ロンドン・フィル７５周年記念ボックスセット第３巻（４ＣＤ）

ロンドン・フィル75周年記念ボックス
第3巻 1983-2007

何といっても話題になりそうなのが、これが初登場となるテンシュテット指揮するベートーヴェンの第九でしょう。1992年10月8日に収録されたこの演奏は、以前リリースされたワーグナー・コンサートの2ヵ月後ということで、演奏内容にも大いに期待が持てます。
　CD2のヴェルザー＝メストにも注目です。オペラとコンサートの両方で活躍し、声楽の扱いに非凡なところを見せる指揮者だけに、多彩なプログラムが面白そうです。
　CD3のショスタコーヴィチは、以前に発売されたSACDハイブリッド盤で、マズアによるなかなか立派な演奏が楽しめます。
　CD4は、頭角をあらわしてきたユロフスキによるショスタコーヴィチの『死者の歌』。

CD1
・ベートーヴェン：交響曲第9番 Op.125『合唱』
　ルチア・ポップ（ソプラノ）
　アン・マレイ（メゾ・ソプラノ）
　アントニー・ロルフ・ジョンソン（テノール）
　ルネ・パーペ（バス）
　ロンドン・フィルハーモニー合唱団
　クラウス・テンシュテット(指揮)
　録音：1992年10月8日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール（ライヴ）

CD2
・R・シュトラウス：楽劇『カプリッチョ』〜フィナーレ（1992年2月25日録音）
・モーツァルト：レクイエムより（EMI音源：1989年4月録音）
・モーツァルト：ミサ曲ハ短調より（EMI音源：1987年2月録音）
・シューベルト：スターバト・マーテル ト短調（1992年10月26日録音）
・ブルックナー：テ・デウム（EMI音源：1995年10月録音）
　フェリシティ・ロット（ソプラノ）
　マイケル・ジョージ（バス＝バリトン）
　デッラ・ジョーンズ（メゾ・ソプラノ）
　キース・ルイス（テノール）
　ウィラード・ホワイト（バス）
　ジェーン・イーグレン（ソプラノ）
　ブリギット・レンメルト（アルト）
　デオン・ヴァン・デル・ヴェルト（テノール）
　アルフレート・ムフ（バス）
　リンツ・モーツァルト合唱団
　フランツ・ヴェルザー＝メスト（指揮）

CD3（LPO0001 既出音源）
・ショスタコーヴィチ：交響曲第1番 op.10
・ショスタコーヴィチ：交響曲第5番 op.47
　クルト・マズア（指揮）
　録音：2004年1月31日、2月3日、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール（ライヴ）
　SACD Hybrid
　CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUND (4.0)

CD4
・ショスタコーヴィチ：交響曲第14番『死者の歌』
　タチアナ・モノガローヴァ（ソプラノ）
　セルゲイ・レイフェルクス（バリトン）
　ウラディミール・ユロフスキ（指揮）
　録音：2006年2月18日、クイーン・エリザベス・ホール（ライヴ）