SACD

交響曲第7番 スクロヴァチェフスキ&読売日本交響楽団(2010)

ブルックナー (1824-1896)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
COGQ50
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
日本
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド

商品説明

ブルックナー:交響曲第7番
スクロヴァチェフスキ&読売日本交響楽団

第7が、第8、第9に匹敵する巨大な霊峰としての姿を現した!

1923年生まれの現役最長老指揮者、スクロヴァチェフスキは、2010年3月をもって読売日本交響楽団の第8代常任指揮者のポストを退任しました。そして、これは桂冠指揮者の称号を得てから初めて行なった公演のライヴ録音です。
 絶賛発売中のブルックナー:交響曲第8番(COGQ47)交響曲第9番(COGQ41)につづき、とうとう期待の第7番の登場です。スクロヴァ&読響のコンビは、この第7番を2005年4月にサントリーホールで演奏しており、そのライヴ映像はDVD(VPBR12470)となって発売されていました。今回のライヴ・レコーディングは、その5年後。同じサントリーホールで、まさにこのコンビの総決算ともいえる演奏が繰り広げられております。
 また、サラウンド音声を収録したSACDハイブリッド盤であるにもかかわらず、コロムビア創立100周年を記念して、税込1,785円という驚異的な価格で発売させていただきます。(日本コロムビア)

【収録情報】
・ブルックナー:交響曲第7番ホ長調

 読売日本交響楽団
 スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮)

 録音時期:2010年10月16日
 録音場所:東京、サントリーホール
 録音方式:デジタル(ライヴ)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND

【スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ】
1923年10月3日、ポーランドのリヴォフ(現在はウクライナ領)に生まれる。数々の歌劇場・オーケストラ、コンクールを経て、現在はミネソタ管の桂冠指揮者のほかザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席客演指揮者でもある。アメリカ国籍を得て、ミネアポリス在住。
 ブルックナーの指揮では世界的に定評があり、ブルックナー交響曲の解釈でマーラー・ブルックナー協会から金メダルも授与されている。ザールブリュッケン放送響との「ブルックナー交響曲全集」は世界中で賞賛され、「カンヌ・クラシック大賞2002(19世紀管弦楽作品部門)」を受賞している。
 読売日響とは1978年に初共演して以来、2000年、02年、05年と演奏を重ね、同年末には「第九」を指揮。07年4月〜10年3月、第8代常任指揮者の重責を担い、10年4月、桂冠名誉指揮者に就任した。読売日響とのレコーディングでは、ブルックナー、ブラームス、R.シュトラウス、ショスタコーヴィチなどのCDをリリースし、いずれも高い評価を獲得している。(日本コロムビア)

内容詳細

第7番を叙情性と宗教性が融合した希有な作品ととらえるなら、スクロヴァさんの人間味あふれる音作りが、これほどすばらしい音楽になるのは当然かもしれない。第1楽章の冒頭から聴き手は心の入り口を開放して、管の音色、弦の響きを受け入れればいい。湧き上がる感動に身をゆだねて聴き入ってしまう。(長)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

ユーザーレビュー

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ついに、2010年10月16日、サントリ...

投稿日:2011/03/12 (土)

