CD

エルガー:エニグマ変奏曲、ブラームス:ハイドン変奏曲、ワーグナー:『パルジファル』より オイゲン・ヨッフム&ロンドン交響楽団、バイエルン放送交響楽団

エルガー(1857-1934)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
UCCG3997
組み枚数
:
1
:
日本
フォーマット
:
CD

商品説明

ヨッフムの『エニグマ変奏曲』『ハイドン変奏曲』、他

ドイツの巨匠、オイゲン・ヨッフムが、意外にも『エニグマ変奏曲』を指揮した興味深いアルバム。オリジナルのLPは変奏曲括りということで、『ハイドン変奏曲』と組み合わされており、今回のCD化に際し、オリジナル・カップリングの2曲に加えて、『パルジファル』〜前奏曲と聖金曜日の音楽が収録されたのは嬉しい配慮。この『パルジファル』からの曲も多分に変奏曲的な性格を持ち合わせた音楽ということで、コンセプトとしては面白いと思います。
 しかしやはり目玉は『エニグマ変奏曲』でしょうか。この作品はイギリス人指揮者たちによってスッキリとした演奏がおこなわれるケースが多いようですが、ヨッフムの指揮はたいへんにドラマティックで起伏が大きく、また、歌うべきところは濃厚に歌わせており、たとえば「ニムロッド」では5分もかけて、たとえようもなく美しくノスタルジックな情感を深い感動と共に呼び起こしています。
 組み合わせの『ハイドン変奏曲』も立派な演奏です。意外にもヨッフムはこの曲を一度しか録音していませんが、ここでも各変奏の描き分けの克明さが印象深い素晴らしい演奏をおこなっています。
 今回のCD化で追加された『パルジファル』〜前奏曲と聖金曜日の音楽は、DG最初期のステレオ録音で、ワーグナーのスペシャリストでバイロイトの常連でもあったヨッフムならでは雰囲気豊かな演奏。

【収録情報】
● ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 op.56a

 ロンドン交響楽団
 録音:1975年3月18,19日(ステレオ)

● エルガー:『エニグマ』変奏曲 op.36
 ロンドン交響楽団
 録音:1975年3月18,19日(ステレオ)

● ワーグナー:『パルジファル』〜前奏曲と聖金曜日の音楽
 バイエルン放送交響楽団
 録音:1957年12月12,14日(ステレオ)

 オイゲン・ヨッフム(指揮)

【20世紀の巨匠シリーズ ヨッフムの芸術】 ヨッフム没後30年記念アンコールプレス
1902年ドイツに生まれ、1987年に亡くなった20世紀を代表する巨匠指揮者オイゲン・ヨッフム。没後30年を記念して、「20世紀の巨匠シリーズ」で発売された17タイトルをアンコール・プレスします。(メーカー資料より)

内容詳細

ヨッフムがDGとフィリップスに残したステレオ録音をまとめたシリーズ《オイゲン・ヨッフムの芸術》からの一枚。彼ならではの重厚で堅固な名演。エルガーとワーグナーは日本初CD化。(田)(CDジャーナル データベースより)

収録曲   

総合評価

★
★
★
★
★

4.5

★
★
★
★
★
 
3
★
★
★
★
☆
 
3
★
★
★
☆
☆
 
1
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
正直言って、平凡。ガッカリです。

投稿日:2024/03/29 (金)

正直言って、平凡。ガッカリです。

カニさん さん | 兵庫県 | 不明

0
★
★
★
★
☆
このCDはレコード時代からの名盤と言いたい...

投稿日:2016/08/05 (金)

このCDはレコード時代からの名盤と言いたいが、これはブラームスを聴くディスク。ハイドン変奏曲については、ベーム・VPO、ハイティンク・コンセルトへボウがお気に入りだったが、今ではすっかりこの演奏に惹かれている。全体的に速い演奏だが、LSOの実力で緻密でなおかつダイナミックな仕上がりとなっている。第1変奏と5・6変奏、最終変奏が特に良い。問題は「エニグマ」だ。私のニックネームからお気づきの方がいるかと思うが。エルガーに対しては特別の感情を持っている。この曲は知名度は高いが、名盤は意外と少ない。最終変奏(EDU)はこの曲の中で最も善し悪しが分かれる。曲想やテンポが次々と変わり、この変化に苦慮し、ゴツゴツして躓くような演奏に陥るからだ。英国の指揮者でもなかなか良いものを見つけにくい。しかし、このCDではヨッフムは健闘していると思う。しっかりとスコアを読んでおり、曲に愛着があることは理解できるからだ。だが最終変奏につては同じ罠にはまっている。また、第8変奏の後半に音が鈍る場所がある。これは演奏上の問題ではなく、録音側に問題がある。批判ばかりで恐縮だったが、「ニムロッド」は素晴らしい。通常は4分代が普通だがこの演奏では5分もかかる。しかし極めて遅いテンポでもしっかりと歌い上げ、クライマックスへと膨らみ、静かに終わる。終わった時には長大な曲を聴き終えたような感動を覚える。おまけのワグナーはかっこよい。だが敢えて入れる必要があるのか?天国のブラームスが怒るのではないのか?

のだめノビルメンテ さん | 新潟県 | 不明

0
★
★
★
★
★
エニグマ変奏曲が、知る人ぞ知る、大ロマン...

投稿日:2010/12/20 (月)

エニグマ変奏曲が、知る人ぞ知る、大ロマンの名演。LP時代からの決定盤。まるでワーグナーを聴いているようだ。イギリスの味などは微塵もない。有名な第9変奏では、ヨッフムのゲルマン魂が炸裂。唖然。正直、彼のブルックナーよりもよほど素晴らしい。

ushio さん | 東京都 | 不明

0

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

エルガー(1857-1934)

近代イギリスを代表する作曲家、サー・エドワード・ウィリアム・エルガーは、1857年6月2日、イギリス中西部ウスター近郊のブロードヒースで生まれました。経済的に恵まれなかったため正規の音楽教育を受けることができず、ほとんど独学で勉強したそうですが、ピアノ調律師で楽器商を営んでいた父親のウィリアムは、生業のかたわら聖ジョージ・ローマ・カトリック教会のオルガニストを務めていたそうですから、やはりその血の

プロフィール詳細へ

エルガー(1857-1934)に関連するトピックス

管弦楽曲 に関連する商品情報

おすすめの商品