幻夜 集英社文庫

東野圭吾

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087461343
ISBN 10 : 4087461343
フォーマット
出版社
発行年月
2007年03月
日本
追加情報
:
16cm,786p

商品説明

幻の夜を行く男と女。息もつかせぬ傑作長編!
阪神淡路大震災の直後に、出会った男と女。男が犯した殺人を知る女は、彼を徹底的に利用し、野心を実現していく。だが彼女にも恐るべき秘密が・・・。名作『白夜行』の興奮が再び!

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白夜行の続編?と思われる本作品。 主人公...

投稿日:2021/04/19 (月)

白夜行の続編?と思われる本作品。 主人公は雪穂なのか、と想像を掻き立てられます。 作者が関西出身だけに大震災が物語のベースになっています。

とらばたー さん | 北海道 | 不明

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白夜行では描かれなかった男と女のやりとり...

投稿日:2021/03/16 (火)

白夜行では描かれなかった男と女のやりとりが本作では多く描かれています。ある意味、白夜行を補完しているような印象です。ヒロインの側の気持ちがはっきりとは描かれないのは同じですから女の魔性は失われません。このあたりは非常にうまいです。おすすめです。

aozo さん | 鳥取県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ヴェネツィア さん

    『白夜行』の姉妹編。こちらが後で、5年後に書かれているが、作家があえてこれを書かなければならなかった真意がわからない。というのは、あらゆる点で『白夜行』の方が優れているからであり、本作には補完するものが何もないからである。あの作品の全編に横溢していた緊張感も、また彼ら二人が抱えていた圧倒的な喪失感と絶望感もここにはない。彼らの心理が説明的に語られ、その分通俗化してしまっているのであるから。この作品を単体で評価するなら十分に面白いとは思う。しかし、『白夜行』を読んだ後では薄く引き伸ばされたとの感が否めない。

  • Tetchy さん

    読中様々な思いが去来した本書だが最後に至ってようやく理解できた。これは一人の女の生まれ変わりの物語なのだ。『白夜行』で書かれた19年の道行きに対し、本書の歩みはたった5年。それはつまり美女である唐沢雪穂でさえ、年には勝てなかったという暗喩になるのかもしれない。“花の命は短い”というが、生き急いだ新海美冬はそれを一番感じていたのではないか。三部作になるとも云われるこの稀代の悪女、雪穂=美冬の物語に最後引導を渡すのは加賀恭一郎かもしれない。もしそうだとしたら、東野さんのファンサービスの良さには正に脱帽だなぁ。

  • Kircheis さん

    ★★★★☆ 白夜行の系譜を受け継ぐ大作。 ひたすら上を目指すヒロインの新海美冬。 周囲の男を利用しのしあがっていく姿は正に悪女といえるだろう。 だが、その胸には彼女がただ一人心を許した男性がいた。その男性は既に死んでいた。 ある時、偶然ある男がその男性が過去にしたのと同じように助けてくれた。 だから美冬はその男を信じた。そして同じように利用した。 ラストは白夜行に比べて陳腐に感じるけど、もしかしたら白夜行のエンディングもこれと舞台裏は似た物だったかもしれないと想像してみる。

  • 青葉麒麟 さん

    偽【新海美冬】は今迄一体どんな人生送って来たんだか(>_<) 頭良すぎも考えもん。

  • どんちん さん

    白夜行の延長かどうか、それは、読む人の自由だ。いろいろな観点でいろいろな考えがあり、それを聞く(読む)ことはとても楽しい。主観的な意見もあれば、非常に客観的な、重箱の隅をつつくような点を積み重ねている人もいる。これほど多くの考えがあり、盛り上がるものはないのではと思えるくらいである。それだけ読者の心をつかんだという証ではないか。で、私の考え(感想)は、白夜行から直接つながる話ではなく、パラレルワールドの延長というである。なんとも都合のよい解釈であるが、そう感じてしまったのだからしょうがない(笑)

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人物・団体紹介

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東野圭吾

1958年大阪府生まれ。大阪府立大学工学部電気工学科卒業。85年『放課後』で第三十一回江戸川乱歩賞を受賞。専業作家に。99年『秘密』で第五十二回日本推理作家協会賞、2006年『容疑者Xの献身』で第百三十四回直木賞、第六回本格ミステリ大賞、12年『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で第七回中央公論文芸賞、13年『夢

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