ついに、2010年10月16日、サントリーホールにて行われたコンサートにおける超名演がSACDで発売されるに至った。当日は、私もサントリーホールで実際に聴いたが、筆舌には尽くし難い深い感動を覚えた。スクロヴァチェフスキは、同年3月にも読売日響とともにブルックナーの第8を演奏し、それも素晴らしい名演であったが、当日の第7は、それをもはるかに凌駕する至高の超名演であった。本盤は、マルチチャンネル付きのSACDによる高音質録音ということもあって、当日のコンサートでの演奏の約8割以上が再現されていると言えるところであり、当日のコンサートにおける感動を反芻できるという意味においても、そして1785円という新譜SACDとしては画期的な廉価であるという意味においても、素晴らしい名SACDと高く評価したい。コンサートの当日、87歳の巨匠が矍鑠たる姿勢で指揮台に立った時点で、崇高なオーラをコンサートホール全体に発散しており、偉大な演奏を成し遂げる素地が既に出来上がっていたと言える。冒頭の弦楽のトレモロはあたかも聖フローリアンを吹く一陣のそよ風のような至純の美しさであり、その後は、ゆったりとしたテンポによる巨匠の歩みで曲想を進めていく。テンポは微妙に変化するが、恣意的な箇所を聴くことはない。造型は堅固であるが、スケールは雄渾の極み。弦楽器も管楽器も実に美しい音色を出しており、トゥッティにおいても金管楽器はいささかも無機的な音を出すことはない。これは、巨匠スクロヴァチェフスキの圧倒的な統率によるところも大きいが、これに応えた読売日響の抜群の力量も大いに賞賛に値すると考える。特に、第1フルート奏者や第1ホルン奏者は特筆すべき圧巻の技量を誇っていると言える。当日、コンサートホールで聴いていると、ノヴァーク版を活用しつつも第2楽章の頂点でシンバルの一打にとどめたり、同じく第2楽章であったと思うが第3ホルンを特別に響かせたりするなど、スクロヴァチェフスキならではの同曲への深い理解と強い拘りが感じられたが、これほどの高みに達した演奏になると、聴き手は、そのような細部への拘りはひとまずは横においておいて、滔々と流れる極上の音楽にただただ身も心も委ねるのみだ。演奏終了後、しばし間をおいて沸き起こる熱狂的な拍手も、当日の聴衆の深い感動をあらわしていると言える。オーケストラが退場しても指揮者のみが呼び出され、未だ帰途につこうとしない多くの聴衆の拍手喝采を浴びていた巨匠の姿が今もなお目に焼き付いて離れない。スクロヴァチェフスキは来年3月に来日し、読売日響とブルックナーの第3を演奏すると聞く。高齢でもあり若干の不安もあるが、是非とも実現し、素晴らしい名演を披露してくれることを大いに期待したい。

つよしくん さん | 東京都 | 不明

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スクロヴァチェフスキ/読響のブルックナー...

投稿日:2011/03/05 (土)

スクロヴァチェフスキ/読響のブルックナー、今回は格安価格でのもので聴いてみました。私は朝比奈/大阪フィルのブルックナーを良く聴いており、比較すると、読響は大阪フィルよりアンサンブル、技術は上ですが、個性には欠けるものがあり、この音を聴いて読響だ、というアピールには不足します。しかし、スクロヴァチェフスキのブルックナーは王道ものであり、第1楽章から壮大なスケールでブルックナーを表現しており、優美であり、これは、スクロヴァチェフスキが読響を知り尽くしているからなし得たものであり、第2楽章の深遠さに圧倒されました。このコンビ、巨匠指揮者と名門オケと言う雰囲気で、読響の実力はN響より上です。スクロヴァチェフスキのブルックナー、大阪でナマを2度聴きましたが、その時よりスクロヴァチェフスキは深化しています。スケルツォの隙のない表現、フィナーレの高揚も素晴らしいですが、編集をかなり加えた模様で、ライヴの臨場感があまり出てこないのが難点でした。それでも、この価格なら大正解です。デンオンはスクロヴァチェフスキのCDをもっと廉価盤でたくさん出して欲しいです。

恐怖のタヌキ男 さん | 不明 | 不明

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人物・団体紹介

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ブルックナー (1824-1896)

1824年:オーストリアのアンスフェルデンでヨーゼフ・アントン・ブルックナー誕生。 1845年:聖フローリアン修道院の助教師に就任。 1856年:リンツ聖堂及び教区教会のオルガン奏者に就任。 1866年:交響曲第1番完成。 1868年:音楽大学の教授に就任。 1869年:交響曲第0番完成。 1872年:交響曲第2番完成。 1873年

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