を伝えたいという思いからだということが実感できる。やはり、クナは只者ではなかったと改めて実感させられた。

ビアだる太郎 さん | 愛知県 | 不明

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BPOを振ってのクナッパーブッシュのブルッ...

投稿日:2010/12/18 (土)

BPOを振ってのクナッパーブッシュのブルックナーではこの1950年第9番(改訂版)演奏がファンには印象的なものとなっています。1950年録音BPO分でも1/28のスタジオ分と1/30ライブ分がある(ひょつとしたらその他もある?)様で私は前者(こちらの方が有名?)を聴いてのコメントとなります。演奏タイムとしては@22’38A11’03B22’16と第2楽章を除いて大変?速い運びの演奏です。スタジオ録音?らしいのですがライブ張りのモノラルなので録音状況は致し方ありませんが多分指揮者の足の踏み込み音?も入って中々リアルな感じであります。まだクナッパーブッシュ62歳の頃なので元気があったのかなぁ。テンポが速い第1,3楽章の演奏はそうした速い中でも極めて緩急自在の粘っこい自己主張の強いもので・・・さすがBPOアンサンブルも乱れる処もありますがこの辺りはクナッパーブッシュ・ファンならば「こたえられない」んでしょう。ただ凡なクラシックファンである私にはこの演奏にはまだ普遍性を見出せず、豊かな個性的演奏だからと言って百点満点をつけるまでには到っておりません・・・。しかしながら節のぶっちぎりやテンポが速いのは必ずしもこの曲のスケール感を損なうものではなく第1楽章最後の方クライマックスへのブルックナー・アプローチなどはモノラル故の音の団子状態と相俟ってある悠然たる「凄さ」を表出します。奇奇怪怪・・・ドス黒いエネルギー放出の第2楽章の進め様や最早白鳥の楽章というより魑魅魍魎的な楽章に近い演奏となった第3楽章の〆にはちょっと様子が他の演奏と異なる様にも思えました、晩年のクナッパーブッシュの魅力は本盤演奏にも満ち満ちてはいます。1950年と言えば小生などまだ小学校入学前、まだまだ個性的な演奏が様々聴衆を楽しませていた時代を髣髴させ、この第9番を色々な演奏で聴かれている方やクナッパーブッシュ・ファンには一聴をお奨めし私の様にこの曲の滔々たる雄大さに惹かれた一般の方?には・・・、玄人好みというランクの演奏なのでしょう。なお、1958年BSoを振った第9番のものはタイム@20’41A10’05B19’52で更にデフォルメされた表現となっているそうですよ。もう一つの交響曲は聴いておりませんのでとりあえずOKランクとしておきます。(タイムについては盤により多少異なる場合があります。)

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この第九は凄いです。あまり話題になってな...

投稿日:2006/04/14 (金)

この第九は凄いです。あまり話題になってないような気もしますが、これは同じような日付のライブでなく、聴衆無しの放送録音盤です。ライブの方は少しガチャガチャして落ち着きがなく、スケールが小さいですが、このセットの演奏は段違いに素晴らしい!! 第一楽章が鳴り出してから聴いている部屋の空気が変わりました。ライブ盤よりもはるかに高貴で諦念といった悟りの境地が感じられ… と言う事はこの第九の持つ音楽性を的確に表出した演奏という事なのですね。改訂版だか何だか分かりませんが、そんな事はこの際どうでもいいでしょう。

Pianist さん | Tokyo | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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