ピアノ・ソナタ全集　ブロンフマン(p)　受注241セット

プロコフィエフ：ピアノ・ソナタ全集(3CD)　

イェフィム・ブロンフマン(p)　

1987-1995年デジタル録音。2004年の来日公演におけるラフマニノフ3番での圧倒的名技と繊細なリリシズムでファンを驚かせた名手、ブロンフマンの代表的なレコーディング。
　1958年生まれのこの名手は、最近リリースされたジンマンとのベートーヴェン3番＆4番での古典様式を踏まえた名演奏や、室内楽での活躍など、非常に幅広い音楽性の持ち主として知られていますが、その本領は何といってもパワフルな超絶技巧にあり、「リヒテルの衣鉢を継ぐ“巨匠の音”を持つ現在唯一のピアニスト」という評さえあるほどで、このプロコフィエフは、そうしたブロンフマン本来の資質にまさにピッタリの曲目といえるでしょう。
　実際、ピアニスト泣かせの難曲として名高い一連の『戦争ソナタ』、とりわけ第7番では、克明な音と重厚な迫力が両立した驚くべき次元の演奏がおこなわれており、このピアニストの凄味を改めて感じさせずにはおきません。録音も優秀です。

・ピアノ・ソナタ第1番ヘ短調 op.1
・ピアノ・ソナタ第2番ニ短調 op.14
・ピアノ・ソナタ第3番イ短調 op.28『古い手帳から』
・ピアノ・ソナタ第4番ハ短調 op.29『古い手帳から』
・ピアノ・ソナタ第5番ハ長調 op.38
・ピアノ・ソナタ第6番イ長調 op.82『戦争ソナタ』
・ピアノ・ソナタ第7番変ロ長調 op.83『戦争ソナタ』
・ピアノ・ソナタ第8番変ロ長調 op.84『戦争ソナタ』
・ピアノ・ソナタ第9番ハ長調 op.103

イェフィム・ブロンフマン(p)

録音：1987-95年［デジタル］


イェフィム・ブロンフマン
世界の一流指揮者、オーケストラから次々に指名を受け、今、最も充実した活動を展開するヴィルトゥオーゾ・ピアニスト。その素晴らしいテクニックとリリカルな音楽は世界中で聴衆を魅了しています。
　1958年旧ソ連タシケントに生まれ、73年イスラエルに移住、87年には米国市民権を取得。イスラエルのテル・アヴィヴ大学でA.ヴァルディに学び、米国のジュリアード、カーティス両音楽院では、フィルクシュニー、フライシャー、ゼルキンに師事。1975年メータ指揮モントリオール響と共演して国際的にデビュー、81年ワシントン、82年ニューヨークで、リサイタル・デビューも果たします。以後、世界各地で演奏活動を展開し、タングルウッドやザルツブルク等主要音楽祭にも招かれています。91年エイヴァリー・フィッシャー賞受賞。